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第二章
恐怖
4人の男性に追い詰められ、ピリピリとした空気の中、エレンが口を開く。
「ねぇ、ミア!お腹すいたんじゃない?僕たち、今はお腹いっぱいなんだ!朝食作って持ってくるから少し待ってて!待ってて…られるよね?」
ミカエラは、これ以上、何を考えているか分からない彼らに近寄ってほしくなくて、青褪めた顔をコクコクと縦に揺らし、相手の機嫌を損なわないように素直に頷く。
すると、エレンはニコッと笑って、頭を撫でてくる。満足したのか、スッと扉の方へ向かって歩き出す。1人減ってホッとすると、1人の男性が近づいて来た。
「じゃあ、ミア、私は仕事があるから、先に行くよ。夕食までには戻るからね。 もし…逃げようとしたら鎖を増やすからね」
耳元で囁かれた最後の恐ろしい言葉にミカエラは、一瞬で更に青褪め、バッと彼を見上げる。そんな彼女を見つめるグレーの目は、楽しそうにゆっくり細まり、ミカエラの腰まであるサラサラなプラチナブロンドの髪を人掬い取り、口付けをして出て行く。ミカエラは、恐怖で固まることしか出来ずにいる。
「私も少し出掛けます。後始末が残っているので。」
ベージュの瞳に、メガネをかけ、仕事モードになったルイズはフレッドとは反対の髪を一掬い取り彼もまた、口付けをして出て行く。
やっと…3人いなくなった。あと1人。そしたら部屋を調べて…脱出出来ないか確認しないと…このままここにいたら…私は…
想像するだけで恐怖で震える。チラリと残りの1人、クラウドに視線を移すと、ニコッとして、こちらに歩み寄ってくる。
人数が少なくなったからか、鎖が視線に入らず意識しなければ、普段の彼との日常と何も変わらない雰囲気に、少し緊張が解ける。
「ねぇ…クラウド…何でこんなことを…?私たち友達でしょう…?助けて…くれないの?」
少しだけ期待を持ってクラウドに懇願する。すると、彼はベットの縁にそっと座り、ミカエラの頬に触れる。ビクッと身体を強張らせ、不安そうに眉尻を下げ、彼を見つめ続ける。
「君が悪いんだろう?僕たちを捨てて隣国に行こうとするから。僕は最大限譲歩したつもりだよ。何処にもいけないように足を切り落とすって言い出していた奴もいたのを止めてあげたんだから。君の美しい足も…その美しい胸も…愛でないと勿体ないじゃないか。ねぇ?」
あぁ。彼も狂っている。
もう、私は逃げる事は出来ないのか。
いや。逃げてみせる。
この狂った国から…この世界から…
ミカエラの瞳に少しだけ光が揺らめいたのをクラウドは見過ごさなかった。
「ねぇ、ミア。僕たちから逃げようとしてない?そんな事をしたら、彼らは何をするか分からないよ?もちろん僕も。ねぇ、僕の目を見て?ミアは逃げようと思ってない?」
ミカエラは、クラウドに両手で頬を掴まれ彼と向き合う。お互いに見つめ続け、ふとやましい気持ちが見透かされそうで、視線を外してしまった。
「やっぱり。ミアには罰を与えなきゃね。」
そう言うと、クラウドはミカエラに口付けをする。
ミカエラは何が起こったのかと目を見開き、彼の唇を引き離そうと彼の胸に手を当て、力を込める。
ビクリともしない?!
ミカエラは見知らぬ国へ行くため何が起きても自ら対処出来る様に訓練はしていたものの、その何倍も鍛え抜かれたクラウドには全く歯が立たず、泣きそうになる。
「んん…もうやめ…!? ん゛~!! !!」
いい加減やめてほしくて口を開くとそこから生暖かいモノが口の中を犯してくる。
ピチャ…ピチャ…ん…ジュ…
ミカエラは今まで受けた事のない激しい刺激に顔を赤らめ息も絶え絶えに、逃げることの出来ない刺激に耐え続けなければならなかった。
「ねぇ、ミア!お腹すいたんじゃない?僕たち、今はお腹いっぱいなんだ!朝食作って持ってくるから少し待ってて!待ってて…られるよね?」
ミカエラは、これ以上、何を考えているか分からない彼らに近寄ってほしくなくて、青褪めた顔をコクコクと縦に揺らし、相手の機嫌を損なわないように素直に頷く。
すると、エレンはニコッと笑って、頭を撫でてくる。満足したのか、スッと扉の方へ向かって歩き出す。1人減ってホッとすると、1人の男性が近づいて来た。
「じゃあ、ミア、私は仕事があるから、先に行くよ。夕食までには戻るからね。 もし…逃げようとしたら鎖を増やすからね」
耳元で囁かれた最後の恐ろしい言葉にミカエラは、一瞬で更に青褪め、バッと彼を見上げる。そんな彼女を見つめるグレーの目は、楽しそうにゆっくり細まり、ミカエラの腰まであるサラサラなプラチナブロンドの髪を人掬い取り、口付けをして出て行く。ミカエラは、恐怖で固まることしか出来ずにいる。
「私も少し出掛けます。後始末が残っているので。」
ベージュの瞳に、メガネをかけ、仕事モードになったルイズはフレッドとは反対の髪を一掬い取り彼もまた、口付けをして出て行く。
やっと…3人いなくなった。あと1人。そしたら部屋を調べて…脱出出来ないか確認しないと…このままここにいたら…私は…
想像するだけで恐怖で震える。チラリと残りの1人、クラウドに視線を移すと、ニコッとして、こちらに歩み寄ってくる。
人数が少なくなったからか、鎖が視線に入らず意識しなければ、普段の彼との日常と何も変わらない雰囲気に、少し緊張が解ける。
「ねぇ…クラウド…何でこんなことを…?私たち友達でしょう…?助けて…くれないの?」
少しだけ期待を持ってクラウドに懇願する。すると、彼はベットの縁にそっと座り、ミカエラの頬に触れる。ビクッと身体を強張らせ、不安そうに眉尻を下げ、彼を見つめ続ける。
「君が悪いんだろう?僕たちを捨てて隣国に行こうとするから。僕は最大限譲歩したつもりだよ。何処にもいけないように足を切り落とすって言い出していた奴もいたのを止めてあげたんだから。君の美しい足も…その美しい胸も…愛でないと勿体ないじゃないか。ねぇ?」
あぁ。彼も狂っている。
もう、私は逃げる事は出来ないのか。
いや。逃げてみせる。
この狂った国から…この世界から…
ミカエラの瞳に少しだけ光が揺らめいたのをクラウドは見過ごさなかった。
「ねぇ、ミア。僕たちから逃げようとしてない?そんな事をしたら、彼らは何をするか分からないよ?もちろん僕も。ねぇ、僕の目を見て?ミアは逃げようと思ってない?」
ミカエラは、クラウドに両手で頬を掴まれ彼と向き合う。お互いに見つめ続け、ふとやましい気持ちが見透かされそうで、視線を外してしまった。
「やっぱり。ミアには罰を与えなきゃね。」
そう言うと、クラウドはミカエラに口付けをする。
ミカエラは何が起こったのかと目を見開き、彼の唇を引き離そうと彼の胸に手を当て、力を込める。
ビクリともしない?!
ミカエラは見知らぬ国へ行くため何が起きても自ら対処出来る様に訓練はしていたものの、その何倍も鍛え抜かれたクラウドには全く歯が立たず、泣きそうになる。
「んん…もうやめ…!? ん゛~!! !!」
いい加減やめてほしくて口を開くとそこから生暖かいモノが口の中を犯してくる。
ピチャ…ピチャ…ん…ジュ…
ミカエラは今まで受けた事のない激しい刺激に顔を赤らめ息も絶え絶えに、逃げることの出来ない刺激に耐え続けなければならなかった。
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