記憶屋2

鷲宮@

文字の大きさ
上 下
44 / 142
生徒会長

44

しおりを挟む
次の日から毎朝、駅で彼女を待ち、一緒に登校した。

休み時間は2年3組の教室に立ち寄った。

昼休みは食堂に連れて行き、一緒にランチを取った。

意外にも彼女はカレーが大好物だった。

一日おきに食べていた。

学校が終わると、部活をしていない彼女を職員用の下駄箱まで見送った。

本当は駅まで見送りたかったけど、生徒会の集まりが毎日のようにあったので難しかった。

でも、生徒会の集まりがない日は駅まで一緒に帰った。

「何か困った事があったら電話をしてきて。直ぐに駆けつけるから。遠慮はしない事。私を信じてくれるなら隠し事はしない事!」

彼女には、いつもそう言い聞かせた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

うつ病になったWEBライターの私が伝えたい、今辛いこと

エッセイ・ノンフィクション / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

紅~いつもの街灯の下で

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

一葉恋慕・明治編

ライト文芸 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

ペガサスの赤い木の実

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:0

ラノベ大好き主人公が幼馴染の告白シーンを目撃!

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:3

[完結]婚約破棄されたけど、わたし、あきらめきれません

恋愛 / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:46

偽物聖女を愛した国は滅びて当然です。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:1,387

アルバイターとJK

青春 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:2

処理中です...