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聖女召喚は成功した、、、ハズ?
これからのこと
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魔法が使える世界ではあるが魔法が使えない私には関係ないな、と結論づけてこれからの事を考える。
この世界に来てまだ2日目だ。まだまだアサド村に居たい気もするけれど、それも難しいだろうなと思う。
私は私が何故この世界に来てしまったのかを知りたい。
元の世界に戻れるのかを知りたい。
それを知るにはここに留まっていてはダメなんだ。メアリーさんたちに聞くだけでは解決出来ない問題はどこへ行けば知る事が出来るんだろう。誰に聞けば私の問いに答えてくれる人が居るのだろう。
こうやって何もしないでいると『早く行かなきゃ。』と急かされる気持ちが湧いていくる。自分でも訳の分からない状況に不安や焦りがそう思わせるだけなのかも知れないし、それだけではない別の何かを感じているのかも知れない。
それに今日一日、この宿で過ごしてよく分からないけれど達成感を感じてしまった。昨日からお世話になっているお返しが出来たと感じたのか、気付かず内に抱えていた不安を無心で掃除する事心身共にスッキリしただけなのか。
明日の夕方、隣の町から人や荷物を乗せた馬車が来て、明後日にまた人や荷物を乗せて町に戻って行くらしい。その馬車に乗せてもらおうか。
そう決心したらほんの少しだけれど訳の分からない状況から一歩前進出来たようで気持ちが軽くなった気がする。
けれど私の知りたい事は簡単には見つからない事なんだろうなぁ。目が覚めたら知らない世界の森の中、って手掛かりも何も無いよね。
しかも所持品は気を失う寸前に持っていた捨てようと思っていたゴミと掃除グッズ。
コレ、なんか意味あるのかなぁ?無いよね、きっと。まぁ、ゴミはこの世界で過ごすのに貴重な持ち物となった。手元にあると思うと良かったというか、癪に触るというのか?微妙な気持ちになるけれど。
掃除グッズは、、、、私の気持ちを落ち着かせる為の安定剤?と思う事にする。掃除していると無心になれるし使い慣れた箒やハタキを持っていると何となく安心するんだよ。単に手持ち無沙汰ってだけかも知れないけれどね。
しかし私と一緒にこの世界に来たゴミは私の助けになっているけれど不要な物があるのも事実。ヤツのスーツとか靴なんて私が使用出来る物でも無いし使いたくも無い。トートバッグ分の荷物が無くなるなら移動も楽になるよねぇ。
実はこの世界にもリサイクルショップみたいな買取りと販売をしているお店はあるし商人も買い取ってくれる事はあるらしい。でもそのどちらもこのアサド村には無い。
馬車で6時間ほどかかる隣の街にはあるけれど、私の持っている物は稀少価値の高そうな物が多いとメアリーさんは言っていた。出来れば高く買い取ってくれる王都か王都寄りの大きな街で売った方が良い、とアドバイスもしてくれた。
そういう理由もあってどのみちアサド村からは離れる事になる。それに王都でなくても領都のような大きな街には図書館や本屋もあるのだそうだ。
本屋で探すのは難しいかも知れないけれど、図書館にはこの国の歴史書があるだろうし他の世界から来た人について書かれた文献などがあるかも知れない。
そあとはこの世界で使う日常で必要な物も圧倒的に足りない。食べ物はこの村でも問題なく手に入るけれど、服などはこの村で全部揃えるのは難しいとエミリーちゃんにも言われてしまった。
私が着ていたジャージは部屋に居る時はいいけれど人前に出るには目立ち過ぎる。それでメアリーさんのご厚意で着ていない服を一式頂いて着用している。エミリーちゃんの服では無いのは色々と察して欲しい、、、。
お一人様キャンプをする事は出来てもこの世界に馴染む服は持っていないし買うお金も無い私。そんなんで旅に出られるのか?と言われればその通りだけれど仕方がない。この村でも買い取って貰えるものは無いか、メアリーさんに相談してみよう。
そして隣の街に行って必要な物を揃えたりお金を作ったら旅に出よう。
この世界に来てまだ2日目だ。まだまだアサド村に居たい気もするけれど、それも難しいだろうなと思う。
私は私が何故この世界に来てしまったのかを知りたい。
元の世界に戻れるのかを知りたい。
それを知るにはここに留まっていてはダメなんだ。メアリーさんたちに聞くだけでは解決出来ない問題はどこへ行けば知る事が出来るんだろう。誰に聞けば私の問いに答えてくれる人が居るのだろう。
こうやって何もしないでいると『早く行かなきゃ。』と急かされる気持ちが湧いていくる。自分でも訳の分からない状況に不安や焦りがそう思わせるだけなのかも知れないし、それだけではない別の何かを感じているのかも知れない。
それに今日一日、この宿で過ごしてよく分からないけれど達成感を感じてしまった。昨日からお世話になっているお返しが出来たと感じたのか、気付かず内に抱えていた不安を無心で掃除する事心身共にスッキリしただけなのか。
明日の夕方、隣の町から人や荷物を乗せた馬車が来て、明後日にまた人や荷物を乗せて町に戻って行くらしい。その馬車に乗せてもらおうか。
そう決心したらほんの少しだけれど訳の分からない状況から一歩前進出来たようで気持ちが軽くなった気がする。
けれど私の知りたい事は簡単には見つからない事なんだろうなぁ。目が覚めたら知らない世界の森の中、って手掛かりも何も無いよね。
しかも所持品は気を失う寸前に持っていた捨てようと思っていたゴミと掃除グッズ。
コレ、なんか意味あるのかなぁ?無いよね、きっと。まぁ、ゴミはこの世界で過ごすのに貴重な持ち物となった。手元にあると思うと良かったというか、癪に触るというのか?微妙な気持ちになるけれど。
掃除グッズは、、、、私の気持ちを落ち着かせる為の安定剤?と思う事にする。掃除していると無心になれるし使い慣れた箒やハタキを持っていると何となく安心するんだよ。単に手持ち無沙汰ってだけかも知れないけれどね。
しかし私と一緒にこの世界に来たゴミは私の助けになっているけれど不要な物があるのも事実。ヤツのスーツとか靴なんて私が使用出来る物でも無いし使いたくも無い。トートバッグ分の荷物が無くなるなら移動も楽になるよねぇ。
実はこの世界にもリサイクルショップみたいな買取りと販売をしているお店はあるし商人も買い取ってくれる事はあるらしい。でもそのどちらもこのアサド村には無い。
馬車で6時間ほどかかる隣の街にはあるけれど、私の持っている物は稀少価値の高そうな物が多いとメアリーさんは言っていた。出来れば高く買い取ってくれる王都か王都寄りの大きな街で売った方が良い、とアドバイスもしてくれた。
そういう理由もあってどのみちアサド村からは離れる事になる。それに王都でなくても領都のような大きな街には図書館や本屋もあるのだそうだ。
本屋で探すのは難しいかも知れないけれど、図書館にはこの国の歴史書があるだろうし他の世界から来た人について書かれた文献などがあるかも知れない。
そあとはこの世界で使う日常で必要な物も圧倒的に足りない。食べ物はこの村でも問題なく手に入るけれど、服などはこの村で全部揃えるのは難しいとエミリーちゃんにも言われてしまった。
私が着ていたジャージは部屋に居る時はいいけれど人前に出るには目立ち過ぎる。それでメアリーさんのご厚意で着ていない服を一式頂いて着用している。エミリーちゃんの服では無いのは色々と察して欲しい、、、。
お一人様キャンプをする事は出来てもこの世界に馴染む服は持っていないし買うお金も無い私。そんなんで旅に出られるのか?と言われればその通りだけれど仕方がない。この村でも買い取って貰えるものは無いか、メアリーさんに相談してみよう。
そして隣の街に行って必要な物を揃えたりお金を作ったら旅に出よう。
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