記憶屋2

鷲宮@

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生徒会長

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6月はもう少しで終わろうとしていた。

外は梅雨に入っているせいで、雨の日が続いている。

雨は嫌いじゃない。

晴れの日よりも、どこか風情があって季節を感じる事が出来る。

焼けたアスファルトに雨が降った後の匂いが好きだ。

今日も学校が終わると彼女を職員用の下駄箱まで見送り、生徒会の集まりに出席した。

それが終わると、時計の針は18時を回っていた。

駅まで副会長の関口さんと一緒に帰った。

駅に着くと、関口さんは運動のためだと言い、エスカレーターを使わずに、わざわざ階段を登って行くと言い出した。
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