27 / 32
26話 混乱の帰還〈side リュカ〉
しおりを挟む
~ソフィアと別れてすぐ~
俺は、ラビンス王国へ帰還した時、すでに、クーデターの準備は終わっていた。軍勢・1万(魔物含む)
「ソレイユ。これは、なんだ?」
「テオさまを見限ったものどもです。みな、リュカさまが王となることを望んでおられます」
「テオは、どこへいる?」
「寝室かと」
「そうか」
「すぐにでも、戦う準備は整っております」
「・・・・・・軍勢は、1万もいらない」
「と、言いますと?」
「俺1人で、十分だ」
意味が飲み込めていないソレイユを残し、俺は、テオの元へ向かう。
途中で何人かの兵に道を聞き、殺し、たどり着いたテオの寝室であろう扉を蹴飛ばす。
テオは寝ていたようで、ベッドの上にへたり込んでいる。
「なっ、なんだ!?」
「テオ、か?」
「お、お前は、リュカ?」
「ああ。そうだ。お前が殺そうとした、な」
「・・・・・・っ」
テオは、近くにある剣を取ろうとしたが、俺がそれを許さない。何人かの血がついた剣を身動きができないように、動いたらすぐにでも突き刺せるように、テオの首筋に当てる。
「な、なにが望みだ!?」
「・・・・・・平穏」
俺の、平穏じゃない。ソフィアたちの、ソフィアの、平穏。ソフィアが、平和で、幸せな世界にいてくれたら、それだけで、いい。
ただ、それを、壊すような奴がいるのなら、俺は、赦しはしない。
「俺は、王位など興味はない。ただ、お前がいることで、ソフィアが不幸になるのなら、お前を、殺し、俺が王となる」
「・・・・・・フッ。はっはっはっはっは」
急にテオが、狂ったように笑い出した。
「さすが、兄上の息子だ。そうか。そうか。かわってくれるのか!?この、血に塗れた王冠を。王位を!!」
「なんのことだ?」
「さあ、殺すがいい。この国の、王となったものは全員、前王を殺して、王になっている。王となる資格があるものは、王となるものを殺すのだ」
「そうか。今までご苦労だった」
血飛沫が舞い、頬に生ぬるい液体がかかる。ソフィアといたころは、人を殺すことに抵抗があった。殺した人にも家族はいるのだから。その家族は、悲しんでしまうから。
だが、なぜか、今はなにも感じない。殺した兵にも、家族はいるのに。ただ、ただ、何かが空っぽになっていく。それだけだ。
俺の足元と、血溜まりを作って倒れているテオの元に魔法陣が描かれる。
王位継承のための、魔法陣だろう。光と魔法が俺を包み込み、やがて、消えた。
バタバタと音がして、部屋の中に兵とソレイユが駆け込んできた。
「リュカさま、これは・・・・・・」
「お前は、これを望んでいたのだろう?」
「城内に兵は、少なくとも50はおりましたが」
そんなにいたのか。
「王妃は、どこへいる?」
ソレイユとソレイユに聞くと、なぜかビクッと震えたように怯えて、こちらです、とソレイユは俺を案内した。
下手すると、テオの寝室よりも広く、豪華な部屋で、目の前にいるのは、俺を憎らしそうに睨む継母。
「お久しぶりです。王妃」
ふんっというような鼻で笑う声が聞こえた気がする。
「あの人を、殺したのね?」
「ああ」
「あなたじゃないわ。王となるのは。私の息子のルーカスよ!!」
「別に俺は、王位なんかに興味はない。だが、あなたたちにこの国を任せたら、メチャクチャになるのは明らかだ。子供でもわかる」
「なっ。お前、誰に向かって口を聞いていると!?」
「あなたこそ、誰に向かって口を聞いている。俺は、」
そう。俺は。
「俺は、この国の王だぞ?」
ラビンス王国の、国王だ。
テオを殺し、王となったことを国民や、他国への報告。
テオを殺したことを咎められるかと思っていたが、そうでもなく。ただ、新王即位に対する喜びだけが、俺に届いた。
「リュカさま。縁談の話が届いておりますが」
ソレイユか。
「どこからだ?」
「それが、カラサイム王国の、第1王女さまだそうで」
「そうか」
遅からず、そんな話が来るだろうと思っていた。
「話を進めておけ」
「は、はい」
やるべきことはまだたくさんある。
城内に残っているテオ派の貴族の清掃。俺に敵意を持っているであろう王妃、弟の対処法。一応、王妃は今は幽閉しているが。それに、国内の統治。
「・・・・・・それが、1週間後にこちらへいらっしゃるようで」
「それは、本当か!?」
「ええ」
「そうか」
カラサイム王国は、軍事力、経済、ともに発展している国だ。そんな国の王女を、無碍にはできない。
「後宮を、一掃しておけ」
「はい」
後宮。それは、とても恐ろしい場所だ。
顔も声も知らない俺の母は、元々、父と母は政略結婚だった。よくある話だ。
母は、俺を産んだ後、後宮の中で、賊に殺された。後宮は、王とその側近しか男は入っていけない決まりとなっている。警備は厳重だ。その中で、名も知らない賊が侵入し、母は殺された。母は賊に殺されたらしいが、多分、他の女が雇った刺客にでも殺されたのだろう。
母が亡くなり、母の次に正妃となったのは、キーラだった。母の身分は、公爵令嬢で、キーラは伯爵令嬢だった。
父は元々、恋仲だったキーラを正妃としたかったそうだが、身分の違いで、最終的に、母が正妃となった。さらに、第1皇子で、王位継承権1位となった俺を産んだ母を、キーラはとても恨んでいたそうだ。
後宮には他にも、たくさんの女がいる。妃ではない、他の侍女にも、稀に王の目がかかる時がある。虎視眈々と、“その時“を狙っている女が、たくさんすぐっている場所だ。
女同士のいじめは日常茶飯事。もし子を孕んだりしてしまえば、毒見が100人以上必要となる始末。女の欲と陰謀が渦巻く場所。そんなところに甘やかされて育ってきたであろう王女が入ってくる。心が壊れなければいいが。
ただ、そんな場所でも、ソフィアは・・・・・・。
ぐしゃりと自分の髪の毛をかく。決心したはずなのに、こんな時にでもソフィアのことを考えてしまう。
大丈夫だろうか。ソフィアは。1回言ったことは、絶対にやり遂げてしまうから。俺に、会いにいくと言ったからには、絶対に、この国に来るだろう。そして、知るだろう。
俺がどんなに、汚いか、汚れてしまったか。
君が知っているリュカは、もう死んでしまったのだということを。
俺は、ラビンス王国へ帰還した時、すでに、クーデターの準備は終わっていた。軍勢・1万(魔物含む)
「ソレイユ。これは、なんだ?」
「テオさまを見限ったものどもです。みな、リュカさまが王となることを望んでおられます」
「テオは、どこへいる?」
「寝室かと」
「そうか」
「すぐにでも、戦う準備は整っております」
「・・・・・・軍勢は、1万もいらない」
「と、言いますと?」
「俺1人で、十分だ」
意味が飲み込めていないソレイユを残し、俺は、テオの元へ向かう。
途中で何人かの兵に道を聞き、殺し、たどり着いたテオの寝室であろう扉を蹴飛ばす。
テオは寝ていたようで、ベッドの上にへたり込んでいる。
「なっ、なんだ!?」
「テオ、か?」
「お、お前は、リュカ?」
「ああ。そうだ。お前が殺そうとした、な」
「・・・・・・っ」
テオは、近くにある剣を取ろうとしたが、俺がそれを許さない。何人かの血がついた剣を身動きができないように、動いたらすぐにでも突き刺せるように、テオの首筋に当てる。
「な、なにが望みだ!?」
「・・・・・・平穏」
俺の、平穏じゃない。ソフィアたちの、ソフィアの、平穏。ソフィアが、平和で、幸せな世界にいてくれたら、それだけで、いい。
ただ、それを、壊すような奴がいるのなら、俺は、赦しはしない。
「俺は、王位など興味はない。ただ、お前がいることで、ソフィアが不幸になるのなら、お前を、殺し、俺が王となる」
「・・・・・・フッ。はっはっはっはっは」
急にテオが、狂ったように笑い出した。
「さすが、兄上の息子だ。そうか。そうか。かわってくれるのか!?この、血に塗れた王冠を。王位を!!」
「なんのことだ?」
「さあ、殺すがいい。この国の、王となったものは全員、前王を殺して、王になっている。王となる資格があるものは、王となるものを殺すのだ」
「そうか。今までご苦労だった」
血飛沫が舞い、頬に生ぬるい液体がかかる。ソフィアといたころは、人を殺すことに抵抗があった。殺した人にも家族はいるのだから。その家族は、悲しんでしまうから。
だが、なぜか、今はなにも感じない。殺した兵にも、家族はいるのに。ただ、ただ、何かが空っぽになっていく。それだけだ。
俺の足元と、血溜まりを作って倒れているテオの元に魔法陣が描かれる。
王位継承のための、魔法陣だろう。光と魔法が俺を包み込み、やがて、消えた。
バタバタと音がして、部屋の中に兵とソレイユが駆け込んできた。
「リュカさま、これは・・・・・・」
「お前は、これを望んでいたのだろう?」
「城内に兵は、少なくとも50はおりましたが」
そんなにいたのか。
「王妃は、どこへいる?」
ソレイユとソレイユに聞くと、なぜかビクッと震えたように怯えて、こちらです、とソレイユは俺を案内した。
下手すると、テオの寝室よりも広く、豪華な部屋で、目の前にいるのは、俺を憎らしそうに睨む継母。
「お久しぶりです。王妃」
ふんっというような鼻で笑う声が聞こえた気がする。
「あの人を、殺したのね?」
「ああ」
「あなたじゃないわ。王となるのは。私の息子のルーカスよ!!」
「別に俺は、王位なんかに興味はない。だが、あなたたちにこの国を任せたら、メチャクチャになるのは明らかだ。子供でもわかる」
「なっ。お前、誰に向かって口を聞いていると!?」
「あなたこそ、誰に向かって口を聞いている。俺は、」
そう。俺は。
「俺は、この国の王だぞ?」
ラビンス王国の、国王だ。
テオを殺し、王となったことを国民や、他国への報告。
テオを殺したことを咎められるかと思っていたが、そうでもなく。ただ、新王即位に対する喜びだけが、俺に届いた。
「リュカさま。縁談の話が届いておりますが」
ソレイユか。
「どこからだ?」
「それが、カラサイム王国の、第1王女さまだそうで」
「そうか」
遅からず、そんな話が来るだろうと思っていた。
「話を進めておけ」
「は、はい」
やるべきことはまだたくさんある。
城内に残っているテオ派の貴族の清掃。俺に敵意を持っているであろう王妃、弟の対処法。一応、王妃は今は幽閉しているが。それに、国内の統治。
「・・・・・・それが、1週間後にこちらへいらっしゃるようで」
「それは、本当か!?」
「ええ」
「そうか」
カラサイム王国は、軍事力、経済、ともに発展している国だ。そんな国の王女を、無碍にはできない。
「後宮を、一掃しておけ」
「はい」
後宮。それは、とても恐ろしい場所だ。
顔も声も知らない俺の母は、元々、父と母は政略結婚だった。よくある話だ。
母は、俺を産んだ後、後宮の中で、賊に殺された。後宮は、王とその側近しか男は入っていけない決まりとなっている。警備は厳重だ。その中で、名も知らない賊が侵入し、母は殺された。母は賊に殺されたらしいが、多分、他の女が雇った刺客にでも殺されたのだろう。
母が亡くなり、母の次に正妃となったのは、キーラだった。母の身分は、公爵令嬢で、キーラは伯爵令嬢だった。
父は元々、恋仲だったキーラを正妃としたかったそうだが、身分の違いで、最終的に、母が正妃となった。さらに、第1皇子で、王位継承権1位となった俺を産んだ母を、キーラはとても恨んでいたそうだ。
後宮には他にも、たくさんの女がいる。妃ではない、他の侍女にも、稀に王の目がかかる時がある。虎視眈々と、“その時“を狙っている女が、たくさんすぐっている場所だ。
女同士のいじめは日常茶飯事。もし子を孕んだりしてしまえば、毒見が100人以上必要となる始末。女の欲と陰謀が渦巻く場所。そんなところに甘やかされて育ってきたであろう王女が入ってくる。心が壊れなければいいが。
ただ、そんな場所でも、ソフィアは・・・・・・。
ぐしゃりと自分の髪の毛をかく。決心したはずなのに、こんな時にでもソフィアのことを考えてしまう。
大丈夫だろうか。ソフィアは。1回言ったことは、絶対にやり遂げてしまうから。俺に、会いにいくと言ったからには、絶対に、この国に来るだろう。そして、知るだろう。
俺がどんなに、汚いか、汚れてしまったか。
君が知っているリュカは、もう死んでしまったのだということを。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
この世界に転生したらいろんな人に溺愛されちゃいました!
キムチ鍋
恋愛
前世は不慮の事故で死んだ(主人公)公爵令嬢ニコ・オリヴィアは最近前世の記憶を思い出す。
だが彼女は人生を楽しむことができなっかたので今世は幸せな人生を送ることを決意する。
「前世は不慮の事故で死んだのだから今世は楽しんで幸せな人生を送るぞ!」
そこからいろいろな人に愛されていく。
作者のキムチ鍋です!
不定期で投稿していきます‼️
19時投稿です‼️
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
黒騎士団の娼婦
イシュタル
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。
異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。
頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。
煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。
誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。
「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」
※本作はAIとの共同制作作品です。
※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。
転生先は男女比50:1の世界!?
4036(シクミロ)
恋愛
男女比50:1の世界に転生した少女。
「まさか、男女比がおかしな世界とは・・・」
デブで自己中心的な女性が多い世界で、ひとり異質な少女は・・
どうなる!?学園生活!!
主人公の義兄がヤンデレになるとか聞いてないんですけど!?
玉響なつめ
恋愛
暗殺者として生きるセレンはふとしたタイミングで前世を思い出す。
ここは自身が読んでいた小説と酷似した世界――そして自分はその小説の中で死亡する、ちょい役であることを思い出す。
これはいかんと一念発起、いっそのこと主人公側について保護してもらおう!と思い立つ。
そして物語がいい感じで進んだところで退職金をもらって夢の田舎暮らしを実現させるのだ!
そう意気込んでみたはいいものの、何故だかヒロインの義兄が上司になって以降、やたらとセレンを気にして――?
おかしいな、貴方はヒロインに一途なキャラでしょ!?
※小説家になろう・カクヨムにも掲載
この世界、イケメンが迫害されてるってマジ!?〜アホの子による無自覚救済物語〜
具なっしー
恋愛
※この表紙は前世基準。本編では美醜逆転してます。AIです
転生先は──美醜逆転、男女比20:1の世界!?
肌は真っ白、顔のパーツは小さければ小さいほど美しい!?
その結果、地球基準の超絶イケメンたちは “醜男(キメオ)” と呼ばれ、迫害されていた。
そんな世界に爆誕したのは、脳みそふわふわアホの子・ミーミ。
前世で「喋らなければ可愛い」と言われ続けた彼女に同情した神様は、
「この子は救済が必要だ…!」と世界一の美少女に転生させてしまった。
「ひきわり納豆顔じゃん!これが美しいの??」
己の欲望のために押せ押せ行動するアホの子が、
結果的にイケメン達を救い、世界を変えていく──!
「すきーー♡結婚してください!私が幸せにしますぅ〜♡♡♡」
でも、気づけば彼らが全方向から迫ってくる逆ハーレム状態に……!
アホの子が無自覚に世界を救う、
価値観バグりまくりご都合主義100%ファンタジーラブコメ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる