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番外編〜職場にバレました
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誠さんの小学校の運動会に、我が家の爆弾~もとい、母がツアーを組んで友達と突撃してから早数週間。
ツアー参加者=おばさんズのペチャクチャ有る事無い事喋り捲り効果がじわりじわりと出始め、とうとう我が職場(市役所)の面々にも知られる事とあいなりました。
運動会で地域住民に一気にバレてしまった誠さんの気持ちが痛いほどよくわかる…。
なんて事してくれたんだ!と母に詰め寄ったところで、暖簾に腕押し糠に釘…。
「何言ってんのよ!だって良い事なんだから、別に隠す必要ないじゃない!お祝い事は皆んなで共有して、皆んなで幸せになるって良い事じゃない?ホントにもう!わかってないわねぇ…。これだから最近の若いもんは…」
ぶつぶつ言ってるよ。
あぁ、何処か私の事誰も知らない街に行きたい…。
ここは田舎過ぎて、都会では考えられないほどコミュニティが狭いんです。
自慢じゃないが、都会の役所の支所が抱える人口より、ここの全市民の人口の方が遥かに少ないんですよ。
つまりね。何かしら何処かで地域住民が繋がってるんです。
例えば親戚縁者以外にも、同じ学校の同級生だったり、先輩後輩だったり。仕事で繋がっていたり同じサークルだったり兎に角繋がりが濃いんです。
だからね…おばさんズのペチャクチャ効果は絶大で、信じられない程の短期間で拡散共有される事になっちゃったんですよ。
田舎って、恐い…。
てな事で、私は今、定時で帰宅途中に市役所の仲良し仲間に拉致され、彼女達から質問責めにあってる真っ最中であります。
「てかさぁ、何で七海の結婚話が外部から入ってくるかなぁ。信じらんない!私達ってそんなに信用ないかなぁ。その他大勢感がしてマジムカつくんだけど」
「先ず私達に報告するのが先でしょ?」
「今朝のミーティングで七海の結婚話聞いて、皆んな一日中機嫌が悪かったんだからね」
「責任とって、何でも質問に答える事!君に拒否権はないからね」
「はい…」
顔があげられません。消えて無くなってしまいたい…。
「で、取り敢えずはじめは彼の名前、身長体重、顔は誰に似てるか。あとは職業、勤務先もね。で、知り合ったきっかけも。他に聞きたい事がある人は、随時受け付けます」
「さぁ、キリキリはいてもらいましょうか?」
…………。
「彼は相原誠さん。身長は178センチ体重68キロ。小学校から高校までずっと野球やってたから、細マッチョで爽やかな人だよ。ちょっとワイルド系も入ってるかな?顔は猿系で、俳優の織田○二の若い頃みたいな?仕事は○○小学校で先生やってる」
「ふ~ん。私達に黙って、そんな優良物件とこそこそお付き合いしてたんだ。許せんな」
人差し指でテーブルをトントン連打しながら、詰め寄られて、七海は益々顔を上げられなくなってしまいました。
「で、どこで知り合ったのか言いたまえ」
同期の目がキランと光った気がしました。恐いよぉ~。
「8月の初めに見合いしたの、彼と。で、それからのお付き合いだから」
その日は、皆んなで行きつけの居酒屋の閉店時までいて、いじり倒されましたとさ。
流石の七海も、女友達の突撃取材には敵わなかったようです。
いやぁ…
結局、女は若くても年をとっておばさんになっても、恐いって事だね。
ツアー参加者=おばさんズのペチャクチャ有る事無い事喋り捲り効果がじわりじわりと出始め、とうとう我が職場(市役所)の面々にも知られる事とあいなりました。
運動会で地域住民に一気にバレてしまった誠さんの気持ちが痛いほどよくわかる…。
なんて事してくれたんだ!と母に詰め寄ったところで、暖簾に腕押し糠に釘…。
「何言ってんのよ!だって良い事なんだから、別に隠す必要ないじゃない!お祝い事は皆んなで共有して、皆んなで幸せになるって良い事じゃない?ホントにもう!わかってないわねぇ…。これだから最近の若いもんは…」
ぶつぶつ言ってるよ。
あぁ、何処か私の事誰も知らない街に行きたい…。
ここは田舎過ぎて、都会では考えられないほどコミュニティが狭いんです。
自慢じゃないが、都会の役所の支所が抱える人口より、ここの全市民の人口の方が遥かに少ないんですよ。
つまりね。何かしら何処かで地域住民が繋がってるんです。
例えば親戚縁者以外にも、同じ学校の同級生だったり、先輩後輩だったり。仕事で繋がっていたり同じサークルだったり兎に角繋がりが濃いんです。
だからね…おばさんズのペチャクチャ効果は絶大で、信じられない程の短期間で拡散共有される事になっちゃったんですよ。
田舎って、恐い…。
てな事で、私は今、定時で帰宅途中に市役所の仲良し仲間に拉致され、彼女達から質問責めにあってる真っ最中であります。
「てかさぁ、何で七海の結婚話が外部から入ってくるかなぁ。信じらんない!私達ってそんなに信用ないかなぁ。その他大勢感がしてマジムカつくんだけど」
「先ず私達に報告するのが先でしょ?」
「今朝のミーティングで七海の結婚話聞いて、皆んな一日中機嫌が悪かったんだからね」
「責任とって、何でも質問に答える事!君に拒否権はないからね」
「はい…」
顔があげられません。消えて無くなってしまいたい…。
「で、取り敢えずはじめは彼の名前、身長体重、顔は誰に似てるか。あとは職業、勤務先もね。で、知り合ったきっかけも。他に聞きたい事がある人は、随時受け付けます」
「さぁ、キリキリはいてもらいましょうか?」
…………。
「彼は相原誠さん。身長は178センチ体重68キロ。小学校から高校までずっと野球やってたから、細マッチョで爽やかな人だよ。ちょっとワイルド系も入ってるかな?顔は猿系で、俳優の織田○二の若い頃みたいな?仕事は○○小学校で先生やってる」
「ふ~ん。私達に黙って、そんな優良物件とこそこそお付き合いしてたんだ。許せんな」
人差し指でテーブルをトントン連打しながら、詰め寄られて、七海は益々顔を上げられなくなってしまいました。
「で、どこで知り合ったのか言いたまえ」
同期の目がキランと光った気がしました。恐いよぉ~。
「8月の初めに見合いしたの、彼と。で、それからのお付き合いだから」
その日は、皆んなで行きつけの居酒屋の閉店時までいて、いじり倒されましたとさ。
流石の七海も、女友達の突撃取材には敵わなかったようです。
いやぁ…
結局、女は若くても年をとっておばさんになっても、恐いって事だね。
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