カランコエの咲く所で

mahiro

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「ご主人はね、イヴと再会できて喜んでいたよ。最初は警戒してたけどね」


いきなり亡くなった筈の仲間そっくりな赤子を、恩師の子供であるヨーゼフが連れてきたら驚くだろうし警戒して当然だ。
  

「その後もイヴが作り出した世界を見ても呆れていなかったし、呆れるどころか悲しんでいるように見えたよ。きっと、ご主人がイヴの側で直接支えることが出来なかったからなんだろうね」


「それは違うだろ。確かに直接的ではなかったかもしれないが、間接的にでも手助けしてくれていたじゃないか」


「それご主人に言ってあげてよ。すっごく喜ぶと思うから」


ふさふさと大きな尻尾を揺らしながらジョゼがそう言い、玄関に置いた荷物を鼻でつつき始めた。


「そういえば、ここには住めないって言ってたけど、俺はこれからどこで暮らせば良いんだろうな」


「恐らくご主人の家じゃないかな」


「は?!」


ゲルハルトの家だと?!

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