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第八章 護りたい想い
遡るもの
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一方ベルスに医務室から追い出されたプリムとヴェノルは、軍の内部をウロウロと歩いていた。
ヴェノルは初めて来る場所に興味津々に辺りを見回すが、同じ様にプリムも辺りを不安そうに見回している。
「うわぁ~広いね! プリム、この扉の先はどんなお部屋なの?」
「う、う~ん......えっとですねぇ」
プリムは冷や汗を流しながらもアタフタと扉を開こうと取手を握った。
するとその瞬間、後ろから声をかけられる。
「あれぇ? プリム少尉、何してるんですか?」
「わぁぁあ! ごめんなさい迷子じゃ無いです!!」
後ろを振り向くと、若い男の軍人がプリムとヴェノルの後ろに立っていて、不思議そうに首を傾げる。
そんな男の軍人を真似する様に、ヴェノルも首を傾げた。
「お兄さん、だぁれ?」
「僕? 僕はアシュレイ。プリム少尉の部下みたいなものかな」
「アシュレイ......ふーん? 俺はね、ヴェノルって言うの! あのねあのね、俺達ベルスに追い出されてウロウロしていたの」
ベルスの名前を聞いた瞬間、アシュレイと呼ばれた軍人は、小さく顔を引き攣らせた。
「あぁ~、ベルス中将は乱暴だからね。それで、ヴェノル君だっけ? 君はどうしてプリム少尉と一緒に?」
「あっ、えっとそれはですね!」
慌てるプリムを横にヴェノルのお腹から大胆なお腹の虫の声が聞こえて来て、プリムとアシュレイは思わずその場で目を見合わせる。
アシュレイは、今の状況を一目で把握出来た様だ。
「プリム少尉、また迷子ですか。食堂に行きたいんですね?」
「は、はい......」
「仕方ありませんね。僕が案内しますよ。着いてきて下さい」
アシュレイが手招きしながら歩き出すと、プリムはパァッと笑顔を浮かべてヴェノルの手を引いた。
「良かった。行きましょうヴェノルさん」
「うん! わーい! ご飯だご飯だ~!」
ヴェノルはスキップしながらウキウキでプリムの手を握り、アシュレイの後を追っていく。
広い廊下を何度か曲がり、数分歩いた所で良い匂いが鼻の奥をに広がっていくのが分かり、ヴェノルは思わずプリムの背中に飛び乗った。
「わっ!? ちょ、ヴェノルさん待って、重い......」
「ご飯だーー!! ねぇねぇプリム、早く行こうよ!」
「わ、分かりましたから降りて下さいってば!」
「は、はは......じゃあプリム少尉、僕はこれで失礼します」
じゃれつくヴェノルに苦笑いを浮かべながらも、アシュレイは足早にその場を去っていく。
姿が遠くなる自分の部下を見詰めながら、プリムは大きな声で叫び声を上げた。
「アシュレイの裏切り者~~!」
その叫び声はアシュレイに届く事は無く、ヴェノルはグイグイとプリムの軍服を引っ張り、ご飯を催促する。
「ねぇねぇプリム、早く早く」
「わ、分かりましたから降りて下さい」
「ぶぅ~。俺、上に乗っかるの好きなのに」
「危ない発言をしないの!」
渋々とプリムの上から退いたヴェノルに、プリムは左手で軽く頭を小突いた。
プリムはゆっくりと立ち上がると、食堂に入り、空いてる席があるかどうかを確かめていく。
まだ夕方前と言う事もあり、人も疎らで混み合っていない様だ。
「良かった、席、沢山空いてますね」
「わぁ~! ねぇねぇ、どこにご飯があるの?」
「あそこのカウンターで注文するんですよ。メニュー表はここにあるのでこの中から好きな物を」
「わぁ~! じゃあコレ!! この特大カツカレーセット十人前!!」
「じゅ、十人前......?」
プリムは耳を疑った。
写真に載っているのは、どう見ても巨大なサイズのカツカレーだ。
これをこんなに華奢な男の子が食べられる筈が無い。
別のメニューを進めようと、プリムはメニュー表をペラペラと巡っていった。
「ヴェノルさん、ほら、これの方が良いんじゃ無いですか? このビックリシチューとか」
「えぇ~? そんなの量が少ないよ。俺沢山食べるからこのカツカレーセットっていうやつがいい!」
「で、でも十人前は流石に」
「沢山走ったからお腹空いてるの! ほら、早く行こうよプリム」
「わ、分かりましたよ」
ヴェノルに押し負けてしまい、プリムは渋々とカウンターに自分達の注文を言った。
ホールの人にビックリされつつも、何とかお願いし、食事が来るまで一息着こうとカウンターから少し離れた場所に座り、水を飲んでふぅ、と一息吐く。
「はぁ。なんか、疲れてしまいましたね」
「そう? 俺はまだ全然元気だよ~?」
「う~ん、それは若いからだと思いますよ」
若い、と言う言葉に、ヴェノルはピクッと眉を動かした。
「何だとー!? 俺が子供だって言いたいの!? 俺は二十歳なんだからね!」
「ええぇぇえ!? 二十歳!? 嘘でしょう!?」
「嘘じゃ無いもん! 記憶は無いけど、自分の年齢だけは覚えてるもん!」
ヴェノルの言葉に、プリムは持っていたコップを落としそうになった。
「記憶が、無い......?」
「あれ? 言ってなかったっけ? そっか、何かもう嵐の様にバタバタしていたからキチンと自己紹介もロクに出来てなかったよね」
ヴェノルは苦笑いしながら、どこか楽しそうに笑顔を見せる。
笑うと余計幼く見えるなと思いつつも、プリムは姿勢を正してヴェノルの言葉の続きを待っていた。
「えっとね、俺はヴェノルって言うんだ。マッドとティミーと何処かの森で出会って、それから旅をしているの。二人に出会う前の記憶が一切ないんだ」
「そう、だったんですね......」
「うん! なんかね、自分が二十歳って事は物凄く覚えてるの。過去に何があったかなんて分からないのに不思議だよね」
ヴェノルはのんびりと水を飲みながら、足をぷらぷらさせつつぽんやりとしている。
どこか呑気に見えて、プリムは違和感を覚えた。
「記憶が無くて、不安じゃ無いですか......?」
「ふぇ?」
「どうして......どうしてそんなに、笑っていられるんですか? 不安じゃ無いですか? 記憶が無いって、凄く怖いと思うんですけど」
プリムの言葉に、ヴェノルは静かにコップを置き、小さく息を吐く。
「みんな、同じ事を聞いてくるよね。どうして?」
「どうしてって......それは」
「俺はね。今が楽しければそれで良いと余ってるの。マッドやティミー、ウォックに会えて、俺今すっごく楽しいもん」
「今が、楽しければ......」
ふとヴェノルを見ると、何処か大人っぽい表情で微笑んでいるヴェノルと視線が合い、プリムは思わず目を逸らした。
「えっと」
「もー! 暗い話は俺嫌いなの! 今が楽しいから良いの! はい! 俺のお話はおしまい! じゃあ今度はプリムの事教えてよ」
「わ、私の事ですか?」
「うん! どうしてプリムはここで働いてるの?」
目をキラキラさせながら話すヴェノルに何処か負けた気分になり、プリムは水を一口飲んで、小さく息を吐く。
何処か寂しそうな表情で俯くプリムに、ヴェノルは首を傾げた。
「私は......弟と一緒に拾われたんです。ベルス中将に」
「ベルスに?」
ベルスの名前が出てきて、ヴェノルは興味津々のようだ。
しかし、プリムは俯いたまま言葉を続けていく。
「子供の頃に両親とちょっと色々とあって。孤児院に助けを求めようと逃げていた所をベルス中将に保護されたんですよ」
「へぇ~! ベルスが? 優しいね!」
「そ、そうですよね。ぶっきらぼうですけど。でも......今の私達がこうして生きていけるのはベルス中将とヴェイト大佐のお陰ですから」
「へへ、なんか嬉しいなぁ。そっかぁ、ベルスが......」
「そう言えばヴェノルさん、ベルスさんとはお知り合いなんですか? 記憶が無いって言う割に随分と仲が良い様な......」
「あいよ、お待ち!」
プリムが言葉を続けようとした瞬間、テーブルに次々と料理が運ばれて来た。
その量にプリムは唖然とし、ヴェノルは目を輝かせる。
「うわぁ~! 美味しそう! この話はまた後にしよ! ご飯が先だよ!」
「えっ、あ、は、はい」
あまりの量にプリムは引きつつも、お腹も空いていては暗い話になってしまいそうだと、二人は合掌してご飯を次々と平らげていった。
ヴェノルは初めて来る場所に興味津々に辺りを見回すが、同じ様にプリムも辺りを不安そうに見回している。
「うわぁ~広いね! プリム、この扉の先はどんなお部屋なの?」
「う、う~ん......えっとですねぇ」
プリムは冷や汗を流しながらもアタフタと扉を開こうと取手を握った。
するとその瞬間、後ろから声をかけられる。
「あれぇ? プリム少尉、何してるんですか?」
「わぁぁあ! ごめんなさい迷子じゃ無いです!!」
後ろを振り向くと、若い男の軍人がプリムとヴェノルの後ろに立っていて、不思議そうに首を傾げる。
そんな男の軍人を真似する様に、ヴェノルも首を傾げた。
「お兄さん、だぁれ?」
「僕? 僕はアシュレイ。プリム少尉の部下みたいなものかな」
「アシュレイ......ふーん? 俺はね、ヴェノルって言うの! あのねあのね、俺達ベルスに追い出されてウロウロしていたの」
ベルスの名前を聞いた瞬間、アシュレイと呼ばれた軍人は、小さく顔を引き攣らせた。
「あぁ~、ベルス中将は乱暴だからね。それで、ヴェノル君だっけ? 君はどうしてプリム少尉と一緒に?」
「あっ、えっとそれはですね!」
慌てるプリムを横にヴェノルのお腹から大胆なお腹の虫の声が聞こえて来て、プリムとアシュレイは思わずその場で目を見合わせる。
アシュレイは、今の状況を一目で把握出来た様だ。
「プリム少尉、また迷子ですか。食堂に行きたいんですね?」
「は、はい......」
「仕方ありませんね。僕が案内しますよ。着いてきて下さい」
アシュレイが手招きしながら歩き出すと、プリムはパァッと笑顔を浮かべてヴェノルの手を引いた。
「良かった。行きましょうヴェノルさん」
「うん! わーい! ご飯だご飯だ~!」
ヴェノルはスキップしながらウキウキでプリムの手を握り、アシュレイの後を追っていく。
広い廊下を何度か曲がり、数分歩いた所で良い匂いが鼻の奥をに広がっていくのが分かり、ヴェノルは思わずプリムの背中に飛び乗った。
「わっ!? ちょ、ヴェノルさん待って、重い......」
「ご飯だーー!! ねぇねぇプリム、早く行こうよ!」
「わ、分かりましたから降りて下さいってば!」
「は、はは......じゃあプリム少尉、僕はこれで失礼します」
じゃれつくヴェノルに苦笑いを浮かべながらも、アシュレイは足早にその場を去っていく。
姿が遠くなる自分の部下を見詰めながら、プリムは大きな声で叫び声を上げた。
「アシュレイの裏切り者~~!」
その叫び声はアシュレイに届く事は無く、ヴェノルはグイグイとプリムの軍服を引っ張り、ご飯を催促する。
「ねぇねぇプリム、早く早く」
「わ、分かりましたから降りて下さい」
「ぶぅ~。俺、上に乗っかるの好きなのに」
「危ない発言をしないの!」
渋々とプリムの上から退いたヴェノルに、プリムは左手で軽く頭を小突いた。
プリムはゆっくりと立ち上がると、食堂に入り、空いてる席があるかどうかを確かめていく。
まだ夕方前と言う事もあり、人も疎らで混み合っていない様だ。
「良かった、席、沢山空いてますね」
「わぁ~! ねぇねぇ、どこにご飯があるの?」
「あそこのカウンターで注文するんですよ。メニュー表はここにあるのでこの中から好きな物を」
「わぁ~! じゃあコレ!! この特大カツカレーセット十人前!!」
「じゅ、十人前......?」
プリムは耳を疑った。
写真に載っているのは、どう見ても巨大なサイズのカツカレーだ。
これをこんなに華奢な男の子が食べられる筈が無い。
別のメニューを進めようと、プリムはメニュー表をペラペラと巡っていった。
「ヴェノルさん、ほら、これの方が良いんじゃ無いですか? このビックリシチューとか」
「えぇ~? そんなの量が少ないよ。俺沢山食べるからこのカツカレーセットっていうやつがいい!」
「で、でも十人前は流石に」
「沢山走ったからお腹空いてるの! ほら、早く行こうよプリム」
「わ、分かりましたよ」
ヴェノルに押し負けてしまい、プリムは渋々とカウンターに自分達の注文を言った。
ホールの人にビックリされつつも、何とかお願いし、食事が来るまで一息着こうとカウンターから少し離れた場所に座り、水を飲んでふぅ、と一息吐く。
「はぁ。なんか、疲れてしまいましたね」
「そう? 俺はまだ全然元気だよ~?」
「う~ん、それは若いからだと思いますよ」
若い、と言う言葉に、ヴェノルはピクッと眉を動かした。
「何だとー!? 俺が子供だって言いたいの!? 俺は二十歳なんだからね!」
「ええぇぇえ!? 二十歳!? 嘘でしょう!?」
「嘘じゃ無いもん! 記憶は無いけど、自分の年齢だけは覚えてるもん!」
ヴェノルの言葉に、プリムは持っていたコップを落としそうになった。
「記憶が、無い......?」
「あれ? 言ってなかったっけ? そっか、何かもう嵐の様にバタバタしていたからキチンと自己紹介もロクに出来てなかったよね」
ヴェノルは苦笑いしながら、どこか楽しそうに笑顔を見せる。
笑うと余計幼く見えるなと思いつつも、プリムは姿勢を正してヴェノルの言葉の続きを待っていた。
「えっとね、俺はヴェノルって言うんだ。マッドとティミーと何処かの森で出会って、それから旅をしているの。二人に出会う前の記憶が一切ないんだ」
「そう、だったんですね......」
「うん! なんかね、自分が二十歳って事は物凄く覚えてるの。過去に何があったかなんて分からないのに不思議だよね」
ヴェノルはのんびりと水を飲みながら、足をぷらぷらさせつつぽんやりとしている。
どこか呑気に見えて、プリムは違和感を覚えた。
「記憶が無くて、不安じゃ無いですか......?」
「ふぇ?」
「どうして......どうしてそんなに、笑っていられるんですか? 不安じゃ無いですか? 記憶が無いって、凄く怖いと思うんですけど」
プリムの言葉に、ヴェノルは静かにコップを置き、小さく息を吐く。
「みんな、同じ事を聞いてくるよね。どうして?」
「どうしてって......それは」
「俺はね。今が楽しければそれで良いと余ってるの。マッドやティミー、ウォックに会えて、俺今すっごく楽しいもん」
「今が、楽しければ......」
ふとヴェノルを見ると、何処か大人っぽい表情で微笑んでいるヴェノルと視線が合い、プリムは思わず目を逸らした。
「えっと」
「もー! 暗い話は俺嫌いなの! 今が楽しいから良いの! はい! 俺のお話はおしまい! じゃあ今度はプリムの事教えてよ」
「わ、私の事ですか?」
「うん! どうしてプリムはここで働いてるの?」
目をキラキラさせながら話すヴェノルに何処か負けた気分になり、プリムは水を一口飲んで、小さく息を吐く。
何処か寂しそうな表情で俯くプリムに、ヴェノルは首を傾げた。
「私は......弟と一緒に拾われたんです。ベルス中将に」
「ベルスに?」
ベルスの名前が出てきて、ヴェノルは興味津々のようだ。
しかし、プリムは俯いたまま言葉を続けていく。
「子供の頃に両親とちょっと色々とあって。孤児院に助けを求めようと逃げていた所をベルス中将に保護されたんですよ」
「へぇ~! ベルスが? 優しいね!」
「そ、そうですよね。ぶっきらぼうですけど。でも......今の私達がこうして生きていけるのはベルス中将とヴェイト大佐のお陰ですから」
「へへ、なんか嬉しいなぁ。そっかぁ、ベルスが......」
「そう言えばヴェノルさん、ベルスさんとはお知り合いなんですか? 記憶が無いって言う割に随分と仲が良い様な......」
「あいよ、お待ち!」
プリムが言葉を続けようとした瞬間、テーブルに次々と料理が運ばれて来た。
その量にプリムは唖然とし、ヴェノルは目を輝かせる。
「うわぁ~! 美味しそう! この話はまた後にしよ! ご飯が先だよ!」
「えっ、あ、は、はい」
あまりの量にプリムは引きつつも、お腹も空いていては暗い話になってしまいそうだと、二人は合掌してご飯を次々と平らげていった。
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