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借金を遺産相続した男爵令息は王子殿下に溺愛される
伯爵領への移動※※
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私は殿下をソファーの上にそっと寝かせると、覆い被さるようにして、自分の竿と殿下の竿を重ね合わせた。
「ああっ、ああっ、あああっ・・・・・・」
擦り合わせながら、二つの竿を擦り上げると、殿下は気持ち良さそうな顔をしていた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
「ああっ、ああっ、アルバートぉ・・・・・・」
殿下に名前を呼ばれると、自分の中にある何かに火がつき、速度を更に上げた──私達は、階段を駆け上がる様に一気に達したのだった。
「・・・・・・殿下、良かったですね。一晩で二回も出来ました」
「アルバートのお陰だ──礼を言う」
私は手を洗い、タオルで殿下の身体を拭くと彼の頭を撫でていた。不敬に当たるかとも思ったが、何故かそうしたいと思ったのだ。
「はぁ──幸せだ」
殿下は私に抱きつくと、そのまま寝ていた。私は殿下をベッドに運ぶと、自分の身体を清めてから、自分の部屋へ戻った。
*****
一ヶ月後──閨の教育係を終えた私は、マルクスさんに新しい仕事先を紹介してもらった。
最後までは出来なかったものの、殿下はかなり上達されていて、もう奥方を迎えても問題ないと思っていた。
新しい職場へ移動するために馬車へ乗り込むところで、殿下が見送りに来てくれていた。後ろからマルクスさんもついて来ており、焦っているのか二人とも走ってこちらへやって来た。
「アルっ──アルバート、私を置いてどこへ行くのだ?」
「どこって、教育係の仕事が終わりましたから、次の職場へ・・・・・・」
「何故だっ!! 何処へ行く?」
「何処って、紹介していただいたサクフォン領に・・・・・・」
サクフォン領──戦地で手柄を立てた人物が爵位をもらい受け、新しく開拓している開拓途中の領地だと聞いている。新しい仕事に不安がない訳ではないが、いつまでも殿下のお側にいる訳にはいかない。
「サクフォン領? 辺境の地ではないか。アルバートは、そこへ行きたいのか?」
「いえ、そういう訳では──殿下の教育係も終わりましたし、私も名残惜しいですが」
「婿に行くのか?」
「は?」
「閨係で行くのか?」
「いえ。マルクスさんに、侍従の仕事を教えていただきましたから、侍従としての仕事をしに行くのですよ。ご安心ください」
見送りに来てくれた殿下を愛らしく感じて、つい殿下の肩に手を触れようとしてしまった──そんな自分自身に驚き、慌てて手を引っ込める。
「ああっ、ああっ、あああっ・・・・・・」
擦り合わせながら、二つの竿を擦り上げると、殿下は気持ち良さそうな顔をしていた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
「ああっ、ああっ、アルバートぉ・・・・・・」
殿下に名前を呼ばれると、自分の中にある何かに火がつき、速度を更に上げた──私達は、階段を駆け上がる様に一気に達したのだった。
「・・・・・・殿下、良かったですね。一晩で二回も出来ました」
「アルバートのお陰だ──礼を言う」
私は手を洗い、タオルで殿下の身体を拭くと彼の頭を撫でていた。不敬に当たるかとも思ったが、何故かそうしたいと思ったのだ。
「はぁ──幸せだ」
殿下は私に抱きつくと、そのまま寝ていた。私は殿下をベッドに運ぶと、自分の身体を清めてから、自分の部屋へ戻った。
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一ヶ月後──閨の教育係を終えた私は、マルクスさんに新しい仕事先を紹介してもらった。
最後までは出来なかったものの、殿下はかなり上達されていて、もう奥方を迎えても問題ないと思っていた。
新しい職場へ移動するために馬車へ乗り込むところで、殿下が見送りに来てくれていた。後ろからマルクスさんもついて来ており、焦っているのか二人とも走ってこちらへやって来た。
「アルっ──アルバート、私を置いてどこへ行くのだ?」
「どこって、教育係の仕事が終わりましたから、次の職場へ・・・・・・」
「何故だっ!! 何処へ行く?」
「何処って、紹介していただいたサクフォン領に・・・・・・」
サクフォン領──戦地で手柄を立てた人物が爵位をもらい受け、新しく開拓している開拓途中の領地だと聞いている。新しい仕事に不安がない訳ではないが、いつまでも殿下のお側にいる訳にはいかない。
「サクフォン領? 辺境の地ではないか。アルバートは、そこへ行きたいのか?」
「いえ、そういう訳では──殿下の教育係も終わりましたし、私も名残惜しいですが」
「婿に行くのか?」
「は?」
「閨係で行くのか?」
「いえ。マルクスさんに、侍従の仕事を教えていただきましたから、侍従としての仕事をしに行くのですよ。ご安心ください」
見送りに来てくれた殿下を愛らしく感じて、つい殿下の肩に手を触れようとしてしまった──そんな自分自身に驚き、慌てて手を引っ込める。
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