籠の中の令嬢

ワゾースキー

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第二章

目隠し

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「もっ…もぅ…嫌っ…だ…ぁっ!ぁああっ!」

 何度目か分からない絶頂を迎える。
 ミカエラはルイズによって破かれ裂かれた布で目隠しをされ、手をくくりつけられ身動きが取れない。

 ただでさえイジられ、快感を覚えさせられて間もないのに、目隠しをされていることでいつも以上に神経が一つ一つの行動に敏感になり、感じてしまう。

 少し首筋に手が触れるだけで、身体が強張り、耳に息が吹きかけられるだけでさらに身体がビクッとなる。
 目隠しによって、心構えが出来ないだけでこんなに敏感になってしまうのかとミカエラは驚きつつ、喘ぐことしか出来ない。

「ほら、貴女の乳首は始めピンク色だったのに、今では少し赤く染まって舐めて欲しいとそそり立っていますよ? 素直にねだったら如何ですか? 求めるだけ愛してあげますよ?」

 さっきから強い刺激を与えず、じわじわと絶頂にもっていくルイズに腰がガクガクと震える。

「んんっ!」
「ほら、ここはどうですか?」

 乳首の先をクリっとつまみ、少し先端を引っ張るルイズにミカエラは唇を噛み締め声を抑える。

「…ふふっ…強情…ですね。」

今度は乳首を咥え、先端をチロチロと舐める。

「あああぁぁっ!!」

「あれ、またイッたのですか? 感じやすい身体ですねぇ。 それにしても下は触らなくて良いのですか? お願いすれば、いつでも触って、入れて差し上げますよ? そうでなければ、下だけは私は触りません。 ずーっと上半身だけ愛し続けます。」

 そう。服を破り、上半身が曝け出されて1時間以上は経っただろうか。彼はキスや胸を弄っても、下の蜜壺や蕾を全く触ろうとしない。
 触れて欲しくてミカエラが下半身をもじもじさせているのを横目に、ルイズはずっと上半身だけでイかし続けている。

 耳にふっと息がかかる。
「ひゃあっ!」
 油断をすると思わぬところからの刺激で変な声が出てしまう。
 クチュッと耳に舌を這わせ、チュッと何度も軽いキスが身体にされたかと思えば、急にくびれをなぞり、鳴いた瞬間、逃がさないと言わんばかりに急に深くキスをされ、舌が絡みとられ、ひたすら翻弄される。
 何度もイかされ、もう限界を通り越し、目を閉じて意識を手放してしまいたかった。しかしルイズは執拗に快感を与え続けた為、すぐに現実に引き戻される。
 目隠しは涙でシミができ、口元はだらしなく涎が垂れている。何も見えないが彼はきっと満面の笑みだろう。  
 悪戯をしている子どものように声を弾ませ、大きな胸を楽しそうに揉んだり摘んだり、弾いたり舐めたり…。少しの刺激でガクガクと身体が限界だと訴える。

「やぁ…もぅ…無…理…。」
「無理? ではどうするんでしたか?」
「や…めて…」
「ふふっ…その答えは不正解です。私の求めている答えと違うので、もう少し遊びましょう。」
「ぁぁっ!」
「ほら、ここが疼いているのではないですか? 触って欲しいでしょう?」

 少しずつ腰からおへその方へ、つーっと指を滑らせる。

「んんっっ!」
「お願いしたらすぐ触ってあげますよ…? 私はずーっと可愛がってあげれるので、どちらでも構いませんが。」

 ルイズはクスクスと笑いながら、また上半身へふうっと息を吹きかける。
 ビクビクっとまた身体が感じてしまう。
 だんだんと思考が回らなくなり、もぅ身体に力が入らない。ミカエラはついに言ってしまった。

「お願い…下を…もう…」
「ちゃんとお願いして下さい?」
「私の…中に…触って…入れて…下さい…。」
「誰に触って欲しいのですか?」
「ルイズ…様…」
「下の蕾を弄って欲しいのですか?」
「………。」
「ミカエラ?」

 普段は愛称で呼ぶのに、急に耳元で名前を呼ばれ、ゾクゾクっと身体が震える。それだけでまた下半身が濡れた気がした。
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