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ログワ村
彼女のこと side クリスフォード
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「兄ちゃん、兄ちゃん。内緒だぜ。」
そう言って、乗合馬車に乗る間際、俺の側近くまで来てコソッと話しかけて来たのは、ダンジョンの休憩地で料理を作るティアナに最初に話しかけてきた三十代後半ぐらいのおっさん冒険者だった。
「休憩地でティアナちゃんがヤローどもに言い寄られてる時、助けに行こうかと思ったら、ティアナちゃんがピシャリと言ってしつこいヤローを撃退してたんだわ。」
そう言っておっさん冒険者は嬉しそうに笑っている。
この人、ボサボサの髪と無精髭をなんとかしたらもっと若く見えるんじゃないか?
「はぁ、そうですか。」
「何だよぉ~、その気のない返事はぁ。」
そりゃ気にならないからだ。と思いっきり表情に出ていたのかも知れない。
「はぁ~、こりゃ本当にティアナちゃんの片想いかぁ。
そりゃティアナちゃんも兄ちゃんの胃袋をガッと掴んで、そのまま押しかけ女房を目指すってもんだね。」
「はぁ?何言ってるんですか?」
おっさん冒険者にそう聞き返せば、瞬時に『しまった!!』という顔になる。
全く意味が分からない。
「お、俺から聞いたって言わんでくれよ?
ティアナちゃんが言い寄られてて、兄ちゃんとの関係を聞かれていたんだが、『片想いの相手で何度もアタックしてる』みたいな事を言ってたもんだから、もう好きだとか言われてんのかと思っちまったんだ。
悪いっ!彼女から告白されたら初めて知った、みたいな対応してやってくれ!」
おっさんはそう言うと慌てて俺から離れて行った。
・・・・・・・。
!?
はぁっ~~???
ティアナが俺に片想いしているだって?
そんな訳あるかっ!
そう思いながらも、俺はここ最近の出来事を思い出していた。
いや、思い出しても腹の立つ事ばかりなんだがーー。
イケアではロイドのアホの所為でティアナが攫われるという事件が起きた。
俺がティアナの髪を持っていた事でとんでもない勘違いをされた事もあったが、結果的にその髪が役立って、ティアナを早く救出する事が出来た。
無事に救出した後、ティアナは馬車の中で俺の話を聞くと直ぐに眠りについた。そして本人はそのままイケアに戻るまで眠っていたと思っている。
だが本当は違う。あの馬車の中で一度、ティアナは目を覚ましたんだ。どうやら寝惚けていたようだったけれど。
「んっ、、、。」
「ティアナ、イケアにはまだ着かない。まだ眠っていろ。」
俺の肩にもたれて眠っていたティアナは少し首を動かして頭を上げた。
「ん、ん~、、、、。ね、クリス?」
寝惚けた状態で喋るティアナの声は、彼女が子どもの頃、専属侍従をしていた俺に世話を焼かれていた時の様なちょっと子どもっぽい口調になっていた。
「どうした?首でも痛くなったのか?」
「・・・・あのねぇ、エトリナ商会の名前って、私の前の名前から取ったんだぁ。
江藤莉奈、それが私の名前だったの。」
「エトーリナ?」
「そっ。向こうの知識とかは覚えてんのに、なんで自分の事は覚えてないのかなぁ、って。
たぶん生まれ変わって、知らない内にどんどん忘れてったんだろーなぁ、って思ってた。」
ティアナはそう言いながら、俺の肩に頭をコツンとつけてスリっと頬を寄せてくる。
「だから名前ぐらいはずっと覚えていたいな、って思ってつけた。」
「そうか。名前は親が子に渡す最初のプレゼントだものな。」
まだ俺の腕に無意識にスリスリしているティアナが猫の様だ、なんて思って何気なくそう言ったんだ。
「・・・・そうなのかな。
でもね、忘れていったんじゃなかったの。
思い出したくなくて、私が記憶に蓋をしてただけだったんだぁ。
・・・・商会の名前、、、別のにすれば良かったかなぁ、、、。」
ティアナはそうポツリと言うと、そのまま目を閉じて眠ってしまった。
その呟きに何も言葉を返せない俺は翌日、ティアナが馬車での事を覚えていない事にホッとした。
けれど、アイツの話を聞いてまた俺は激しい怒りに震えた。
「なぁ、アンタ。ティアナの保護者?
あの子ってさ、家族に虐待されてたのか?」
いきなり俺に近づいて小さな声で聞いてきたのはティアナを攫った誘拐犯だ。他人に甘いティアナがアッサリとコイツを許していたのも気に入らなかったが、聞いてきた内容にも腹が立つ。
そうして話を聞いて見れば更に腹が立ったが、それはもう一人のティアナの事だと気付いて怒りを無理矢理にでも鎮めるしかなかった。
だってこの怒りはどこにもぶつけられないモノだ。
ただ馬車での言葉はこういう事だったんだ、と行き場の無い感情をもて余し、彼女の記憶を呼び起こした原因のコイツに八つ当たりで一発殴っておいた。
攫われた時のティアナの状態を見て、何かを感じ取っていたらしいコイツを殴っても、殴られる為に声をかけてきた、というような顔をしていたのが余計にムカついてセバスさんにはビシビシと鍛えてやってくれ、と伝えておいた。
そこまで思い浮かべて、一体いつ、ティアナは俺の事が好きになったんだ?と考える。
救出した時に抱きつかれて大泣きされたが、それだけだ。その後も全く変わりがなかった筈だ。
ニトに移動してからか?
ニトだって直ぐに出たかったが、ティアナが余計な事に首を突っ込むし、またしてもティアナ能力に気付かれるしで世話が焼けた。
いつもより反省の色を見せていたが、そもそも元のティアナは元婚約者を愛していた。ティアナの人生の唯一の希望と、依存に近い愛情ではあったと思うが。
今のティアナは、例え元のティアナの記憶も持っていても、中身は別人だと言っていいだろう。
だから俺は今の彼女の事は殆ど知らない。彼女自身も自分の事を知らなかったぐらいだしな。
だけど前世の記憶を思い出したら、俺の事が好みのタイプだったとか?
それで俺の事を?
そんな事を考えていれば、ついティアナに対して余所余所しい態度を取ってしまう。
だって俺にとっては六歳の頃から世話してきたんだぞ?
しかもあの人に頼られてその娘を十二年も!
異性として見る事なんて出来ないだろう!
などと柄にもなくグチャグチャとティアナの隣で考えていれば、またティアナが余計な事に首を突っ込んでいる。
「実はこの男性はクリスというAランク冒険者なんですけど、彼が魔法鞄持ちなんです。」
ティアナは、上手い言い訳を考えただろう!って得意気に言ってるが、俺は魔法鞄を使っているのを広めない方が良い、とも言ったつもりなんだが。
まぁ、奇しくもダンジョンで魔法鞄を手に入れてしまったから、もう持っていても不審に思われる事も持っている理由も誤魔化す必要も無いんだけれどな。
でもまさかこの時の俺は、ルイという奴に案内された村であんな夜を過ごす事にはなるとは思わなかった。
あんなのは気の迷いってヤツだ、たぶん。
ーーーーーーーーーーーーーーー
いつもお読み下さりありがとうございます。
今回の章はたぶん、ティアナ視点とクリスフォード視点を交互に進めていく事になると思います。
そう言って、乗合馬車に乗る間際、俺の側近くまで来てコソッと話しかけて来たのは、ダンジョンの休憩地で料理を作るティアナに最初に話しかけてきた三十代後半ぐらいのおっさん冒険者だった。
「休憩地でティアナちゃんがヤローどもに言い寄られてる時、助けに行こうかと思ったら、ティアナちゃんがピシャリと言ってしつこいヤローを撃退してたんだわ。」
そう言っておっさん冒険者は嬉しそうに笑っている。
この人、ボサボサの髪と無精髭をなんとかしたらもっと若く見えるんじゃないか?
「はぁ、そうですか。」
「何だよぉ~、その気のない返事はぁ。」
そりゃ気にならないからだ。と思いっきり表情に出ていたのかも知れない。
「はぁ~、こりゃ本当にティアナちゃんの片想いかぁ。
そりゃティアナちゃんも兄ちゃんの胃袋をガッと掴んで、そのまま押しかけ女房を目指すってもんだね。」
「はぁ?何言ってるんですか?」
おっさん冒険者にそう聞き返せば、瞬時に『しまった!!』という顔になる。
全く意味が分からない。
「お、俺から聞いたって言わんでくれよ?
ティアナちゃんが言い寄られてて、兄ちゃんとの関係を聞かれていたんだが、『片想いの相手で何度もアタックしてる』みたいな事を言ってたもんだから、もう好きだとか言われてんのかと思っちまったんだ。
悪いっ!彼女から告白されたら初めて知った、みたいな対応してやってくれ!」
おっさんはそう言うと慌てて俺から離れて行った。
・・・・・・・。
!?
はぁっ~~???
ティアナが俺に片想いしているだって?
そんな訳あるかっ!
そう思いながらも、俺はここ最近の出来事を思い出していた。
いや、思い出しても腹の立つ事ばかりなんだがーー。
イケアではロイドのアホの所為でティアナが攫われるという事件が起きた。
俺がティアナの髪を持っていた事でとんでもない勘違いをされた事もあったが、結果的にその髪が役立って、ティアナを早く救出する事が出来た。
無事に救出した後、ティアナは馬車の中で俺の話を聞くと直ぐに眠りについた。そして本人はそのままイケアに戻るまで眠っていたと思っている。
だが本当は違う。あの馬車の中で一度、ティアナは目を覚ましたんだ。どうやら寝惚けていたようだったけれど。
「んっ、、、。」
「ティアナ、イケアにはまだ着かない。まだ眠っていろ。」
俺の肩にもたれて眠っていたティアナは少し首を動かして頭を上げた。
「ん、ん~、、、、。ね、クリス?」
寝惚けた状態で喋るティアナの声は、彼女が子どもの頃、専属侍従をしていた俺に世話を焼かれていた時の様なちょっと子どもっぽい口調になっていた。
「どうした?首でも痛くなったのか?」
「・・・・あのねぇ、エトリナ商会の名前って、私の前の名前から取ったんだぁ。
江藤莉奈、それが私の名前だったの。」
「エトーリナ?」
「そっ。向こうの知識とかは覚えてんのに、なんで自分の事は覚えてないのかなぁ、って。
たぶん生まれ変わって、知らない内にどんどん忘れてったんだろーなぁ、って思ってた。」
ティアナはそう言いながら、俺の肩に頭をコツンとつけてスリっと頬を寄せてくる。
「だから名前ぐらいはずっと覚えていたいな、って思ってつけた。」
「そうか。名前は親が子に渡す最初のプレゼントだものな。」
まだ俺の腕に無意識にスリスリしているティアナが猫の様だ、なんて思って何気なくそう言ったんだ。
「・・・・そうなのかな。
でもね、忘れていったんじゃなかったの。
思い出したくなくて、私が記憶に蓋をしてただけだったんだぁ。
・・・・商会の名前、、、別のにすれば良かったかなぁ、、、。」
ティアナはそうポツリと言うと、そのまま目を閉じて眠ってしまった。
その呟きに何も言葉を返せない俺は翌日、ティアナが馬車での事を覚えていない事にホッとした。
けれど、アイツの話を聞いてまた俺は激しい怒りに震えた。
「なぁ、アンタ。ティアナの保護者?
あの子ってさ、家族に虐待されてたのか?」
いきなり俺に近づいて小さな声で聞いてきたのはティアナを攫った誘拐犯だ。他人に甘いティアナがアッサリとコイツを許していたのも気に入らなかったが、聞いてきた内容にも腹が立つ。
そうして話を聞いて見れば更に腹が立ったが、それはもう一人のティアナの事だと気付いて怒りを無理矢理にでも鎮めるしかなかった。
だってこの怒りはどこにもぶつけられないモノだ。
ただ馬車での言葉はこういう事だったんだ、と行き場の無い感情をもて余し、彼女の記憶を呼び起こした原因のコイツに八つ当たりで一発殴っておいた。
攫われた時のティアナの状態を見て、何かを感じ取っていたらしいコイツを殴っても、殴られる為に声をかけてきた、というような顔をしていたのが余計にムカついてセバスさんにはビシビシと鍛えてやってくれ、と伝えておいた。
そこまで思い浮かべて、一体いつ、ティアナは俺の事が好きになったんだ?と考える。
救出した時に抱きつかれて大泣きされたが、それだけだ。その後も全く変わりがなかった筈だ。
ニトに移動してからか?
ニトだって直ぐに出たかったが、ティアナが余計な事に首を突っ込むし、またしてもティアナ能力に気付かれるしで世話が焼けた。
いつもより反省の色を見せていたが、そもそも元のティアナは元婚約者を愛していた。ティアナの人生の唯一の希望と、依存に近い愛情ではあったと思うが。
今のティアナは、例え元のティアナの記憶も持っていても、中身は別人だと言っていいだろう。
だから俺は今の彼女の事は殆ど知らない。彼女自身も自分の事を知らなかったぐらいだしな。
だけど前世の記憶を思い出したら、俺の事が好みのタイプだったとか?
それで俺の事を?
そんな事を考えていれば、ついティアナに対して余所余所しい態度を取ってしまう。
だって俺にとっては六歳の頃から世話してきたんだぞ?
しかもあの人に頼られてその娘を十二年も!
異性として見る事なんて出来ないだろう!
などと柄にもなくグチャグチャとティアナの隣で考えていれば、またティアナが余計な事に首を突っ込んでいる。
「実はこの男性はクリスというAランク冒険者なんですけど、彼が魔法鞄持ちなんです。」
ティアナは、上手い言い訳を考えただろう!って得意気に言ってるが、俺は魔法鞄を使っているのを広めない方が良い、とも言ったつもりなんだが。
まぁ、奇しくもダンジョンで魔法鞄を手に入れてしまったから、もう持っていても不審に思われる事も持っている理由も誤魔化す必要も無いんだけれどな。
でもまさかこの時の俺は、ルイという奴に案内された村であんな夜を過ごす事にはなるとは思わなかった。
あんなのは気の迷いってヤツだ、たぶん。
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いつもお読み下さりありがとうございます。
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