16 / 211
俺のねーちゃんは人見知りがはげしい【俺の事情】
9.ねーちゃんに宣戦布告
しおりを挟む
ねーちゃんが懸命に歩いている。
頬を紅潮させて、せかせかと歩いている。
そんなに急がなくても良いのに。
彼女がどんなに急ごうとも、俺の体感ではゆっくりとしか認識できない。だから普通に歩くのと、大して違うように思えない。
「ねーちゃん」
ふうふう息をしながら、ねーちゃんが顔を上げる。
「もう少しゆっくり歩いたら?そんなに違わないよ。急ぎ足にしても」
「うん?……なんか眠くって―――早く家に戻りたいの」
ふうん?
「じゃあ俺おぶってくから、背中で寝てなよ」
「……えっ」
ねーちゃんは、漫画みたいにビクッと肩を震わせて首を振った。
ブンブンっと風の音が聞こえそうなくらい。
「い……いいっ、いらないっ!」
すると首を振り過ぎたのか、ねーちゃんの足元がふらりと揺れた。
咄嗟に彼女の腕を掴み支える。
「あ、ありがと……」
「うん、気をつけて。大丈夫?」
「うん、だいじょぶ……」
もしかして意識してる?それとも、警戒してるの……?
俺の執着の強さを知って―――もしかして彼女は引いてしまったのだろうか。
「ねえ」
再び歩き出したねーちゃんに、上から声を掛ける。
「うん?」
「俺のコト嫌いになった?」
「……はあ?……何言ってるの?」
ねーちゃんは再度立ち止まり、キョトンとして俺を見上げた。
「だってねーちゃん、何か変だ」
俺は思い切って、尋ねた。
「俺がねーちゃんを追っかけて高校入ったって聞いて、引いちゃった?俺の事―――もしかして嫌になった……?」
今日彼女に告白した事は全て、これまで自分の中に仕舞い込んで表に出さなかった事だ。ねーちゃんに言えなかったのは―――ただ単に嫌われたく無かったから。
今更って気もするけれど、俺のあまりの『シスコン』振りに引かれてしまうのが怖かった。
「……嫌いになるワケないじゃん」
プイっと顔を逸らし、ねーちゃんはまた歩き出した。
少しホッとして、小走りでその小さな背中を追いかける。
「ねーちゃんの同級生の男子と比べたら……子供っぽいかな?」
それは俺が今―――、一番気になって仕方が無い質問。
ねーちゃんは振り向かなかった。
けれども正面を見たまま、優しい声でこう言ったのだ。
「同じ高校頑張って入ってくれたのは、嬉しいよ。清美が頑張ってるの見て来たんだよ?嬉しく無いわけないじゃない」
彼女の頬に、うっすらと朱が差すのが見えてドキリと胸が跳ねる。
「『子供』って言ったのは―――」
ねーちゃんは言い掛けて口を閉じた。それから気を取り直すように、クルリと俺を振り返り、立ち止まった。
「あのね、私分かってるよ。清美が私の事心配してくれてるって」
思わず俺は息を呑み込む。
「確かにちょっとうるさいなぁって思う時もあるけど……また甘えてくれるようになったのは、正直ちょっと嬉しいかな?だから『子供』の清美も―――ねーちゃんは結構、好きだな」
「ねーちゃん……」
『子供』と言われて嬉しい筈は無いのに。
『弟』だと念を押されているも同然なのに。
嬉しくて―――胸の奥が熱くなる。
だから思わず調子に乗ってしまった。
「―――じゃあ、可愛い弟の背中におぶさるくらい……いいんじゃない?」
「それは、やだ」
ねーちゃんは即座に反発した。
絆されても、言う事は言う。ねーちゃんらしい。
調子に乗り過ぎて今度こそ本当に怒らせたかも。
キッと俺を睨み付ける頬が、恥ずかしいのか真っ赤に染まる。
小さいねーちゃんが精一杯反抗的な態度を見せるのが―――震えを感じるほど可愛いと思う。
頬がイチゴ大福みたいだ。
とっても柔らかくて、美味しそう。
そして甘そう……。
そんな不埒な視線に1ミリも気付いて無いのだろう―――ねーちゃんは気だるげに首を一振りすると、
「うー眠い……早く帰ろ」
と言って踵を返し、また歩みを再開した。
しかし睡魔と闘っているためか、割とすぐに足元がおぼつかなくなって来る。
「……やっぱ、おぶさる?」
「やだ」
頑固なんだから。
まあ、俺も大概シツコイけど。
5分ほど歩くと児童公園が見えて来た。
そこには小さな子供用のバスケットゴールがあって、俺がシュートを入れる度ねーちゃんが「すごいっ」と大仰に褒めてくれたのを覚えている。
褒められたのが本当に嬉しくて、バスケが大好きになった。
ミニバスチームに入って、それ以来バスケばっかりやって来た。
試合を見に来てくれるねーちゃんにいい処を見せたくて、それこそ練習は一所懸命やった。だからすぐにチームに馴染めて、新参者の俺にもアッと言う間に居場所ができた。
ふらふらするねーちゃんの小さな背中を見ながら思う。
もっと、頼ってくれれば良いのに。
ねーちゃんに褒められて心を躍らせていたあの頃より、随分大きくなったんだよ。
もう子供用のバスケットゴールに手を触れるのに、ジャンプする必要さえ無いんだ。
ねーちゃんを背負うくらい―――何の造作も無い事なのに。
暫く2人、無言で歩いた。
俺はねーちゃんの後ろを、影よろしく付いて行く。
そうして家の玄関まで来て、ねーちゃんが鞄の中を探って鍵を出すのを後ろからジッと眺めていた。
「はー、眠い……」
本当に眠いんだな。息を吐く小さな肩を見て思う。
鞄の鍵を探る時下を向いた彼女の長い髪が2つに分かれて、細く白いうなじが覗いた。
すっかり明けた白い空。
朝の光に反射して、その白さが目に眩しい。
俺はゆっくりと手を伸ばす。
鍵を回してノブに掛けたその小さな手に、そっとそれを重ねた。
「何?」
ねーちゃんの声音に警戒の色は無い。
―――俺は問い掛けに応えず、吸い寄せられるようにその小さな体を包み込んだ。
自然に左手が、ねーちゃんの折れそうに細い腰に回る。
そんな危機的状況に陥っていると言うのに―――ねーちゃんの体に強張りは感じられない。
ホっとするのと同時に、心の中で小さく舌打ちしてしまう。
―――こんな状況でも緊張しないなんて、随分と信用されたもんだ。
「きよ……」
ねーちゃんが振り向こうとしたその時、俺に捧げられるように見えたその大福をどうしても、食べたくなった。
邪魔な髪の毛を掬い取り―――その頬を歯を立てないように咥えてみる。
「きよ……み……?」
突然の俺の強襲に驚き、今度こそちゃんと強張ったその体を―――軋まないギリギリの強さでしっかりと抱き竦める。
意外と、俺は冷静だったと思う。
ねーちゃんの体が火照って来てドクン、ドクンと脈打つ様子をじっくりと観察する余裕があったのだから。
その心地良い柔らかさと熱を堪能しながら―――俺は「さて、次はどうしよう」と考えた。
衝動のままに行動してしまったが、さて。
あ、そうだ。
これだけは、言っておこう。
ねーちゃんの小さな耳にフっと息を掛ける。ビクリと華奢な体が跳ねた。
ははっ、可愛いーなー。
怯える様子に何故か少し、優越感を感じてしまう。
「俺もう、子供じゃないから」
宣戦布告。
覚悟しとけよ、ねーちゃん。
頬を紅潮させて、せかせかと歩いている。
そんなに急がなくても良いのに。
彼女がどんなに急ごうとも、俺の体感ではゆっくりとしか認識できない。だから普通に歩くのと、大して違うように思えない。
「ねーちゃん」
ふうふう息をしながら、ねーちゃんが顔を上げる。
「もう少しゆっくり歩いたら?そんなに違わないよ。急ぎ足にしても」
「うん?……なんか眠くって―――早く家に戻りたいの」
ふうん?
「じゃあ俺おぶってくから、背中で寝てなよ」
「……えっ」
ねーちゃんは、漫画みたいにビクッと肩を震わせて首を振った。
ブンブンっと風の音が聞こえそうなくらい。
「い……いいっ、いらないっ!」
すると首を振り過ぎたのか、ねーちゃんの足元がふらりと揺れた。
咄嗟に彼女の腕を掴み支える。
「あ、ありがと……」
「うん、気をつけて。大丈夫?」
「うん、だいじょぶ……」
もしかして意識してる?それとも、警戒してるの……?
俺の執着の強さを知って―――もしかして彼女は引いてしまったのだろうか。
「ねえ」
再び歩き出したねーちゃんに、上から声を掛ける。
「うん?」
「俺のコト嫌いになった?」
「……はあ?……何言ってるの?」
ねーちゃんは再度立ち止まり、キョトンとして俺を見上げた。
「だってねーちゃん、何か変だ」
俺は思い切って、尋ねた。
「俺がねーちゃんを追っかけて高校入ったって聞いて、引いちゃった?俺の事―――もしかして嫌になった……?」
今日彼女に告白した事は全て、これまで自分の中に仕舞い込んで表に出さなかった事だ。ねーちゃんに言えなかったのは―――ただ単に嫌われたく無かったから。
今更って気もするけれど、俺のあまりの『シスコン』振りに引かれてしまうのが怖かった。
「……嫌いになるワケないじゃん」
プイっと顔を逸らし、ねーちゃんはまた歩き出した。
少しホッとして、小走りでその小さな背中を追いかける。
「ねーちゃんの同級生の男子と比べたら……子供っぽいかな?」
それは俺が今―――、一番気になって仕方が無い質問。
ねーちゃんは振り向かなかった。
けれども正面を見たまま、優しい声でこう言ったのだ。
「同じ高校頑張って入ってくれたのは、嬉しいよ。清美が頑張ってるの見て来たんだよ?嬉しく無いわけないじゃない」
彼女の頬に、うっすらと朱が差すのが見えてドキリと胸が跳ねる。
「『子供』って言ったのは―――」
ねーちゃんは言い掛けて口を閉じた。それから気を取り直すように、クルリと俺を振り返り、立ち止まった。
「あのね、私分かってるよ。清美が私の事心配してくれてるって」
思わず俺は息を呑み込む。
「確かにちょっとうるさいなぁって思う時もあるけど……また甘えてくれるようになったのは、正直ちょっと嬉しいかな?だから『子供』の清美も―――ねーちゃんは結構、好きだな」
「ねーちゃん……」
『子供』と言われて嬉しい筈は無いのに。
『弟』だと念を押されているも同然なのに。
嬉しくて―――胸の奥が熱くなる。
だから思わず調子に乗ってしまった。
「―――じゃあ、可愛い弟の背中におぶさるくらい……いいんじゃない?」
「それは、やだ」
ねーちゃんは即座に反発した。
絆されても、言う事は言う。ねーちゃんらしい。
調子に乗り過ぎて今度こそ本当に怒らせたかも。
キッと俺を睨み付ける頬が、恥ずかしいのか真っ赤に染まる。
小さいねーちゃんが精一杯反抗的な態度を見せるのが―――震えを感じるほど可愛いと思う。
頬がイチゴ大福みたいだ。
とっても柔らかくて、美味しそう。
そして甘そう……。
そんな不埒な視線に1ミリも気付いて無いのだろう―――ねーちゃんは気だるげに首を一振りすると、
「うー眠い……早く帰ろ」
と言って踵を返し、また歩みを再開した。
しかし睡魔と闘っているためか、割とすぐに足元がおぼつかなくなって来る。
「……やっぱ、おぶさる?」
「やだ」
頑固なんだから。
まあ、俺も大概シツコイけど。
5分ほど歩くと児童公園が見えて来た。
そこには小さな子供用のバスケットゴールがあって、俺がシュートを入れる度ねーちゃんが「すごいっ」と大仰に褒めてくれたのを覚えている。
褒められたのが本当に嬉しくて、バスケが大好きになった。
ミニバスチームに入って、それ以来バスケばっかりやって来た。
試合を見に来てくれるねーちゃんにいい処を見せたくて、それこそ練習は一所懸命やった。だからすぐにチームに馴染めて、新参者の俺にもアッと言う間に居場所ができた。
ふらふらするねーちゃんの小さな背中を見ながら思う。
もっと、頼ってくれれば良いのに。
ねーちゃんに褒められて心を躍らせていたあの頃より、随分大きくなったんだよ。
もう子供用のバスケットゴールに手を触れるのに、ジャンプする必要さえ無いんだ。
ねーちゃんを背負うくらい―――何の造作も無い事なのに。
暫く2人、無言で歩いた。
俺はねーちゃんの後ろを、影よろしく付いて行く。
そうして家の玄関まで来て、ねーちゃんが鞄の中を探って鍵を出すのを後ろからジッと眺めていた。
「はー、眠い……」
本当に眠いんだな。息を吐く小さな肩を見て思う。
鞄の鍵を探る時下を向いた彼女の長い髪が2つに分かれて、細く白いうなじが覗いた。
すっかり明けた白い空。
朝の光に反射して、その白さが目に眩しい。
俺はゆっくりと手を伸ばす。
鍵を回してノブに掛けたその小さな手に、そっとそれを重ねた。
「何?」
ねーちゃんの声音に警戒の色は無い。
―――俺は問い掛けに応えず、吸い寄せられるようにその小さな体を包み込んだ。
自然に左手が、ねーちゃんの折れそうに細い腰に回る。
そんな危機的状況に陥っていると言うのに―――ねーちゃんの体に強張りは感じられない。
ホっとするのと同時に、心の中で小さく舌打ちしてしまう。
―――こんな状況でも緊張しないなんて、随分と信用されたもんだ。
「きよ……」
ねーちゃんが振り向こうとしたその時、俺に捧げられるように見えたその大福をどうしても、食べたくなった。
邪魔な髪の毛を掬い取り―――その頬を歯を立てないように咥えてみる。
「きよ……み……?」
突然の俺の強襲に驚き、今度こそちゃんと強張ったその体を―――軋まないギリギリの強さでしっかりと抱き竦める。
意外と、俺は冷静だったと思う。
ねーちゃんの体が火照って来てドクン、ドクンと脈打つ様子をじっくりと観察する余裕があったのだから。
その心地良い柔らかさと熱を堪能しながら―――俺は「さて、次はどうしよう」と考えた。
衝動のままに行動してしまったが、さて。
あ、そうだ。
これだけは、言っておこう。
ねーちゃんの小さな耳にフっと息を掛ける。ビクリと華奢な体が跳ねた。
ははっ、可愛いーなー。
怯える様子に何故か少し、優越感を感じてしまう。
「俺もう、子供じゃないから」
宣戦布告。
覚悟しとけよ、ねーちゃん。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
英雄の番が名乗るまで
長野 雪
恋愛
突然発生した魔物の大侵攻。西の果てから始まったそれは、いくつもの集落どころか国すら飲みこみ、世界中の国々が人種・宗教を越えて協力し、とうとう終息を迎えた。魔物の駆逐・殲滅に目覚ましい活躍を見せた5人は吟遊詩人によって「五英傑」と謳われ、これから彼らの活躍は英雄譚として広く知られていくのであろう。
大侵攻の終息を祝う宴の最中、己の番《つがい》の気配を感じた五英傑の一人、竜人フィルは見つけ出した途端、気を失ってしまった彼女に対し、番の誓約を行おうとするが失敗に終わる。番と己の寿命を等しくするため、何より番を手元に置き続けるためにフィルにとっては重要な誓約がどうして失敗したのか分からないものの、とにかく庇護したいフィルと、ぐいぐい溺愛モードに入ろうとする彼に一歩距離を置いてしまう番の女性との一進一退のおはなし。
※小説家になろうにも投稿
白い結婚は無理でした(涙)
詩森さよ(さよ吉)
恋愛
わたくし、フィリシアは没落しかけの伯爵家の娘でございます。
明らかに邪な結婚話しかない中で、公爵令息の愛人から契約結婚の話を持ち掛けられました。
白い結婚が認められるまでの3年間、お世話になるのでよい妻であろうと頑張ります。
小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
現在、筆者は時間的かつ体力的にコメントなどの返信ができないため受け付けない設定にしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
恋人、はじめました。
桜庭かなめ
恋愛
紙透明斗のクラスには、青山氷織という女子生徒がいる。才色兼備な氷織は男子中心にたくさん告白されているが、全て断っている。クールで笑顔を全然見せないことや銀髪であること。「氷織」という名前から『絶対零嬢』と呼ぶ人も。
明斗は半年ほど前に一目惚れしてから、氷織に恋心を抱き続けている。しかし、フラれるかもしれないと恐れ、告白できずにいた。
ある春の日の放課後。ゴミを散らしてしまう氷織を見つけ、明斗は彼女のことを助ける。その際、明斗は勇気を出して氷織に告白する。
「これまでの告白とは違い、胸がほんのり温かくなりました。好意からかは分かりませんが。断る気にはなれません」
「……それなら、俺とお試しで付き合ってみるのはどうだろう?」
明斗からのそんな提案を氷織が受け入れ、2人のお試しの恋人関係が始まった。
一緒にお昼ご飯を食べたり、放課後デートしたり、氷織が明斗のバイト先に来たり、お互いの家に行ったり。そんな日々を重ねるうちに、距離が縮み、氷織の表情も少しずつ豊かになっていく。告白、そして、お試しの恋人関係から始まる甘くて爽やかな学園青春ラブコメディ!
※特別編9が完結しました!(2026.3.6)
※小説家になろう(N6867GW)、カクヨムでも公開しています。
※お気に入り登録、感想などお待ちしています。
思い出さなければ良かったのに
田沢みん
恋愛
「お前の29歳の誕生日には絶対に帰って来るから」そう言い残して3年後、彼は私の誕生日に帰って来た。
大事なことを忘れたまま。
*本編完結済。不定期で番外編を更新中です。
溺婚
明日葉
恋愛
香月絢佳、37歳、独身。晩婚化が進んでいるとはいえ、さすがにもう、無理かなぁ、と残念には思うが焦る気にもならず。まあ、恋愛体質じゃないし、と。
以前階段落ちから助けてくれたイケメンに、馴染みの店で再会するものの、この状況では向こうの印象がよろしいはずもないしと期待もしなかったのだが。
イケメン、天羽疾矢はどうやら絢佳に惹かれてしまったようで。
「歳も歳だし、とりあえず試してみたら?こわいの?」と、挑発されればつい、売り言葉に買い言葉。
何がどうしてこうなった?
平凡に生きたい、でもま、老後に1人は嫌だなぁ、くらいに構えた恋愛偏差値最底辺の絢佳と、こう見えて仕事人間のイケメン疾矢。振り回しているのは果たしてどっちで、振り回されてるのは、果たしてどっち?
訳あり冷徹社長はただの優男でした
あさの紅茶
恋愛
独身喪女の私に、突然お姉ちゃんが子供(2歳)を押し付けてきた
いや、待て
育児放棄にも程があるでしょう
音信不通の姉
泣き出す子供
父親は誰だよ
怒り心頭の中、なしくずし的に子育てをすることになった私、橋本美咲(23歳)
これはもう、人生詰んだと思った
**********
この作品は他のサイトにも掲載しています
さよなら、私の初恋の人
キムラましゅろう
恋愛
さよなら私のかわいい王子さま。
破天荒で常識外れで魔術バカの、私の優しくて愛しい王子さま。
出会いは10歳。
世話係に任命されたのも10歳。
それから5年間、リリシャは問題行動の多い末っ子王子ハロルドの世話を焼き続けてきた。
そんなリリシャにハロルドも信頼を寄せていて。
だけどいつまでも子供のままではいられない。
ハロルドの婚約者選定の話が上がり出し、リリシャは引き際を悟る。
いつもながらの完全ご都合主義。
作中「GGL」というBL要素のある本に触れる箇所があります。
直接的な描写はありませんが、地雷の方はご自衛をお願いいたします。
※関連作品『懐妊したポンコツ妻は夫から自立したい』
誤字脱字の宝庫です。温かい目でお読み頂けますと幸いです。
小説家になろうさんでも時差投稿します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる