幼子達と子守役のモフモフたちと

神無月

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第4章 もふもふな幼子たちと子守役は森にお出掛けする

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 二尾の長達のお家の樹丸岩の樹が立ち並ぶ広場は、たくさんの小毛玉たちが走り回っていて、とても賑やかだった。
 『…もっとおおきい、いれものは、ないのかニィ。このいれものでは、おさたちには、ちいさすぎるニィ。』
 『…あったとしても、はこべないニィ。でも、このおおきさなら、おさなごたちゆき・かすみ・しずくには、ちょうどいいはずだニィ。ここに、ならべておくニィ。』
 『…おれらのぶんのいれものは、じぶんでよういするニィ。おうちのそばに、おいとくニィ。』
 『…おさたちがつかういれものと、たべごろのみを、あつめたいれものは、おれらがはこぶには、おおきすぎるニィ。あとでおさたちに、はこんでもらうしかないニィ。』
小毛玉たちが困っているところに、力持ちで丸いお腹の大毛玉たぬき達が帰ってきた。
 『…長たちがー、帰って来たーと、聞いてー、急いでー戻ったーだがに~間に合ったーだかに~』
大毛玉たちは、とても急いだとは思えない口調で話しかけてきた。これ幸いと小毛玉たちは、大荷物の移動を手伝って貰おうと、頼み込んだ。
 『…このおうちのおくから、あのおおきないれものを、ひろばにもちだしたいニィ。そう、それだニィ。』
 『…それとこっちのおうちから、たべごろのみを、あつめたいれものも、ひろばにだしたいんだニィ。ひろばのまんなかに、おいてほしいニィ。』
 『…ありがとうだニィ。たすかったニィ。』
 『これでー、長たちを、お迎えするー用意は、終わったーだかに~丁度ー、長たちもー、帰ってーきただに~』
その言葉通りに、しばらくすると背中に大荷物を載せた長と身軽なほっそりした大毛玉いたち達が、ようやく広場に辿り着いた。
 『…お待たせだに~追加の草の実を、採って来ただに~とりあえず、もの置き場に、置いてくるだに~』
大毛玉たちの荷物は、そのまますぐに一つのお家に運ばれていった。
 『…あぁ、よーやっと帰ったで~なんや、広場の準備は万端やな、ありがとな~
 ほ~ら、ちび共、幼子らも、皆がお出迎えしとるで~どーした~』
ウトウトしていた白い御山の幼子たちゆき・かすみ・しずくは、長の小声で起こされてはっと目を覚ますと慌てて長の背中から降りた。
 「『『ただいまでしゅ、おでむかえ、ありがとでしゅ!』』」
 『…おかえりー、こっちにおいでニィ。おはなし、きかせて、ほしいニィ。』
誘われるまま、幼子たちは小毛玉たちの集団に、混じっていった。
 「わふっ『あのいれもの、いいにおい、する!
 はじめての、においだ、あのなかみ、なーに?』」
 『…あれが、こんかいの、おたのしみだニィ。おさなごたちが、とってきた、くさのみで、つくった、おいしいものだニィ。』
 「ぴぃ~『くさのみで、つくるとできる、おいしいもの?それなら、かすみも、つくれる?』」
幼子たちが、小毛玉たちとおしゃべりしていても、毛玉と羽玉のちびたち二尾の長の森の幼子たちは長の背中から降りてこなかった。
 『…ちび共、どないしたんや、寝てしもうたんか?』
二尾の長が背中を軽くゆすると、小声では起きなくて頭をぐらつかせていたちび達も、目が覚めてきたらしく、長の尻尾に絡まって、何とか落ちずに降りてきた。
 「ちちっ『おはよー?ただいま?』」
 「くう~ん『ただいま?、いいにおい、する、これなに?』」
 『…これが、草の実から出来る、美味しいモンや、今回のお出掛けの後の、お楽しみやなぁ。』
 『『おたのしみ、おいしいもの!』』
まだ半分は眠っていたちび達も、美味しいモノと聞いた途端に、完全に目を覚ました。
 「ちちっ『おたのしみ、なーに、ともだち、はやく、たべよー!』」
 「くう~ん『いいにおいする、おいしいもの、たのしみ!ともだち、またせた?』」
待ちきれなくなったちび達は、幼子たちゆき・かすみ・しずくを見つけると、尻尾と翼をフリフリ走り寄って来た。
 「『『どんな、あじかな、いっしょに、たべよーね~』』」
幼子たちとちび達の期待は高まるばかりだった。





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