【完】職業タンクだけど、このタンクだとは思わないじゃん!

オル茶

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プレイスタイル

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「お待たせ、待った?」
補給を終えた楓がやってきた。
「思ったより早かったな」

「必要な物しか買ってないからね、行こっか!」

マップを確認し、街を出て直ぐの草原を目指した。
「草原の近くに遺跡と墓地があるけど、後で行ってみる?」

「今回はプレイスタイルの把握だろ?今はいいんじゃないか?」 

実を言うと俺はお化けの類が苦手だ。 

「まだお化け怖いの?」

ニヤニヤしながら楓が聞いてきた。

「あいつらは、物理攻撃が無効だから苦手なだけだ!」

「でも、このゲームは効くかもよ?」

「いやぁ、それはないだろ...」

完全におちょくられている。
そんなやりとりをしてるうちに、草原に到着した。

「ここって、どんなモンスターが出るの?」

「たしか、ゴブリン系とスライム系あと稀に、カマキリみたいな敵が出るみたいだな」
「カマキリみたいな敵ってあれ?」

楓の指さす方を見ると、確かにカマキリがいた。

「うん、それ」

ジェネラルマンティスと表示されていた。

「どっちから先にやる?私がやろうか?」 

楓はやる気満々だけど、レアモンスターなら確実に倒しておきたい。

「いや、俺がやる。気づかれてないなら一撃で倒せると思う」

「じゃあ、お手並み拝見だね」

楓の許可も出たところだし戦闘開始と行きますか。

「[砲身変化]」

チュートリアルの時と同じように右腕を変化させた。
その姿を見た楓は驚きをかくせていなかった。

「あんたのその腕どうなってんの!?」

「大声ださないでよ、気づかれるでしょ。これについては、また今度説明するから。」

気を取り直して...

「[ロックオン]」

ロックオン完了と同時に弾を発射した。
いつも通り発射時に爆発音を響かせて弾は勢いよくモンスター目掛けて飛んでいき、撃ち抜いた。

「一撃粉砕!こんなところかな?」
「こんなところかな?じゃないわよ!粉々じゃない!」
「別に粉々でも経験値は入るから問題ないだろ?それに、ちゃんとドロップアイテムも落ちるし」
「そうだけど、そうじゃないっていうか...それよりそれ!弾はどうなってるのよ!」

弾の話をされて思い出した。初期数が5、チュートリアルで3発使い、さっき1発使ったから...
「後1発しかないです」

「1発って、私が銃の弾を買った時、砲弾なんて項目なかったわよ?」

まじか、後1発でどうやって戦えと?

「ただ、砲弾じゃなくて砲丸ならあったけど?」

「形違うけど、砲丸って使えるのか?」

「知らないわよ、間違えて買ったのがあるしあげようか?」

「使えるか分からないけど、くれるなら貰っておくよ」

楓から砲丸を10発受けとった。弾薬スロットに砲丸が入ると砲弾へと名前が変わった。

「砲丸が砲弾に変わったんだが?」

「良かったじゃない、これで弾の心配はしないでいいわね」

楓の言う通り、これで補給の目処はたった。
「それより、あのカマキリ何か落とした?」

ポーチを見てみると、ジェネラルマンティスの鎌が入っていた。

「鎌が落ちてたみたい」
「何に使えるか書いてないの?」

素材
ジェネラルマンティスの鎌

鎌武器、ブーメランの材料として必要

「だってさ」

「鎌武器かー私は使わない武器だ」

「使えるものだったら貰うつもりだった?」

「砲丸あげたんだからいいでしょ!」

これが俗に言うシャークトレードか...

「次は私の番ね!」

そう言い楓は周りを見回した。
「タイガ!あれは何?」
「あれは...オークだね、この辺にはいないはずだけど、さっきの爆発音で出てきたのかな?」
「オークって強いの?」
「強さで言ったらホブゴブリンと同じくらい。でも、戦い方が全然違うし、あいつらは賢いよ?」
「ホブゴブリンと同じ強さなら大丈夫なはず!危なくなったら助けてね」

「はいはい、わかりましたー」

楓は身を隠し、攻撃を開始した。
「最初は[スローバレット][インビジブルバレット]!!」
「スロー3発にインビジブルが2発か、それだけじゃ削りきれないぞ?」

最後の1発を打ち終えた後、楓はオーク目掛けて走って行った。
「接近戦!?遠距離攻撃するんじゃなかったのか?」

インビジブルバレットが着弾し、不意を突かれたオークに対して、楓は攻撃を仕掛けた。
「はぁー!」
オークを数回切り付け、楓が走ってきた方向に蹴っ飛ばした。

せっかくのチャンスだったのに、なぜ距離を離した?

疑問に思っていると

楓はニヤッとし、通常弾を撃った。
「バーン」

「それじゃあ防がれる」

と思っていたが

蹴っ飛ばされたオークは、飛んできていたスローバレットが全弾命中し、怯んだところを通常弾で仕留められた。

思わず俺は言葉を無くした。

「どうよ私の戦い方、かっこよかったでしょ?」
「普通にカッコよかった。でも、複数戦の時はどうするんだ?」
「その時は。後ろで援護射撃するわよ」

要するに今のは見せプってわけか。

「さっきのカマキリと今のオークでレベルが上がってるよ!」
お互いLV4まで上がっていた。

「ステータスポイント2ポイントしかもらえないのね」

とりあえず俺は、振り忘れていた4ポイントと今回の2ポイントを体力、筋力、技量に2ポイントずつ割り振った。

「今日はこのぐらいにして、明日はクエストでも受ける?それか、仲間でも探す?」

「どっちもやればいいじゃん!順番的には探してからのクエストかな?」

「オケ、じゃあ今日は落ちるは、お疲れさん」

「はーい。お疲れー!!」

「仲間の勧誘か、できれば前衛とサポーターがいてくれたら助かるんだけど、こればっかりは明日になってみないとわからないからなー」

なんて事を考えながら俺は眠りについた。












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