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第七章 届かない声
疑心暗鬼
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「───」
「─────!」
苦しい。
熱い。
気持ち悪い。
どこからか声が聞こえる。
此処は何処だろう?
どうしてこんな所にいるのだろう。
身体が、フワフワと浮いている感覚を覚える。
とにかく、起きなければ。
頭が重い中、そんな事を考えながら、マッドは目を開ける。
「は......?」
しかし目を開けると視界は暗闇のままで、マッドは一気に目を覚まし、思わず飛び起きた。
「なんだ、ここ」
マッドは辺りを見回すも、周囲は闇に包まれていて何も見えない。
自分の手足も、先も見えず、此処が何処なのかも分からない。
「俺......どうしたんだっけ?」
マッドはその場に立ち尽くし、目を覚ます前の事を必死に思い返していた。
(確か巨大サソリを倒して、ヴェイトが街の人達を治療するのに俺達と別れて、それで......日陰に行ったら立ちくらみがして......?)
その先を思い返そうとするも、どうしても思い返せない。
それどころか。
「......っ!?」
それ以上の事を思い出そうとした瞬間、頭に激痛が走った。
鈍器で勢い良く殴られた様な痛みに、マッドは思わず頭を抱えて蹲る。
「いってぇ......!! 何だこれ!?」
目を見開くと、何も見えず、何かが当たった、という様にも感じない。
暗闇の中、マッドは次第に恐怖を抱き、身を震わせた。
「どこだよ、ここ......そうだ、ティミーとウォックは」
パッと顔を上げるも、当然二人の姿は見える筈も無く、不安と共にゆっくりと立ち上がり、とにかく歩き出した。
歩いても歩いても先は見えず、灯りすら見当たらない。
ずっと暗闇を進んで行くにつれて、マッドは次第に恐怖を感じ始めていた。
「何にも見えねぇ......何なんだよ、此処は何処なんだ!!」
マッドは叫ぶも、その声は闇に消えて再び静かになる。
段々と呼吸が荒くなり、無意識に足も震え出した。
「誰も、いねぇのかよ......? なぁ、ティミー、ウォック! いるなら返事をしてくれ!」
再び二人の名前を呼ぶも、何も変化は起こらず、マッドは膝を落とす。
(駄目か......とにかく思い出さねぇと。此処に来るまで.......畜生、巨大サソリを倒した後がどうしても思い出せねぇ。いや、思い出せ。思い出すんだ。ゆっくり、息を整えて......)
マッドは一度深く息を吐き、ゆっくりと目を閉じる。
思い出そうとして、再び先程の激痛が襲いかかってくるのでは無いかと恐怖を感じたが、今はそれどころでは無かった。
(駄目だ、冷静になれ。怯えるな。思い出せばきっと此処から抜け出せる。思い出せ思い出せ思い出せ)
呼吸を整えると、足の震えも止まり、マッドは小さく息を吐く。
──しかし、それも束の間。
「───っ!? あぁぁぁあっ!?」
凄まじい頭痛が再びマッドを襲い、余りの痛さにマッドは再び蹲ってしまった。
しかし、マッドは負けるものかと頭を押さえつつも必死にその痛みを耐え抜こうとする。
暫くすると、巨大サソリを倒した後の記憶が鮮明に甦って来た。
パッと目を開くとそこは先程の暗闇では無く、砂と石の道が視界に入り、マッドは辺りを見回す。
巨大サソリと戦ったサーヴァの町で、近くにはティミーとウォックの姿があった。
「ティミー、ウォック! 良かった、無事だった......いや、コレって、俺の記憶、だよな......?」
マッドは二人に声を掛けようとするも、これは自分の記憶だと直感した。
先程まで激しい頭痛に耐えながらも必死に思い出そうとしていた。
それならばこれは、漸く手にした自分の記憶なのだろう。
(この暗闇に来るまでの間の記憶、何だよな)
息を呑み、マッドはこのまま二人の様子を見守ろう、と決めた。
しかし、それは一瞬のうちに崩壊する。
「なっ......!?」
倒れた自分の手当をしようと近付いたウォックに、記憶の中のマッドは剣を振り下ろしていた。
ウォックは装備していたヌンチャクでマッドの剣を受け止めているも、何処か動揺した表情をしている。
「おっおい、何してんだよ俺。またウォックに嫌味でも言われて剣を振るっちまったのか.......?」
そのまま様子を見ていると、剣を押し返されても何度もウォックに斬りかかる自分自身に違和感を覚え始めた。
そして、自分自身の表情を見て、マッドは思わず息を呑む。
「何だよ、コレ......」
目の前に広がる自分自身の表情はとても興奮していて、周りが見えていないようにさえ感じた。
そして、過去の記憶でありながらも感じ取れる強い殺意。
仲間に向けて殺意を剥き出しにしつつ、何度も何度もウォックに剣で斬りかかる自分。
そんな自分自身を見て、マッドは剣を抜き、思わず記憶の中の自分とウォックの間に入り込み、自分の剣を受け止めようと試みた。
しかし、記憶の映像でしかない自分の攻撃はマッド自身を擦り抜け、記憶のウォックに何度も剣を振り回す。
「おいっ、止めろ、止めろよ!!」
マッドは叫ぶも、当然聴こえるはずも無い。
同時に、記憶の映像のウォックがティミーに向けて叫んでいた。
『ティミー! ヴェイト大佐の所に行け! このままだと巻き込まれるかもしれないぞ!』
『で、でも......! このままマッドを放っておけないよ』
視線を向けた先のティミーの声は震えていて、マッドは歯を食いしばる。
(こんな表情、させたくねぇのに)
しかし、目の前にいる記憶の中の自分は普通じゃ無い。
このままだと、下手したら。
『今、コイツの状態は普通じゃ無い! 敵意が剥き出しになっている! ティミーにも剣を向けてくるかもしれない!』
自分が思っていた事をウォックが叫び、マッドは次第に恐怖と焦りを感じ始めた。
確かに、この自分は普通では無い。
記憶の中の自分はウォックを蹴り付け、更に剣を振りかざそうとしていた。
「止めろ......」
ウォックに剣を振りかざそうとした瞬間、ティミーが間に入り、マッドは思わず記憶の中の自分の間に入り剣を向けた。
しかし、記憶の中の自分はマッドの身体を擦り抜け、その剣先はティミーの目の前まで迫っている。
「止めろ、おい! ふざけんなよ! 止めろ止めろ止めろ!! このままだとティミーが......!」
『マッド、止めて!』
記憶の中のティミーが叫ぶも、記憶の中の自分は止まらず、マッドは焦りを感じた。
「止めろ止めろ!! 止め......!」
マッドは思わず記憶の中のティミーを護ろうと抱き締めようとしたが、その腕は虚しく宙を切り、地面に思い切り身体をぶつけてしまう。
即座にティミーとウォックの方を振り返ると、ウォックがティミーに覆い被さるようにマッドからの攻撃を受け、赤い血が空高く舞い、自分に降りかかる感覚がした。
その血はマッドの頬にもかかった感じがしたが、指で拭き取りそれを確認しようとするも、暗闇で指先は見えず、水気を感じるだけでそれが血液なのかは分からなかった。
ウォックを見ると、脇腹から沢山の血が滲み出ていて、白い服が赤く染まっていくのが目に見えてハッキリと分かる。
「俺が、傷付けた......」
立ち上がったのも束の間、マッドは膝を落とし、呆然と記憶の中の自分を見る。
依然として記憶の中の自分はウォックとティミーに強い敵意を向けている。
そして、ティミーを傷付けようとして、間に入ったウォックを傷付けてしまった。
(俺のせいだ。どうして、こうなっちまったのか分からねぇ。でも、俺がこんな風にならなければウォックもティミーも傷付けなかった。何で俺は二人の事が分からねぇんだよ! 俺のせいでウォックは怪我をしてしまった。俺のせいだ。俺のせい。俺の───)
「......俺が、傷付けた。俺が、二人、を」
マッドは頭を両手で抱えながら、何度も呟いた。
やがて呼吸が乱れ、心臓を鷲掴みされている感覚を覚え、息を吸い込むのも苦痛に感じる。
そして恐怖と絶望が爆発し、マッドは声を上げて叫び出した。
「あっ、うぁ......俺が、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!」
「─────!」
苦しい。
熱い。
気持ち悪い。
どこからか声が聞こえる。
此処は何処だろう?
どうしてこんな所にいるのだろう。
身体が、フワフワと浮いている感覚を覚える。
とにかく、起きなければ。
頭が重い中、そんな事を考えながら、マッドは目を開ける。
「は......?」
しかし目を開けると視界は暗闇のままで、マッドは一気に目を覚まし、思わず飛び起きた。
「なんだ、ここ」
マッドは辺りを見回すも、周囲は闇に包まれていて何も見えない。
自分の手足も、先も見えず、此処が何処なのかも分からない。
「俺......どうしたんだっけ?」
マッドはその場に立ち尽くし、目を覚ます前の事を必死に思い返していた。
(確か巨大サソリを倒して、ヴェイトが街の人達を治療するのに俺達と別れて、それで......日陰に行ったら立ちくらみがして......?)
その先を思い返そうとするも、どうしても思い返せない。
それどころか。
「......っ!?」
それ以上の事を思い出そうとした瞬間、頭に激痛が走った。
鈍器で勢い良く殴られた様な痛みに、マッドは思わず頭を抱えて蹲る。
「いってぇ......!! 何だこれ!?」
目を見開くと、何も見えず、何かが当たった、という様にも感じない。
暗闇の中、マッドは次第に恐怖を抱き、身を震わせた。
「どこだよ、ここ......そうだ、ティミーとウォックは」
パッと顔を上げるも、当然二人の姿は見える筈も無く、不安と共にゆっくりと立ち上がり、とにかく歩き出した。
歩いても歩いても先は見えず、灯りすら見当たらない。
ずっと暗闇を進んで行くにつれて、マッドは次第に恐怖を感じ始めていた。
「何にも見えねぇ......何なんだよ、此処は何処なんだ!!」
マッドは叫ぶも、その声は闇に消えて再び静かになる。
段々と呼吸が荒くなり、無意識に足も震え出した。
「誰も、いねぇのかよ......? なぁ、ティミー、ウォック! いるなら返事をしてくれ!」
再び二人の名前を呼ぶも、何も変化は起こらず、マッドは膝を落とす。
(駄目か......とにかく思い出さねぇと。此処に来るまで.......畜生、巨大サソリを倒した後がどうしても思い出せねぇ。いや、思い出せ。思い出すんだ。ゆっくり、息を整えて......)
マッドは一度深く息を吐き、ゆっくりと目を閉じる。
思い出そうとして、再び先程の激痛が襲いかかってくるのでは無いかと恐怖を感じたが、今はそれどころでは無かった。
(駄目だ、冷静になれ。怯えるな。思い出せばきっと此処から抜け出せる。思い出せ思い出せ思い出せ)
呼吸を整えると、足の震えも止まり、マッドは小さく息を吐く。
──しかし、それも束の間。
「───っ!? あぁぁぁあっ!?」
凄まじい頭痛が再びマッドを襲い、余りの痛さにマッドは再び蹲ってしまった。
しかし、マッドは負けるものかと頭を押さえつつも必死にその痛みを耐え抜こうとする。
暫くすると、巨大サソリを倒した後の記憶が鮮明に甦って来た。
パッと目を開くとそこは先程の暗闇では無く、砂と石の道が視界に入り、マッドは辺りを見回す。
巨大サソリと戦ったサーヴァの町で、近くにはティミーとウォックの姿があった。
「ティミー、ウォック! 良かった、無事だった......いや、コレって、俺の記憶、だよな......?」
マッドは二人に声を掛けようとするも、これは自分の記憶だと直感した。
先程まで激しい頭痛に耐えながらも必死に思い出そうとしていた。
それならばこれは、漸く手にした自分の記憶なのだろう。
(この暗闇に来るまでの間の記憶、何だよな)
息を呑み、マッドはこのまま二人の様子を見守ろう、と決めた。
しかし、それは一瞬のうちに崩壊する。
「なっ......!?」
倒れた自分の手当をしようと近付いたウォックに、記憶の中のマッドは剣を振り下ろしていた。
ウォックは装備していたヌンチャクでマッドの剣を受け止めているも、何処か動揺した表情をしている。
「おっおい、何してんだよ俺。またウォックに嫌味でも言われて剣を振るっちまったのか.......?」
そのまま様子を見ていると、剣を押し返されても何度もウォックに斬りかかる自分自身に違和感を覚え始めた。
そして、自分自身の表情を見て、マッドは思わず息を呑む。
「何だよ、コレ......」
目の前に広がる自分自身の表情はとても興奮していて、周りが見えていないようにさえ感じた。
そして、過去の記憶でありながらも感じ取れる強い殺意。
仲間に向けて殺意を剥き出しにしつつ、何度も何度もウォックに剣で斬りかかる自分。
そんな自分自身を見て、マッドは剣を抜き、思わず記憶の中の自分とウォックの間に入り込み、自分の剣を受け止めようと試みた。
しかし、記憶の映像でしかない自分の攻撃はマッド自身を擦り抜け、記憶のウォックに何度も剣を振り回す。
「おいっ、止めろ、止めろよ!!」
マッドは叫ぶも、当然聴こえるはずも無い。
同時に、記憶の映像のウォックがティミーに向けて叫んでいた。
『ティミー! ヴェイト大佐の所に行け! このままだと巻き込まれるかもしれないぞ!』
『で、でも......! このままマッドを放っておけないよ』
視線を向けた先のティミーの声は震えていて、マッドは歯を食いしばる。
(こんな表情、させたくねぇのに)
しかし、目の前にいる記憶の中の自分は普通じゃ無い。
このままだと、下手したら。
『今、コイツの状態は普通じゃ無い! 敵意が剥き出しになっている! ティミーにも剣を向けてくるかもしれない!』
自分が思っていた事をウォックが叫び、マッドは次第に恐怖と焦りを感じ始めた。
確かに、この自分は普通では無い。
記憶の中の自分はウォックを蹴り付け、更に剣を振りかざそうとしていた。
「止めろ......」
ウォックに剣を振りかざそうとした瞬間、ティミーが間に入り、マッドは思わず記憶の中の自分の間に入り剣を向けた。
しかし、記憶の中の自分はマッドの身体を擦り抜け、その剣先はティミーの目の前まで迫っている。
「止めろ、おい! ふざけんなよ! 止めろ止めろ止めろ!! このままだとティミーが......!」
『マッド、止めて!』
記憶の中のティミーが叫ぶも、記憶の中の自分は止まらず、マッドは焦りを感じた。
「止めろ止めろ!! 止め......!」
マッドは思わず記憶の中のティミーを護ろうと抱き締めようとしたが、その腕は虚しく宙を切り、地面に思い切り身体をぶつけてしまう。
即座にティミーとウォックの方を振り返ると、ウォックがティミーに覆い被さるようにマッドからの攻撃を受け、赤い血が空高く舞い、自分に降りかかる感覚がした。
その血はマッドの頬にもかかった感じがしたが、指で拭き取りそれを確認しようとするも、暗闇で指先は見えず、水気を感じるだけでそれが血液なのかは分からなかった。
ウォックを見ると、脇腹から沢山の血が滲み出ていて、白い服が赤く染まっていくのが目に見えてハッキリと分かる。
「俺が、傷付けた......」
立ち上がったのも束の間、マッドは膝を落とし、呆然と記憶の中の自分を見る。
依然として記憶の中の自分はウォックとティミーに強い敵意を向けている。
そして、ティミーを傷付けようとして、間に入ったウォックを傷付けてしまった。
(俺のせいだ。どうして、こうなっちまったのか分からねぇ。でも、俺がこんな風にならなければウォックもティミーも傷付けなかった。何で俺は二人の事が分からねぇんだよ! 俺のせいでウォックは怪我をしてしまった。俺のせいだ。俺のせい。俺の───)
「......俺が、傷付けた。俺が、二人、を」
マッドは頭を両手で抱えながら、何度も呟いた。
やがて呼吸が乱れ、心臓を鷲掴みされている感覚を覚え、息を吸い込むのも苦痛に感じる。
そして恐怖と絶望が爆発し、マッドは声を上げて叫び出した。
「あっ、うぁ......俺が、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!!」
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