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山越え
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朝まだ明けぬ頃に出発をしたのに、山の麓の村についた時には日が傾いていた。
昨日、いろんな店を見て歩いた時に、食料も買っていたので今日はそれを休憩を取った時に、食べて過ごしていた。
「エレーナ、今日はこの村に一泊だ。明日いよいよ山越えになるから」
「山越えなんて初めてだわ
こんな馬車で山を登れるの?」
「まあ、オレは反対側から来てるから登れるって事だろ?」
ああ、カイルはこの向こうから来たのね。
「取りあえず、めしを食おう。
昼はパンとリンゴしか食ってないから腹減ったろ?」
私達は宿屋を決めて、食事を取りました。
宿屋で会ったおじさんはあちら側から山を超えて来たそうで山の様子を教えてくれました。
「なんか山の空気が、いつもと違うんだよ。
このところ魔物も、増えているし、あんた達これから山越えなら気を付けな」
そう言われました。
「先月はそんな事なかったけど、何があったんだ?」とカイル
「なんでも、この先のゲルドー領で森の討伐があって、魔物が随分こちらに逃れて来ているって話だよ」
「無闇に森の討伐なんて… 上手くやらないと逃げられて周りに迷惑かけるのにな」
とカイルが、舌打ちした。
「全くだ。 いい迷惑だよ。
森の中の鉱山を安全に使いたいらしい」
ゲルドー男爵は昨日女将との話題に出てきた成金貴族の1人です。
全く、ろくな事をしないですね。
「カイル どうする?
やめた方がいいのでは?
他に道はないの?」
「うーん ない事もないけど、倍の日数がかかるぞ?
だが… そうだな仕方ない山越えは諦めるか」
さすがに山の途中で魔物に遭遇したくありませんものね。
カイルにはその分迷惑をかけますけど、死にたくないからしょうがないですよね。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
次の日、私達は山越えを諦め別の道へ進みます。
山の裾野に沿って進んでいく。
2時間程たった頃右側に曲がり角が見えました。
そこを曲がってまたどんどん進んでいます。
ちょうどこの大きな山の周りを回っていく事になるらしいです。
昨日、いろんな店を見て歩いた時に、食料も買っていたので今日はそれを休憩を取った時に、食べて過ごしていた。
「エレーナ、今日はこの村に一泊だ。明日いよいよ山越えになるから」
「山越えなんて初めてだわ
こんな馬車で山を登れるの?」
「まあ、オレは反対側から来てるから登れるって事だろ?」
ああ、カイルはこの向こうから来たのね。
「取りあえず、めしを食おう。
昼はパンとリンゴしか食ってないから腹減ったろ?」
私達は宿屋を決めて、食事を取りました。
宿屋で会ったおじさんはあちら側から山を超えて来たそうで山の様子を教えてくれました。
「なんか山の空気が、いつもと違うんだよ。
このところ魔物も、増えているし、あんた達これから山越えなら気を付けな」
そう言われました。
「先月はそんな事なかったけど、何があったんだ?」とカイル
「なんでも、この先のゲルドー領で森の討伐があって、魔物が随分こちらに逃れて来ているって話だよ」
「無闇に森の討伐なんて… 上手くやらないと逃げられて周りに迷惑かけるのにな」
とカイルが、舌打ちした。
「全くだ。 いい迷惑だよ。
森の中の鉱山を安全に使いたいらしい」
ゲルドー男爵は昨日女将との話題に出てきた成金貴族の1人です。
全く、ろくな事をしないですね。
「カイル どうする?
やめた方がいいのでは?
他に道はないの?」
「うーん ない事もないけど、倍の日数がかかるぞ?
だが… そうだな仕方ない山越えは諦めるか」
さすがに山の途中で魔物に遭遇したくありませんものね。
カイルにはその分迷惑をかけますけど、死にたくないからしょうがないですよね。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
次の日、私達は山越えを諦め別の道へ進みます。
山の裾野に沿って進んでいく。
2時間程たった頃右側に曲がり角が見えました。
そこを曲がってまたどんどん進んでいます。
ちょうどこの大きな山の周りを回っていく事になるらしいです。
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