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ぶらり旅編
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気づいたとき俺は道端に立っていた。
いや、厳密に言うなら着地したのだだが。
足元には地面が道のように続いていた。
その先には薄っすらと壁のようなものが見える。
「あれって人工物だよな」
俺は壁に向かって道沿いを歩きだした。
1時間ほど歩いた思う。
やっと壁の正体が分かった。
これは『城壁』ってヤツだな。
「ということはこの中は町ってことか?」
門も見えるし、人だかりも出来ている。
あそこが入り口だろう。
そう言えばお金ってどこにあるんだ?
ズボンのポケットをまさぐると何枚かの硬貨があるのに気付いた。
「えっと…銀貨が5枚と銅貨が6枚に鉄貨が16枚か」
これは元々俺が持っていた持ち金だな。
確か貯金や部屋にあった備品もお金に変えたって言っていたな。
それは中に入ってから確認するか。
人だかりの1番後ろに並ぶ。
結構な数の人が並んでいた。
……いや、人じゃないのも多くいた。
「なるほど…面白いな」
何だろうな。『人じゃない』者が当たり前の世界……。
ココでなら俺も『生きて』いけるかもしれないな。
30分もするとようやく門の前にまで着いた。
「初めて見る顔だな。旅人か?」
「ああ。旅の途中で野党に襲われて気づいたらココにって……」
「それは助かっただけでも儲けものと思うことだな」
「そうだな」
「金はあるか?」
「ああ。あまり多くはないがな」
「では入口料銀貨1枚だ」
「はい」
俺は銀貨を渡し門を潜った。
「へー……綺麗な町だな」
建物は石と木で造られている古い洋風の建物が綺麗に並び石畳もまた建物に合っていて街の風景が一つの芸術作品のようだ。
「まずは泊まるところを決めないと」
そして、今の自分がどうなっているのかも知らないと話にならないぞ」
あと、門番に言われた通りに『ライセンスカード』の発行だな。
『ライセンスカード』
この世界ではある意味必要なものだ。
地球で言うところの『パスポート』だ。
ただ、この世界のライセンスカードはパスポート以上に価値がある。
魔物討伐数の自動カウント、採取の自動カウント、報酬貯金とキャッシュ制、冒険者ランクの表示、冒険者御用達の店や宿屋で割引が受けられたり、商売・仕入れ・値付けなどの許可の申請証明、新製品の特許申請の証明などにも使えるのだ。
まあ、その他にも色々と付属の特典もあるが俺にとってはあまり重要ではないのでここは省かせてもらおう。
「どいて、どいて~」
「ん?うわっ」
「――っニャン」
「いつつつっ……」
駆け込んできた女の子らしき子とぶつかりお互いに地面にしゃがんでしまった。
「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫ニャ~」
「ごめん、勢いが凄すぎて避けられなかったよ」
「キャルは足早いからニャ~」
「ニャー?おう」
よくよく顔を見ると『猫』であった。
何というか…アメリカンショートヘアっぽい整った顔でありながら縞模様がまた良い感じでなお大きな瞳に長くピンと伸びた猫耳によりまさに猫美人と言えよう。
なんかこう…モフりたい。
「急いでいるから、また今度ニャー」
「お、おう…」
キャルはもの凄い速さで駆けていった。
「キャルのヤツ、いつも元気だなー」
「本当、元気の塊って感じですね」
「あん。アンタ、初めて見る顔だな」
「ええ。今日初めてここに来ました」
「ほう。じゃあ、何でも聞いてくれ。首都・コレルエンドのことなら何でも分かるからよ」
「じゃあ、遠慮なく。宿屋を探しているんですが、どこか良いところを紹介してほしい」
「そう言うことなら『うち』に来いよ。一泊二食付きで銀貨3枚だ」
「宿屋のオヤジさんだったのですね。これは幸運としか言えませんね。では、お願いします」
「おう。で、何泊するんだい?」
「では、とりあえず1泊で、明日ライセンス作った時にあと何日泊まるか決めようと思います」
「そうかい。じゃあ、俺の宿に行くか」
「はい」
宿屋すぐ目の前にあった。
俺は銀貨3枚を取り出しオヤジさんに渡す。
「部屋は102号室だ。夕飯は後4時間後だな。夕方の5時から12時までだ。朝食は朝5時から9時までだからな」
「分かりました」
食堂はフロントの左側に見えてるので大丈夫。
俺はオヤジさんから鍵を受け取り部屋に入る。
「結構、小綺麗になってるな。…しかし、ベッドはなんか布団が薄くて痛そうだな……」
やっぱ地球の暮らしって贅沢なんだなと思う拓真だった。
「さて…と、ステータスオープンっと」
口に出して言うと、パソコンと同じくらいのサイズの『液晶画面』が目の前に浮かび上がる。
その画面にはこう表示されていた。
◆◆◇◆◆◇◆◆
タクマ コウサカ(高坂 拓真) 25歳 称号:転移者
LV.1
HP:112/112
MP:136/136
パワー:17
スタミナ:22
ディフェンス:24
スピード:13
マジカル:21
マインド:15
ラック:7
神の恩恵
レアスキル・<精霊交流:LV.1>
ユニークスキル・<ゲーム化:LV.1>
◆◆◇◆◆◇◆◆
「完全にゲームのようなステータスだな。それに……」
精霊交流。これが多分『霊能力』が変化したモノなのだろう。
しかし、ギフトなのにレベルがあるのか。
単なるスキルじゃないってことか。
「で、この『ゲーム化』っていうのが、ここに来た時に貰えたスキルってことか…」
しかし、ゲーム化ってどういうことだ?
ステータス表示のことだけじゃないよな。
「詳しく知るにはどうすればいいんだ?」
画面をなぞって上下させる動く様子はない。
ならばと、ゲーム化の表示のところを押してみると…。
「あ、表示が変わった」
◆◆◇◆◆◇◆◆
ユニークスキル・<ゲーム化:LV.1> 所持金額:0円
アイテムボックス
戦技
魔法
錬金
解体
ドロップ
ガチャ
プレゼント:1
◆◆◇◆◆◇◆◆
何だろう。何かアプリゲ―の要素を感じる項目ばかりだ。
アイテムボックスはもはやご存じでしょうと言わんばかり。
荷物の出し入れ、時間停止、自動整理が出来、スキルレベルが上がれば容量増加やアイテム説明などが増えていくらしい。
戦技は物理攻撃技を覚えるとこの項目内に表示されるのだ。
スキルレベルが上がれば、上の等級の技を覚えられるようになる。
魔法も取得すれば項目内に表示される。
スキルレベルが上がれば、上の等級の魔法を取得できるようになる。
錬金は素材を組み合わせて錬金アイテムを作り出すことができる。
スキルレベルが上がると希少アイテムが作れるようになるのだ。
解体は狩った動物を部位ごとに解体してくれる。
スキルレベルが上がると解体できるランクも上がり、また解体できる種類も増えることがある。
ドロップは魔物や動物狩り、素材採取をするとそれとは別にドロップ品を落としてくれる。
スキルレベルが上がると、希少価値のあるものをドロップするようになる。
ガチャは今のところ『調味料ガチャ』のみである。
スキルレベルが上がるとガチャの種類が増える他、希少価値のあるものもガチャのリストに加わるようになる。
プレゼントは本当にたまにであるが女神から贈られるらしい。
「と言うかプレゼントが一つあるな……」
プレゼントをクリックすると項目内にはこう書かれていた。
『初心者パック』と。
さらに『初心者パック』をクリックするとアイテムボックスに仕舞ったと表示があった。
アイテムボックスの一覧を見ると、『刀剣×1』、『レザーアーマー×1』、『旅人の服一式×5』、『旅人の靴×2』、『薬草×10』、『金貨×12』『銀貨×83』『銅貨×94』と表示された。
お金は向こうの世界の俺の貯金や部屋の物をお金に変えたものだろう。
残りが『初心者パック』の中身だろう。
俺は今着ている服を下着のみそのままにして脱ぎ、旅人の服に着替える。
もちろん靴も履き替えた。
「まあ、悪くはないな」
とりあえず着替えが終わり一息つく俺だった。
いや、厳密に言うなら着地したのだだが。
足元には地面が道のように続いていた。
その先には薄っすらと壁のようなものが見える。
「あれって人工物だよな」
俺は壁に向かって道沿いを歩きだした。
1時間ほど歩いた思う。
やっと壁の正体が分かった。
これは『城壁』ってヤツだな。
「ということはこの中は町ってことか?」
門も見えるし、人だかりも出来ている。
あそこが入り口だろう。
そう言えばお金ってどこにあるんだ?
ズボンのポケットをまさぐると何枚かの硬貨があるのに気付いた。
「えっと…銀貨が5枚と銅貨が6枚に鉄貨が16枚か」
これは元々俺が持っていた持ち金だな。
確か貯金や部屋にあった備品もお金に変えたって言っていたな。
それは中に入ってから確認するか。
人だかりの1番後ろに並ぶ。
結構な数の人が並んでいた。
……いや、人じゃないのも多くいた。
「なるほど…面白いな」
何だろうな。『人じゃない』者が当たり前の世界……。
ココでなら俺も『生きて』いけるかもしれないな。
30分もするとようやく門の前にまで着いた。
「初めて見る顔だな。旅人か?」
「ああ。旅の途中で野党に襲われて気づいたらココにって……」
「それは助かっただけでも儲けものと思うことだな」
「そうだな」
「金はあるか?」
「ああ。あまり多くはないがな」
「では入口料銀貨1枚だ」
「はい」
俺は銀貨を渡し門を潜った。
「へー……綺麗な町だな」
建物は石と木で造られている古い洋風の建物が綺麗に並び石畳もまた建物に合っていて街の風景が一つの芸術作品のようだ。
「まずは泊まるところを決めないと」
そして、今の自分がどうなっているのかも知らないと話にならないぞ」
あと、門番に言われた通りに『ライセンスカード』の発行だな。
『ライセンスカード』
この世界ではある意味必要なものだ。
地球で言うところの『パスポート』だ。
ただ、この世界のライセンスカードはパスポート以上に価値がある。
魔物討伐数の自動カウント、採取の自動カウント、報酬貯金とキャッシュ制、冒険者ランクの表示、冒険者御用達の店や宿屋で割引が受けられたり、商売・仕入れ・値付けなどの許可の申請証明、新製品の特許申請の証明などにも使えるのだ。
まあ、その他にも色々と付属の特典もあるが俺にとってはあまり重要ではないのでここは省かせてもらおう。
「どいて、どいて~」
「ん?うわっ」
「――っニャン」
「いつつつっ……」
駆け込んできた女の子らしき子とぶつかりお互いに地面にしゃがんでしまった。
「だ、大丈夫ですか?」
「大丈夫ニャ~」
「ごめん、勢いが凄すぎて避けられなかったよ」
「キャルは足早いからニャ~」
「ニャー?おう」
よくよく顔を見ると『猫』であった。
何というか…アメリカンショートヘアっぽい整った顔でありながら縞模様がまた良い感じでなお大きな瞳に長くピンと伸びた猫耳によりまさに猫美人と言えよう。
なんかこう…モフりたい。
「急いでいるから、また今度ニャー」
「お、おう…」
キャルはもの凄い速さで駆けていった。
「キャルのヤツ、いつも元気だなー」
「本当、元気の塊って感じですね」
「あん。アンタ、初めて見る顔だな」
「ええ。今日初めてここに来ました」
「ほう。じゃあ、何でも聞いてくれ。首都・コレルエンドのことなら何でも分かるからよ」
「じゃあ、遠慮なく。宿屋を探しているんですが、どこか良いところを紹介してほしい」
「そう言うことなら『うち』に来いよ。一泊二食付きで銀貨3枚だ」
「宿屋のオヤジさんだったのですね。これは幸運としか言えませんね。では、お願いします」
「おう。で、何泊するんだい?」
「では、とりあえず1泊で、明日ライセンス作った時にあと何日泊まるか決めようと思います」
「そうかい。じゃあ、俺の宿に行くか」
「はい」
宿屋すぐ目の前にあった。
俺は銀貨3枚を取り出しオヤジさんに渡す。
「部屋は102号室だ。夕飯は後4時間後だな。夕方の5時から12時までだ。朝食は朝5時から9時までだからな」
「分かりました」
食堂はフロントの左側に見えてるので大丈夫。
俺はオヤジさんから鍵を受け取り部屋に入る。
「結構、小綺麗になってるな。…しかし、ベッドはなんか布団が薄くて痛そうだな……」
やっぱ地球の暮らしって贅沢なんだなと思う拓真だった。
「さて…と、ステータスオープンっと」
口に出して言うと、パソコンと同じくらいのサイズの『液晶画面』が目の前に浮かび上がる。
その画面にはこう表示されていた。
◆◆◇◆◆◇◆◆
タクマ コウサカ(高坂 拓真) 25歳 称号:転移者
LV.1
HP:112/112
MP:136/136
パワー:17
スタミナ:22
ディフェンス:24
スピード:13
マジカル:21
マインド:15
ラック:7
神の恩恵
レアスキル・<精霊交流:LV.1>
ユニークスキル・<ゲーム化:LV.1>
◆◆◇◆◆◇◆◆
「完全にゲームのようなステータスだな。それに……」
精霊交流。これが多分『霊能力』が変化したモノなのだろう。
しかし、ギフトなのにレベルがあるのか。
単なるスキルじゃないってことか。
「で、この『ゲーム化』っていうのが、ここに来た時に貰えたスキルってことか…」
しかし、ゲーム化ってどういうことだ?
ステータス表示のことだけじゃないよな。
「詳しく知るにはどうすればいいんだ?」
画面をなぞって上下させる動く様子はない。
ならばと、ゲーム化の表示のところを押してみると…。
「あ、表示が変わった」
◆◆◇◆◆◇◆◆
ユニークスキル・<ゲーム化:LV.1> 所持金額:0円
アイテムボックス
戦技
魔法
錬金
解体
ドロップ
ガチャ
プレゼント:1
◆◆◇◆◆◇◆◆
何だろう。何かアプリゲ―の要素を感じる項目ばかりだ。
アイテムボックスはもはやご存じでしょうと言わんばかり。
荷物の出し入れ、時間停止、自動整理が出来、スキルレベルが上がれば容量増加やアイテム説明などが増えていくらしい。
戦技は物理攻撃技を覚えるとこの項目内に表示されるのだ。
スキルレベルが上がれば、上の等級の技を覚えられるようになる。
魔法も取得すれば項目内に表示される。
スキルレベルが上がれば、上の等級の魔法を取得できるようになる。
錬金は素材を組み合わせて錬金アイテムを作り出すことができる。
スキルレベルが上がると希少アイテムが作れるようになるのだ。
解体は狩った動物を部位ごとに解体してくれる。
スキルレベルが上がると解体できるランクも上がり、また解体できる種類も増えることがある。
ドロップは魔物や動物狩り、素材採取をするとそれとは別にドロップ品を落としてくれる。
スキルレベルが上がると、希少価値のあるものをドロップするようになる。
ガチャは今のところ『調味料ガチャ』のみである。
スキルレベルが上がるとガチャの種類が増える他、希少価値のあるものもガチャのリストに加わるようになる。
プレゼントは本当にたまにであるが女神から贈られるらしい。
「と言うかプレゼントが一つあるな……」
プレゼントをクリックすると項目内にはこう書かれていた。
『初心者パック』と。
さらに『初心者パック』をクリックするとアイテムボックスに仕舞ったと表示があった。
アイテムボックスの一覧を見ると、『刀剣×1』、『レザーアーマー×1』、『旅人の服一式×5』、『旅人の靴×2』、『薬草×10』、『金貨×12』『銀貨×83』『銅貨×94』と表示された。
お金は向こうの世界の俺の貯金や部屋の物をお金に変えたものだろう。
残りが『初心者パック』の中身だろう。
俺は今着ている服を下着のみそのままにして脱ぎ、旅人の服に着替える。
もちろん靴も履き替えた。
「まあ、悪くはないな」
とりあえず着替えが終わり一息つく俺だった。
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