Fift 〜クリスタルクロニクル〜

frd

文字の大きさ
18 / 35
クリスタルに誘われる者達

一方その頃 地下迷宮ディノバルド 前編

しおりを挟む


一方その頃、鉄のクリスタル地下迷宮ディノバルドでは


 「この階段を降りますと最深部クリスタルの間に到着します。憤叙(ふんじょう)様、ご準備を。」

 「うむ」と言いながら憤叙様と呼ばれた黒いコートを着た男はゆっくりと、黒いオーラを纏った魔石らしき物を付けた大きめの黒杖をアイテムボックスから取り出した。

 この地下迷宮ディノバルドはその名の通り地下に迷宮の様なダンジョンの様な作りをしていて、アンデット系の魔物が多く生息してる。その為、狭く入り組んでいるので少人数の部隊で別れて挑むのが効果的と言われている。

 「やれやれ…チェリーとストライカーは何をやっていたのだ…第6も愚弟ラーズに取られおって…」

 「申し訳ありません憤叙様、バスカリアを5IQが主戦場にするとは…私の失策でございます…やはり我が第2師団がバスカリアに行けば……」

 憤叙に頭を垂れ謝罪する魔導師の話を割って黒い鎧に刀を携えた男が口を挟んだ。

 「フィッシュよ!お前よりも我イチバン率いる第1師団の方が良かったんじゃないのか?アキラの機動力には私の方が向いているわ!」

 「今更もう良い。今回は予期せぬ事が多いわ。ここにおる者以外、待機させてあるお前達の兵をチェリーとストライカーに合流させジュラで暴れさせておけ。」

 「了解致しました。」

 「おい!聞いていたか!今すぐ師団全員に伝えろ!」

 イチバンとフィッシュは返事をすると直ぐに配下の兵に命令し、先頭を歩き出した憤叙のすぐ後ろに着いて階段を降りた。

 この憤叙こそアステラ王国の第一王子であり又、巨大部隊アステラ教団のトップ、第0師団長「憤叙」その人であった。第1師団長イチバンと第2師団長フィッシュと言う教団指折りの強者を連れて地下迷宮ディノバルドのクリスタル制覇を目論んでいた。

 地下迷宮ディノバルドのクリスタルの間は憤叙達が降りてきた階段の出入口を正面階段とするとその先の正面100m先に黒色に光り輝くクリスタルが祀ってある、両側それぞれ10m程の広さ、つまり横幅20m奥行きが100mの部屋である。左右の壁側にも階段の出入口が対象的に配置されており正面階段側から見て2m程の所にある。

 その左側の階段から二つの人影がバタバタと音を立てて飛び上がり着地し憤叙達と対面した。


         ~魔法~

  魔法の強さは初級魔法、下位魔法、中位魔法、上位魔法、最上位魔法の5段階となる。

 例 炎魔法(ジョブ)
ファイア(メイジ)→フレイム○○○(魔導士)→フレア(エレメントメイジ)→コメット(魔導師)→メテオ(隠者)
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

三十年後に届いた白い手紙

RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。 彼は最後まで、何も語らなかった。 その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。 戴冠舞踏会の夜。 公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。 それは復讐でも、告発でもない。 三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、 「渡されなかった約束」のための手紙だった。 沈黙のまま命を捨てた男と、 三十年、ただ待ち続けた女。 そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。 これは、 遅れて届いた手紙が、 人生と運命を静かに書き換えていく物語。

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

はじめまして、私の知らない婚約者様

有木珠乃@『ヒロ弟』コミカライズ配信中
ファンタジー
ミルドレッド・カーマイン公爵令嬢は突然、学園の食堂で話しかけられる。 見覚えのない男性。傍らには豊満な体型の女性がいる。 けれどその女性から発せられた男性の名前には、聞き覚えがあった。 ミルドレッドの婚約者であるブルーノ王子であることを。 けれどミルドレッドの反応は薄い。なぜなら彼女は……。 この世界を乙女ゲームだと知った人々による、悪役令嬢とヒロイン、魔女の入れ替え話です。 悪役令嬢を救いたかったはずなのに、どうしてこんなことに? ※他サイトにも掲載しています。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

公爵令嬢は結婚式当日に死んだ

白雲八鈴
恋愛
 今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。 「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」  突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。 婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。  そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。  その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……  生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。  婚約者とその番という女性に 『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』 そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。 *タグ注意 *不快であれば閉じてください。

処理中です...