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変わらぬ日常
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「はぁー、退屈」
セレナは今日も、屋根から空を見上げる。
今日もやりたいことが特に何もない。生きるために食べ、生きるために寝て、ただただ生きることだけを目的とする毎日。本当は形が毎日変わる雲でさえ、セレナの目には同じ形に見えていた。
「こらー!!!」
セレナは声のする方に目を向ける。そこには、セレナの方を見上げながら、怒りに拳を振り上げる男が睨みつけていた。
「また人のいない間に、勝手にうちのものを盗んでいきやがって!今週これで何度目だ!」
「盗んでないよ。ちゃんとお金は置いていったし」
「金を置いていけば、勝手に持っていっていいわけじゃねぇだろうが!」
「・・・仕方ないじゃん。だってそうしなきゃ、誰も私たちに食べものを売ってくれないんだから」
セレナはそう言い捨てると、拗ねたように目線をそらす。セレナにとってはこれが日常だった。セレナはこの町の住人達から嫌われ続け、毎日罵倒され、セレナは間接的に普通の人間と同じ生活を行うことが許されなかった。
だがここまで自身を否定され続ける毎日の中、セレナが自我を保ち続けられているのは、彼女の言う“家族”のおかげだった。だがそれが同時に、彼女を嫌われ者にしてしまう大きな原因でもあった。
「当たり前だろ!お前たちのような“化け物”に売ってやるものなんてないんだよ!」
男が指をさすのは、セレナの周囲にいる4体の獣だった。
『失礼な奴じゃのう。化け物でないと散々言っておるのに』
『セレナ、大丈夫?』
「大丈夫だよ。いつものことだし。それに私にはみんながいてくれるから」
セレナは心配そうに顔を覗き込む獣の頭をそっと撫でる。そう、この獣たちがセレナの心を支える存在だ。とある理由から、セレナとこの獣たちは一緒に暮らすことになり、姿形は違えども、互いに家族として認めあっていた。
だが、言葉を交わす獣たちと、それを“家族”として接するセレナの様子を気味悪がる人がほとんど。いつしかセレナが家族と称する獣だけでなく、セレナもまた人ならざる存在として冷たい目を向けられるまでになってしまった。
だがセレナは、そんな言葉に流されることなく、彼らを家族とし続けた。町の住人たちが彼らを敵とする中、彼女だけが彼らの存在を認めることを止めなかった。
「さ、今日も今日とでお小遣い稼ぎに行こうか」
『『『うん!』』』
「あっ、こら!まだ話は・・・ったく、これだから“獣亜人”は・・・」
セレナたちは屋根伝いに、町はずれの森の方へと向かっていく。これもまたセレナの日常だ。
セレナが街の住人達から除け者とされている以上、彼女が町で仕事をもらえる可能性は限りなくゼロに近い。だが、持ち家があるとはいえ、お金もなし町で暮らしていけるわけもなく、そこで彼女がお金稼ぎの手段として選択したのが“魔獣狩り”だ。
この世界の大気中には“魔素”と呼ばれる元素が存在する。魔素が生物の体内に入ると“魔力”へと変換され、魔力が外に放出されると“魔法”となる。魔法は発見されて以降、人々の生活を支えるものとなっていった。
だが、ごく稀に大気中の魔素が集まって結晶化し、“魔晶石”というものが生まれることがある。生まれた魔晶石は、まるで自身を守るように体内に魔石を持つ“魔獣”と呼ばれる獣の姿へと形を変える。
魔獣自体はただ目に見えるものを襲うだけの、生物において害悪な存在でしかない。しかし、体内にある魔晶石は魔力を流すことで生活に役立てたり、武器に魔力を纏わせたりなど、様々な用途で使用することができる。そのため、魔獣を討伐して得た魔晶石は専門店にて買い取りをしてくれる。ちなみに魔晶石を取り除かれた魔獣は、跡形もなく消滅する。
セレナ自身には戦闘能力はないが、セレナの家族である4体の獣が、町に馴染めないセレナのために魔獣狩りをしてくれている。そこで得た魔晶石を人間であるセレナがお金に換え、4体の獣の腹を満たす。
こうして、お互いの欠点を埋めあいながら、文字通り毎日を命懸けで生きていく。だが、セレナにとっては当たり前の日常が崩れるかのように、陰から見つめる一人の人物がいた。
「なるほど。まだ彼女は、自身の持つ本当の力を見出せていないようですね」
今日も無事にいつもの日常を終わらせ、セレナは町へと帰る。魔獣討伐で得た複数の魔晶石を手に。
「換金をお願いします」
「はいよ・・・」
ため息交じりに聞こえる店主の返事。だがセレナにとって、もはや当たり前になりすぎて、気にも留めなくなっていた。
セレナはお金を受け取ると、行きつけの食堂へと向かった。この町にいる住民のほとんどは、セレナに近寄るどころか、セレナが寄り付くことすら気味悪がる人たちがほとんどだ。だが、そんなセレナたちを快く人受け入れてくれる人も少数だが存在する。その一つが食堂の店主だ。
だが当然、4体の獣を引き連れている以上、一般のお客と一緒の場所で食事すると売り上げに影響を与えてしまうかもしれない。せっかく自分たちを良くしてくれている数少ない知り合いのことを思うと、不本意ながら気を使う必要があった。
セレナは食堂の裏にある店主の家の庭へと向かう。ここがセレナたち専用の、特別な入口だ。セレナは庭に設置された、テーブルに着いた。
「よう、いらっしゃい。いつも悪いね。本当は表から迎えてあげたいのに」
「気にしないでください。こうしてみんなと同じように接してくれるだけで、私たちはうれしいですから」
「そう言ってくれるだけでも報われるよ。さて、今日の注文は何にする?」
「えーっとー・・・」
セレナたちが安らぎを得られる数少ない時間。店主はセレナだけでなく、セレナの家族である4体の獣にもご飯を与えてくれる。5人で一緒の時間をゆっくりと過ごせるセレナたちにとって特別な場所だった。
だが、そんな時間も長くは続かない。束の間の安らぎを終え、セレナたちは憂鬱な気分で自分たちの家へと向かった。明日も来るであろう、町の住民たちから虐げられる時間がまた来るかと思うと、自然とため息が漏れ出てしまう。
そんなセレナを気遣うように、4体の獣はセレナに寄り添ってくる。セレナは再び、寄り添ってくれる獣たちの頭をなでる。
「ありがとうね」
『忘れないで。私たちはいつだって、セレナの味方だから。家族だもの』
「うん」
セレナは、考え方を改めた。明日来るかもわからない不幸を考えるんじゃなくて、いつか自分たちに訪れるかもしれない転機を信じて待つことにしようと。何より自分が大事と思う家族のために。
同時刻、とある居酒屋で何かを企む複数の男たちがいた。
「本当に、今夜やるのか?」
「当たり前だ。いつまでも、あんな薄気味悪い奴らを野放しになんてできるか」
「同感だな」
そんな男たちの話に聞き耳を立てる一つの影。
「あの子の情報を聞き出そうと潜り込んできたものの、これは・・・」
セレナの知らないところで思わぬ陰謀が、そしてセレナたちの運命が動き出そうとしている。
セレナは今日も、屋根から空を見上げる。
今日もやりたいことが特に何もない。生きるために食べ、生きるために寝て、ただただ生きることだけを目的とする毎日。本当は形が毎日変わる雲でさえ、セレナの目には同じ形に見えていた。
「こらー!!!」
セレナは声のする方に目を向ける。そこには、セレナの方を見上げながら、怒りに拳を振り上げる男が睨みつけていた。
「また人のいない間に、勝手にうちのものを盗んでいきやがって!今週これで何度目だ!」
「盗んでないよ。ちゃんとお金は置いていったし」
「金を置いていけば、勝手に持っていっていいわけじゃねぇだろうが!」
「・・・仕方ないじゃん。だってそうしなきゃ、誰も私たちに食べものを売ってくれないんだから」
セレナはそう言い捨てると、拗ねたように目線をそらす。セレナにとってはこれが日常だった。セレナはこの町の住人達から嫌われ続け、毎日罵倒され、セレナは間接的に普通の人間と同じ生活を行うことが許されなかった。
だがここまで自身を否定され続ける毎日の中、セレナが自我を保ち続けられているのは、彼女の言う“家族”のおかげだった。だがそれが同時に、彼女を嫌われ者にしてしまう大きな原因でもあった。
「当たり前だろ!お前たちのような“化け物”に売ってやるものなんてないんだよ!」
男が指をさすのは、セレナの周囲にいる4体の獣だった。
『失礼な奴じゃのう。化け物でないと散々言っておるのに』
『セレナ、大丈夫?』
「大丈夫だよ。いつものことだし。それに私にはみんながいてくれるから」
セレナは心配そうに顔を覗き込む獣の頭をそっと撫でる。そう、この獣たちがセレナの心を支える存在だ。とある理由から、セレナとこの獣たちは一緒に暮らすことになり、姿形は違えども、互いに家族として認めあっていた。
だが、言葉を交わす獣たちと、それを“家族”として接するセレナの様子を気味悪がる人がほとんど。いつしかセレナが家族と称する獣だけでなく、セレナもまた人ならざる存在として冷たい目を向けられるまでになってしまった。
だがセレナは、そんな言葉に流されることなく、彼らを家族とし続けた。町の住人たちが彼らを敵とする中、彼女だけが彼らの存在を認めることを止めなかった。
「さ、今日も今日とでお小遣い稼ぎに行こうか」
『『『うん!』』』
「あっ、こら!まだ話は・・・ったく、これだから“獣亜人”は・・・」
セレナたちは屋根伝いに、町はずれの森の方へと向かっていく。これもまたセレナの日常だ。
セレナが街の住人達から除け者とされている以上、彼女が町で仕事をもらえる可能性は限りなくゼロに近い。だが、持ち家があるとはいえ、お金もなし町で暮らしていけるわけもなく、そこで彼女がお金稼ぎの手段として選択したのが“魔獣狩り”だ。
この世界の大気中には“魔素”と呼ばれる元素が存在する。魔素が生物の体内に入ると“魔力”へと変換され、魔力が外に放出されると“魔法”となる。魔法は発見されて以降、人々の生活を支えるものとなっていった。
だが、ごく稀に大気中の魔素が集まって結晶化し、“魔晶石”というものが生まれることがある。生まれた魔晶石は、まるで自身を守るように体内に魔石を持つ“魔獣”と呼ばれる獣の姿へと形を変える。
魔獣自体はただ目に見えるものを襲うだけの、生物において害悪な存在でしかない。しかし、体内にある魔晶石は魔力を流すことで生活に役立てたり、武器に魔力を纏わせたりなど、様々な用途で使用することができる。そのため、魔獣を討伐して得た魔晶石は専門店にて買い取りをしてくれる。ちなみに魔晶石を取り除かれた魔獣は、跡形もなく消滅する。
セレナ自身には戦闘能力はないが、セレナの家族である4体の獣が、町に馴染めないセレナのために魔獣狩りをしてくれている。そこで得た魔晶石を人間であるセレナがお金に換え、4体の獣の腹を満たす。
こうして、お互いの欠点を埋めあいながら、文字通り毎日を命懸けで生きていく。だが、セレナにとっては当たり前の日常が崩れるかのように、陰から見つめる一人の人物がいた。
「なるほど。まだ彼女は、自身の持つ本当の力を見出せていないようですね」
今日も無事にいつもの日常を終わらせ、セレナは町へと帰る。魔獣討伐で得た複数の魔晶石を手に。
「換金をお願いします」
「はいよ・・・」
ため息交じりに聞こえる店主の返事。だがセレナにとって、もはや当たり前になりすぎて、気にも留めなくなっていた。
セレナはお金を受け取ると、行きつけの食堂へと向かった。この町にいる住民のほとんどは、セレナに近寄るどころか、セレナが寄り付くことすら気味悪がる人たちがほとんどだ。だが、そんなセレナたちを快く人受け入れてくれる人も少数だが存在する。その一つが食堂の店主だ。
だが当然、4体の獣を引き連れている以上、一般のお客と一緒の場所で食事すると売り上げに影響を与えてしまうかもしれない。せっかく自分たちを良くしてくれている数少ない知り合いのことを思うと、不本意ながら気を使う必要があった。
セレナは食堂の裏にある店主の家の庭へと向かう。ここがセレナたち専用の、特別な入口だ。セレナは庭に設置された、テーブルに着いた。
「よう、いらっしゃい。いつも悪いね。本当は表から迎えてあげたいのに」
「気にしないでください。こうしてみんなと同じように接してくれるだけで、私たちはうれしいですから」
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「えーっとー・・・」
セレナたちが安らぎを得られる数少ない時間。店主はセレナだけでなく、セレナの家族である4体の獣にもご飯を与えてくれる。5人で一緒の時間をゆっくりと過ごせるセレナたちにとって特別な場所だった。
だが、そんな時間も長くは続かない。束の間の安らぎを終え、セレナたちは憂鬱な気分で自分たちの家へと向かった。明日も来るであろう、町の住民たちから虐げられる時間がまた来るかと思うと、自然とため息が漏れ出てしまう。
そんなセレナを気遣うように、4体の獣はセレナに寄り添ってくる。セレナは再び、寄り添ってくれる獣たちの頭をなでる。
「ありがとうね」
『忘れないで。私たちはいつだって、セレナの味方だから。家族だもの』
「うん」
セレナは、考え方を改めた。明日来るかもわからない不幸を考えるんじゃなくて、いつか自分たちに訪れるかもしれない転機を信じて待つことにしようと。何より自分が大事と思う家族のために。
同時刻、とある居酒屋で何かを企む複数の男たちがいた。
「本当に、今夜やるのか?」
「当たり前だ。いつまでも、あんな薄気味悪い奴らを野放しになんてできるか」
「同感だな」
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