8 / 51
渓谷の翼竜
第8話 子供
しおりを挟む
「――フンッ」
ザシュッ――
俺は手にした刀を横薙ぎに振るい、突進して来たイノシシ型の魔物の足を切断した。足を一本斬られた魔物は、バランスを崩し『ドスン!!』と、その巨体を横転させる。
ヒュッ――
木の上から俺に向かって、石が投げつけられる。
ヒュ、ヒュ、ヒュッ!!
敵は複数いる。
そいつらがタイミングをずらして、石を放って来る。
こちらが避け難いように、工夫してやがる!!
俺は軽くステップを踏みながら、身体を小刻みに移動させて石を躱していく。
体勢を崩さない様に、慎重に避けきった。
木の上の魔物は、全部で五匹か――
猿型の魔物だ。
俺は攻撃を避けながら、敵の位置と数を把握している。
猿の攻撃が止んだところで、俺は得意の風魔法を使い反撃に出る。
ビュゴォォオオッ!!
鋭い空気の刃を同時に五発、猿型の魔物に向かって放つ。
――ザシッ! ザシュッ! ザシッ! ザッ! ザシュッ!!
五つの風の刃は全て魔物にヒットして、その体を切断している。
「こんなものか――」
一匹まだ、生きているな。
俺は追撃の風魔法を放ち、木の上にいた魔物を皆殺しにした。
向こうには、もう敵はいない。
それを確認してから、イノシシの方に向かう。
……。
人間の身体は脆弱である。
竜の身体であれば掠り傷ひとつ付かないような投石攻撃でも、当たりどころが悪ければ大怪我を負っていただろう。
……攻撃力も低い。
足を切ったイノシシ型の魔物はまだ息がある。
刀という武器を使ったにも拘らず、あの程度の敵を一撃で殺せない。
だが竜から変化した俺は、普通の人間と比べれば高い身体能力を有している。
前世では、こんな脆い肉体で生活していたんだなぁ……。
どうにも心許ないが、暫くはこの身体で暮らしていくつもりだ。
人間の身体で動き慣れておこうと思い、魔法はなるべく使わずに刀で魔物を倒していたが、手間がかかる。
まあ、慣れるしかないか――
俺は振り上げた刀で、イノシシ型の魔物に止めを刺す。
首を切って息の根を止め、担ぎ上げた。
「――よっと」
自分の体重の十倍はあるそれを担ぎ上げて、付近の人間の集落を目指す。
服と刀は用意したが、金を持っていない。
……これが売れると、良いんだけどな。
猿型の魔物よりは、こっちの方が金になるだろう。
そう思い、持って行くことにした。
この世界の人間の社会には詳しくはないが、魔物も食べるはずだ。
毛皮や牙も、金になるかもしれない――
「さて、行くか……」
目指すのは、十五年前に一度訪れた場所。
――ゴブリンから助けてやった人間が、暮らしていた村だ。
村は柵で囲われていて、入り口には門番らしき男が二人立っている。
そいつらは俺が近づいて行くと、手にした槍をこちらに向けてきた。
威嚇行動……?
俺を、警戒しているのか――?
俺の見た目は、十二くらいの子供なんだが……
……いや、だからか。
こんな子供が、一人で街道を歩いて来た。
警戒するのは当然か……。
…………。
う~ん、暫くはここに、滞在したかったんだが――
俺はこの村に、受け入れて貰えるだろうか?
心配になって来た……。
俺は門番たちに近づきすぎない様に、五メートルくらい離れた位置で立ち止まり、そこから声をかける。
「俺は旅人だ。旅の途中で仕留めたこの魔物を、この村で売りたいと思っている。怪しい者じゃない――入れて貰えるか?」
門番たちは訝しげな顔をするが、構えた槍は収めてくれた。
「それは、お前が仕留めたのか?」
「ああ、――これは、売れるか?」
俺は獲物を上に軽くヒョイと、上げながら訪ねてみた。
「う~ん、それを買い取るだけの金が、この村にあるかは分からんぞ?」
そんな心配をするとは……。
――結構高く売れるのか、これ?
いや、こんな辺鄙なところにある村だ。
手持ちの現金が少ないのか……?
「現金が少ないなら物々交換でも構わない、コイツと交換で寝泊りできる部屋を貸して貰う、とかでもいい」
俺の提案を聞いて、門番は村へと通してくれた。
一人が俺について一緒に村に入り、村長の所まで案内してくれた。
案内と監視を兼ねているのだろう。
交渉は直接、村長とやってくれと言われた。
案内されたのはこの村で、一番敷地の広い屋敷だった。
その家から三十代くらいの女が出てくる。
ん?
――おお!
こいつは、ひょっとして……。
「ふーん、これを一人で、ね。……いいわ。報酬はあまり出せないけど、住む場所は提供できる。それで良いかしら――? それと……」
間違いない。
十五年前に俺が助けた。十五くらいだった、あの小女――
村長になってたんだ。
「剣術を習いたいなら、話は通してあげるわ。……その為に、こんな辺鄙な田舎まで来たんでしょ?」
――いや、俺は単に旨い飯を食いたくて、来ただけなんだが……。
剣術……?
この村では、剣術を習えるのか……。
それなら……。
習ってみるか――
この村には剣術道場がある。
村長のセリフから推測するに、この村には――
武者修行をしている様な腕自慢が、わざわざ遠方から訪ねてくるくらい、評判が良い道場があるのだろう。
せっかく人間になって、ここまで来たんだ。
この世界の剣術を習得してみるか――
俺は前世の記憶をほとんど忘れてしまったが、学生時代に剣道部に所属していたことは、うっすらと覚えている。
そうだ! 俺は部活動で剣道をしていた。
かなり真剣に、練習に取り組んでいたのを思い出す。
それを思い出すと、俄然やる気が出てきた。
俺が嗜んでいたのは、防具を付けて竹刀で打ち合う事を前提とした、スポーツに近い武術だ。
真剣で魔物や盗賊と戦うことを前提としたこの世界の剣術は、どんなものなのかという興味が湧いてきた。
俺はこの村の道場に案内さる。
そこは――
道場というか、柵で囲われた空き地だった。
その空地の、二つ隣の建物が空き家になっているらしい。
そこで、寝泊まりしても良いと紹介される。
イノシシの魔物をこの村に提供したことで、一か月の間は家賃と飯がタダになった。それと、金も少しだが支給される。
イノシシの魔物は解体されて、牙と毛皮と魔石が売り物になるそうだ。
二か月に一度くらいの割合でこの村にやって来る、行商人に販売することになる。
肉も売り物にはなるが、日持ちしないので自分たちで食べるらしい。
「一か月後にまた何か、獲物を狩ってくるか――」
俺はそう言いながら、早速道場へと足を運ぶことにする。
道場での稽古は、特に何か指導がある訳ではないらしい。
他人の練習を見て、勝手に盗めと言われた。
よし、行くか!!
柵に囲まれた広い敷地では、十数名が木刀や刀を振るっている。
「やっぱ、素振りは基本だよな」
俺がそう言って、敷地に入ろうとすると――
「オイッ、お前……。勝手に入るな!!」
と言って、怒鳴られた。
俺を怒鳴ったのは、門の側で木刀を振っていた子供だった。
見た目は、俺と同じくらいだろう。
「ここはお前のような、ガキの遊び場ではない! 怪我をする前に帰れ!!」
……はぁ!?
――なんだ、このオスガキは?
ザシュッ――
俺は手にした刀を横薙ぎに振るい、突進して来たイノシシ型の魔物の足を切断した。足を一本斬られた魔物は、バランスを崩し『ドスン!!』と、その巨体を横転させる。
ヒュッ――
木の上から俺に向かって、石が投げつけられる。
ヒュ、ヒュ、ヒュッ!!
敵は複数いる。
そいつらがタイミングをずらして、石を放って来る。
こちらが避け難いように、工夫してやがる!!
俺は軽くステップを踏みながら、身体を小刻みに移動させて石を躱していく。
体勢を崩さない様に、慎重に避けきった。
木の上の魔物は、全部で五匹か――
猿型の魔物だ。
俺は攻撃を避けながら、敵の位置と数を把握している。
猿の攻撃が止んだところで、俺は得意の風魔法を使い反撃に出る。
ビュゴォォオオッ!!
鋭い空気の刃を同時に五発、猿型の魔物に向かって放つ。
――ザシッ! ザシュッ! ザシッ! ザッ! ザシュッ!!
五つの風の刃は全て魔物にヒットして、その体を切断している。
「こんなものか――」
一匹まだ、生きているな。
俺は追撃の風魔法を放ち、木の上にいた魔物を皆殺しにした。
向こうには、もう敵はいない。
それを確認してから、イノシシの方に向かう。
……。
人間の身体は脆弱である。
竜の身体であれば掠り傷ひとつ付かないような投石攻撃でも、当たりどころが悪ければ大怪我を負っていただろう。
……攻撃力も低い。
足を切ったイノシシ型の魔物はまだ息がある。
刀という武器を使ったにも拘らず、あの程度の敵を一撃で殺せない。
だが竜から変化した俺は、普通の人間と比べれば高い身体能力を有している。
前世では、こんな脆い肉体で生活していたんだなぁ……。
どうにも心許ないが、暫くはこの身体で暮らしていくつもりだ。
人間の身体で動き慣れておこうと思い、魔法はなるべく使わずに刀で魔物を倒していたが、手間がかかる。
まあ、慣れるしかないか――
俺は振り上げた刀で、イノシシ型の魔物に止めを刺す。
首を切って息の根を止め、担ぎ上げた。
「――よっと」
自分の体重の十倍はあるそれを担ぎ上げて、付近の人間の集落を目指す。
服と刀は用意したが、金を持っていない。
……これが売れると、良いんだけどな。
猿型の魔物よりは、こっちの方が金になるだろう。
そう思い、持って行くことにした。
この世界の人間の社会には詳しくはないが、魔物も食べるはずだ。
毛皮や牙も、金になるかもしれない――
「さて、行くか……」
目指すのは、十五年前に一度訪れた場所。
――ゴブリンから助けてやった人間が、暮らしていた村だ。
村は柵で囲われていて、入り口には門番らしき男が二人立っている。
そいつらは俺が近づいて行くと、手にした槍をこちらに向けてきた。
威嚇行動……?
俺を、警戒しているのか――?
俺の見た目は、十二くらいの子供なんだが……
……いや、だからか。
こんな子供が、一人で街道を歩いて来た。
警戒するのは当然か……。
…………。
う~ん、暫くはここに、滞在したかったんだが――
俺はこの村に、受け入れて貰えるだろうか?
心配になって来た……。
俺は門番たちに近づきすぎない様に、五メートルくらい離れた位置で立ち止まり、そこから声をかける。
「俺は旅人だ。旅の途中で仕留めたこの魔物を、この村で売りたいと思っている。怪しい者じゃない――入れて貰えるか?」
門番たちは訝しげな顔をするが、構えた槍は収めてくれた。
「それは、お前が仕留めたのか?」
「ああ、――これは、売れるか?」
俺は獲物を上に軽くヒョイと、上げながら訪ねてみた。
「う~ん、それを買い取るだけの金が、この村にあるかは分からんぞ?」
そんな心配をするとは……。
――結構高く売れるのか、これ?
いや、こんな辺鄙なところにある村だ。
手持ちの現金が少ないのか……?
「現金が少ないなら物々交換でも構わない、コイツと交換で寝泊りできる部屋を貸して貰う、とかでもいい」
俺の提案を聞いて、門番は村へと通してくれた。
一人が俺について一緒に村に入り、村長の所まで案内してくれた。
案内と監視を兼ねているのだろう。
交渉は直接、村長とやってくれと言われた。
案内されたのはこの村で、一番敷地の広い屋敷だった。
その家から三十代くらいの女が出てくる。
ん?
――おお!
こいつは、ひょっとして……。
「ふーん、これを一人で、ね。……いいわ。報酬はあまり出せないけど、住む場所は提供できる。それで良いかしら――? それと……」
間違いない。
十五年前に俺が助けた。十五くらいだった、あの小女――
村長になってたんだ。
「剣術を習いたいなら、話は通してあげるわ。……その為に、こんな辺鄙な田舎まで来たんでしょ?」
――いや、俺は単に旨い飯を食いたくて、来ただけなんだが……。
剣術……?
この村では、剣術を習えるのか……。
それなら……。
習ってみるか――
この村には剣術道場がある。
村長のセリフから推測するに、この村には――
武者修行をしている様な腕自慢が、わざわざ遠方から訪ねてくるくらい、評判が良い道場があるのだろう。
せっかく人間になって、ここまで来たんだ。
この世界の剣術を習得してみるか――
俺は前世の記憶をほとんど忘れてしまったが、学生時代に剣道部に所属していたことは、うっすらと覚えている。
そうだ! 俺は部活動で剣道をしていた。
かなり真剣に、練習に取り組んでいたのを思い出す。
それを思い出すと、俄然やる気が出てきた。
俺が嗜んでいたのは、防具を付けて竹刀で打ち合う事を前提とした、スポーツに近い武術だ。
真剣で魔物や盗賊と戦うことを前提としたこの世界の剣術は、どんなものなのかという興味が湧いてきた。
俺はこの村の道場に案内さる。
そこは――
道場というか、柵で囲われた空き地だった。
その空地の、二つ隣の建物が空き家になっているらしい。
そこで、寝泊まりしても良いと紹介される。
イノシシの魔物をこの村に提供したことで、一か月の間は家賃と飯がタダになった。それと、金も少しだが支給される。
イノシシの魔物は解体されて、牙と毛皮と魔石が売り物になるそうだ。
二か月に一度くらいの割合でこの村にやって来る、行商人に販売することになる。
肉も売り物にはなるが、日持ちしないので自分たちで食べるらしい。
「一か月後にまた何か、獲物を狩ってくるか――」
俺はそう言いながら、早速道場へと足を運ぶことにする。
道場での稽古は、特に何か指導がある訳ではないらしい。
他人の練習を見て、勝手に盗めと言われた。
よし、行くか!!
柵に囲まれた広い敷地では、十数名が木刀や刀を振るっている。
「やっぱ、素振りは基本だよな」
俺がそう言って、敷地に入ろうとすると――
「オイッ、お前……。勝手に入るな!!」
と言って、怒鳴られた。
俺を怒鳴ったのは、門の側で木刀を振っていた子供だった。
見た目は、俺と同じくらいだろう。
「ここはお前のような、ガキの遊び場ではない! 怪我をする前に帰れ!!」
……はぁ!?
――なんだ、このオスガキは?
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
相続した畑で拾ったエルフがいつの間にか嫁になっていた件 ~魔法で快適!田舎で農業スローライフ~
ちくでん
ファンタジー
山科啓介28歳。祖父の畑を相続した彼は、脱サラして農業者になるためにとある田舎町にやってきた。
休耕地を畑に戻そうとして草刈りをしていたところで発見したのは、倒れた美少女エルフ。
啓介はそのエルフを家に連れ帰ったのだった。
異世界からこちらの世界に迷い込んだエルフの魔法使いと初心者農業者の主人公は、畑をおこして田舎に馴染んでいく。
これは生活を共にする二人が、やがて好き合うことになり、付き合ったり結婚したり作物を育てたり、日々を生活していくお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる