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決着
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「流石にこれは倒せまい!『サモン』アラクネ!」
蜘蛛に人が刺さってる....こっちにもいたような。
考えてるうちに骸武者が蹴散らされ、アラクネが迫っていた。
「思い出した!『召喚』女郎蜘蛛」
アラクネと似たようなのが出て来たな。それとちっちゃい子蜘蛛までいるんだけど。
「またもや召喚を!?しかも私と同じアラクネだと?」
「アラクネじゃないです。女郎蜘蛛です。間違えないでください」
迫っていたアラクネを子蜘蛛が足止めをしていた。
なんかあの子蜘蛛、火出してるんだけど?女郎蜘蛛の方は自分の糸でムチ作ってるし。何に使うんだろ?
俺は先生の援護魔法を相殺しながら女郎蜘蛛が動くのを待った。
「私の呪文をことごとく邪魔しよって!」
「そりゃするでしょ、子蜘蛛がそろそろ限界なんだから」
そんなやりとりをしていると、子蜘蛛が後ろに下がり女郎蜘蛛が動き始めた。
やっと動いたか、ってあの鞭みたいなので相手を絡めたぞ。それに、なんか大きくなってない?
(糸の鞭で拘束して体力と妖力、こっちでは魔力やったな、それを吸い取っとるんよ)
急に念を飛ばすなよ。あのまま吸い続けたらどうなる?
(主人様がぶつぶつうるさいから教えたってんねやろ。あと、あのまま行けば小さくなって消滅するで)
消滅するのか、なんか可哀想だな。
(やるかやられるかの時にそんな感情持たん方がええよ)
そんなことは分かってる、けど....
(気持ちは分かるけど、その甘さで死ぬのは主人様やで)
その言葉を聞き、俺は女郎蜘蛛を止めるのを辞めた。そうしてアラクネは消滅した。
倍近く大きくなったら女郎蜘蛛は先生の方へ向かっていた。
「女郎蜘蛛殺すなよ!気絶でいいからな!」
また召喚されると面倒なので先生を行動不能にさせることにした。
「く、来るな!この化け物!」
あ、勝手に気絶した....よほど怖かったらしい。
「ありがどう女郎蜘蛛、もう戻って良いよ」
役目を終えた女郎蜘蛛は煙を出し消えた。
「審判さん、これ僕の勝ちでいいんですよね?」
「あ、あぁ。この勝負カイラ君の勝ち....」
周りは静まり返っている。俺が勝ったのだから無理もないか。
「イカサマだ!こんなことありえるわけがないだろ!」
「そ、そうだ!魔力が無いやつが召喚できること自体おかしい!」
批判の嵐だな、こうなる事はわかっていたが。
「静粛に!!この試験方式にしたのは私だ!それにカイラ君は合格した。文句がある生徒は私のところまで来なさい!」
校長が大声を出したから、また静まり返った。
「大声をだしてすまなかったね。君は今日から我が校の生徒だ。何か言っておきたい事はあるかね?」
「そうですね、では少しつだけ。僕はお前らみたいな魔力の有無で判断する人間じゃ無いんし、そんな世界は僕が変えようと思ってるんで。容赦なくトップ取りに行かせてもらいますよ」
これは間違いなく目をつけられるな。
「カイラ君は王になると言うことかい?」
「この世界で魔力無しの人がどのような扱いを受けてるか大体わかったんで、根本的にひっくり返そうかと思いました」
「だが、魔力無しの大半は奴隷か犯罪者だよ?それでも変えようと思うのかね?」
「僕みたいなイレギュラーが他にもいると考えた結果です。犯罪者のことは後から考えればいい」
「なるほど面白いだが、あまり調子に乗らないことだぞ?」
「やっぱりあんたもそっち側ってわけなんですね校長」
「まぁよい、今日はこれで解散しなさい。カイラ君も寮で休むといい」
そうして長かった編入試験は幕を閉じた。
蜘蛛に人が刺さってる....こっちにもいたような。
考えてるうちに骸武者が蹴散らされ、アラクネが迫っていた。
「思い出した!『召喚』女郎蜘蛛」
アラクネと似たようなのが出て来たな。それとちっちゃい子蜘蛛までいるんだけど。
「またもや召喚を!?しかも私と同じアラクネだと?」
「アラクネじゃないです。女郎蜘蛛です。間違えないでください」
迫っていたアラクネを子蜘蛛が足止めをしていた。
なんかあの子蜘蛛、火出してるんだけど?女郎蜘蛛の方は自分の糸でムチ作ってるし。何に使うんだろ?
俺は先生の援護魔法を相殺しながら女郎蜘蛛が動くのを待った。
「私の呪文をことごとく邪魔しよって!」
「そりゃするでしょ、子蜘蛛がそろそろ限界なんだから」
そんなやりとりをしていると、子蜘蛛が後ろに下がり女郎蜘蛛が動き始めた。
やっと動いたか、ってあの鞭みたいなので相手を絡めたぞ。それに、なんか大きくなってない?
(糸の鞭で拘束して体力と妖力、こっちでは魔力やったな、それを吸い取っとるんよ)
急に念を飛ばすなよ。あのまま吸い続けたらどうなる?
(主人様がぶつぶつうるさいから教えたってんねやろ。あと、あのまま行けば小さくなって消滅するで)
消滅するのか、なんか可哀想だな。
(やるかやられるかの時にそんな感情持たん方がええよ)
そんなことは分かってる、けど....
(気持ちは分かるけど、その甘さで死ぬのは主人様やで)
その言葉を聞き、俺は女郎蜘蛛を止めるのを辞めた。そうしてアラクネは消滅した。
倍近く大きくなったら女郎蜘蛛は先生の方へ向かっていた。
「女郎蜘蛛殺すなよ!気絶でいいからな!」
また召喚されると面倒なので先生を行動不能にさせることにした。
「く、来るな!この化け物!」
あ、勝手に気絶した....よほど怖かったらしい。
「ありがどう女郎蜘蛛、もう戻って良いよ」
役目を終えた女郎蜘蛛は煙を出し消えた。
「審判さん、これ僕の勝ちでいいんですよね?」
「あ、あぁ。この勝負カイラ君の勝ち....」
周りは静まり返っている。俺が勝ったのだから無理もないか。
「イカサマだ!こんなことありえるわけがないだろ!」
「そ、そうだ!魔力が無いやつが召喚できること自体おかしい!」
批判の嵐だな、こうなる事はわかっていたが。
「静粛に!!この試験方式にしたのは私だ!それにカイラ君は合格した。文句がある生徒は私のところまで来なさい!」
校長が大声を出したから、また静まり返った。
「大声をだしてすまなかったね。君は今日から我が校の生徒だ。何か言っておきたい事はあるかね?」
「そうですね、では少しつだけ。僕はお前らみたいな魔力の有無で判断する人間じゃ無いんし、そんな世界は僕が変えようと思ってるんで。容赦なくトップ取りに行かせてもらいますよ」
これは間違いなく目をつけられるな。
「カイラ君は王になると言うことかい?」
「この世界で魔力無しの人がどのような扱いを受けてるか大体わかったんで、根本的にひっくり返そうかと思いました」
「だが、魔力無しの大半は奴隷か犯罪者だよ?それでも変えようと思うのかね?」
「僕みたいなイレギュラーが他にもいると考えた結果です。犯罪者のことは後から考えればいい」
「なるほど面白いだが、あまり調子に乗らないことだぞ?」
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「まぁよい、今日はこれで解散しなさい。カイラ君も寮で休むといい」
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