Fift 〜クリスタルクロニクル〜

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クリスタルに誘われる者達

バスカリアの雄とクリスタル

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 光に包まれたFRDは元のトラップ位置ではなくクリスタルに近い位置に転移された。
 周囲を見廻し誰も居ない事を確認するとさっきのトラップやアイテムの事を思考しながら、クリスタルに向かい疾走した。

 (……このトラップは少なく見ても2箇所は存在しているだろうし、帰還転移位置はランダムかな?………まぁお陰でだいぶLvが上がったが…ふむ…それに魔石か…楽しみだ…)

 途中、味方の義勇兵(部隊などの纏まりじゃなく単騎の傭兵)数人と出会い共闘しながらも順調に進みクリスタルの間にたどり着いた。

 このバスカリアのクリスタルの間は全体の中心部に位置し、約50m四方の空間は吹き抜けていて、クリスタルが祀られている中心の祭壇以外は何もないのだ。そのクリスタルの間の出入口は北側に2箇所、南側に2箇所の計4箇所しかない。
 だがクリスタルを中心に突風が吹き荒れジリジリとにじり寄る事しかできない程強く、さらにはウェア・ウルフが何匹もクリスタルを護る様に居座っている。おまけにこのウェア・ウルフはこの突風に耐性が付いているのか関係なく動き周るのだ。

 単純な時間計算すると到着は割と早い方だと思っていたFRDだが、クリスタルの間はもう戦場となっていた。すぐ目の前にはゾーンの部隊らしい数人がこの突風の中ウェア・ウルフと戦いながらも、奥に見えるアステラ数人に対して炎系の魔法をぶっ放していた。当然アステラ側もこちらに土系魔法を放ち牽制し混戦していた。

 ゾーンの部隊の隊長らしき者が皆に指示を出しながらこちらに気づき声を掛けてきた!

 「僕は5IQのアキラだよ!君は誰?戦いに参加できそうかい?」

 「FRDです!行けます!!」

 と二つ返事で答えると5IQのアキラはFRDを上から下まで凝視すると

 「FRD…じゃあFさんね!……へぇ~…問う者…か…うん!面白いね!僕の隣でその鉄剣ぶん回してよ!」

 早速あだ名を付けられ変な事を言われたが、聞き覚えのある名前と対峙するアキラの見えないオーラを感じ取ったFRDはかに自分より格上だと理解し、突風が吹き荒れウェア・ウルフが咆哮する戦場へ駆け出した。



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