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魔法使いに・・・
しおりを挟む文「ね、魔法が使えるとしたら何がいい?」
絵「魔法か・・・空が飛べるとか?」
文「いいね、どんな魔法になると思う?」
絵「どんな?」
文「例えば」
・体が浮く→重力から解放される
・行きたい方向に体が動く→空気を流す
文「かな」
絵「なるほど・・・めんどくさいな」
文「魔法のほうきの理屈が知りたくならない?」
絵「理屈が通用しないのが魔法でしょう?」
文「そう?」
絵「なら、火を使うのは?」
文「そうだな」
・着火
・燃焼燃やすエネルギーが必要
・目標物まで火を送る魔法
・対象物をさらに燃やす
文「めんどくさいな」
絵「でしょう?・・・周辺の酸素ないと燃えないし、自分が酸素ないとだめでしょう?」
文「魔法の石から火をだせば解決か?・・・一酸化炭素中毒で倒れそう」
絵「なんでもそうだね、氷の人は水を持ち歩くの?」
文「ん?」
・温度を下げる
・水を凍らせて投げつける
・目標物まで氷を飛ばす
文「むりかな?」
絵「川か海・・・雨の日じゃないとダメじゃない?」
文「なるほど」
絵「それで行くと風は?」
文「風は・・・」
・空気を圧縮して送る
絵「送り続けないと圧がないな・・・空気に当たりながら進むから・・・ん?分散するか・・・」
文「扇風機みたいな子」
絵「夏に会いたいね」
文「雷は・・・」
絵「目に見える電気って自分が危なくないの?」
文「・・・」
絵「光がまともかな?」
文「?」
絵「光をレーザー兵器くらいにして照射できそう」
文「なるほど」
絵「闇は防げるけど・・・くらいだけか」
文「だめだ、夢がない」
絵「だから最初に言ったでしょう?」
文「予知とか」
絵「10秒後の未来を見るのに9秒かけて魔法を使う」
文「ん?」
絵「冗談、魔女らしくない魔女の絵でも描こうかな・・・」
文「じゃあ、その話を考えてみようかな」
絵「そういえば」
文「?なに」
絵「小説家がメンタルが不安定になって精神科に行ったらしいの」
文「ほう?」
絵「薬を飲んだら、調子はよくなったんだけど、話が全く書けなくなったって」
文「・・・それは」
絵「聞いた時はなるほどって思ったの」
文「たしかにね・・・」
絵「あなたは大丈夫みたいね」
文「そう」
絵「多分ね」
文「今日はどうする?」
絵「ん?泊まっていこうかな・・・お酒もらうね」
文「うん・・・もうちょっと付き合って」
絵「ん?」
文「魔法の話」
絵「あなたの話にはまともな魔法使いは出てきそうにないね」
文「・・・へへへ」
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