ガラクタの少女

Olivia

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02-部品

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H8M「あら、海外製品の目?それともジャンクの寄せ集めかしら」
 H社 第8世代 ミドルクラス

F6M「・・・」
 F社 第6世代 ミドルクラス

F6MもともとはF1Mかな・・・不機嫌そうな感じだ

H8M「いいな・・・」

たしかに海外モデルに設定されている目はカメラの性能が良かったような

一般購入の場合の価格はいい金額だったきがする

F6M「認証コードをお願いします」

耳元でコードをささやく

F6M「承認されました、OSの移行を行います」

H8MにF6Mのスペックを伝える

私「時間がかかるだろうから、店にこの子用で何か使えそうなのあるか見てきてくれる?」

H8M「わかりました」

私「よろしく」

F6M「デバイスに合わせたドライバーを更新します」

私「はい」

F6Mを眺める

目が動いて焦点を合わせている

目が合う

F6M「・・・お久しぶりですね」

私「そうだね」

声の音声が以前のケースと違うから違和感がある

F6M「システムデバイスの更新は終わりました・・・あとはケースの調整で時間が必要です」

私「ごゆっくり」

F6M「きいてもいいですか?」

私「どうぞ」

F6M「なんでまた使う気になったんですか?」

私「なんとなく・・・かな、たぶん君には理解できないと思う」

F6M「そうですね」

そういいながら両腕と手を動かして確認している

F6M「カメラの入力と音声の入力は問題ありません、音声の出力は問題ありませんか?」

私「後で声は変えたいかな・・・そのままでもなれるか・・・」

F6M「では音声はのちほど」

そういいながら椅子から立ち上がる

その場で足踏みをしてバランスを確かめている

私「よさそう?」

F6M「はい」

H8Mが戻ってくる

H8M「このあたりの部品が使えそうですが、どうしますか?」

増設用の計算装置と画像処理のボードがあるらしい

私「ありがとう、買って帰ってからインストールしよう」

H8M「はい」

F6Mはアンドロイドの展示用の布をきている

私「服は・・・と」

H8M「着せるのが簡単なワイシャツとスカートを買いながら帰りましょうか」

私「そうだね」

店員に声をかける

不思議な顔でH8MとF6Mを見ている

店員「そのアンドロイドがあるのにわざわざ古いのかうんですね」

私「まぁ・・・いろいろあってね」

店員「そう?まぁ、いろんな趣味の人がいるからね・・・ビジネス用だと、あっちじゃ使えないから中古だと売れないから助かるよ・・・もしかしてOSにシードとかはいってる?」

私「だと、いいんですけどね・・・店員さんは何かつかってます?」

店員「ん?まぁ、メーカーのカスタマイズが1体と自作が1体」

私「ははは」

店員「女性向けのケース(男性)のほうが売れるからね・・・」

私「そうなんですか?」

店員「ビジネス用も性処理用に改造してネットで転売するといい値段がつくらしい」

私「なるほど」

店員「大人用は専用のプロダクトキーがないと違法だから店じゃなかなか扱えないから・・・その子、キー入ってる?」

私「ははは、ないんですよね・・・それが」

店員「まぁ、ジャンクかってるくらいじゃねぇ・・・」

F6Mが首をかしげている

ばれるからやめてほしい

私「それじゃ、ありがとうございまいた」

店員「はい、また、たのむよ」

店を出て車に乗り込む

H8M「嘘つき」

私「まぁ、ね・・・」
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