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驚きすぎて言葉が出ないよ?!
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お母さんに改まったように言われ、リビングに促されるようにして入りテーブル席に三人で座った。
僕の前には二人が並んで座ったんだけど、二人して表情が固いように見える。
もしかして、これはついに再婚の報告かな。
それだったとしたら緊張するよね、断られたらどうしようって考えちゃうよね。
慶二さんを家族に迎えて、二人だった家族が三人になるって、慶二さんからお父さんって呼び方変えなくちゃいけないし、名字だって変更することになるかもしれない。
そんなことは僕にとって些細なことで、お母さんが幸せであれば僕は良いんだ。
ひとりで沢山苦労してきたはずだから、幸せになって欲しいって心から願ってるよ。
そうなるためには慶二さんの存在が必要不可欠だってことも今までの二人を見てれば分かる。
だから大丈夫。
そんな緊張しないで言ってよって言いたいけど、二人の空気に飲まれて口が開けられないよ。
「あ、あのね、葵」
「待って、閑さん。俺から言わせて」
思い切って話し出そうとするお母さんの肩に手を置いて、慶二さんは僕を真剣な眼差しで見た。
慶二さんって絶対に若い頃モテてたと思う。
今でも十分モテててると思うけど。
「葵君、俺たちと一緒に住まないかい?」
「…………はい?」
え?
どういうこと?
再婚したってこと?
それとも家族含めた同棲?
それって僕邪魔じゃない?
「今までは二人でお互いの家を行ったり来たりしていたんだけど、そろそろ一緒に住んでみようかっていう話しになってね。葵君さえ良ければ一緒に暮らさないか?」
「僕は良いけど、邪魔じゃない?」
「邪魔な訳ないじゃない!」
お母さんは間髪入れずにそう言って立ち上がってくれたけど、慶二さんはその場で首を左右に振ってから悲しそうに微笑んだ。
「俺たちがそんなこと思うわけないだろう?」
こうして同棲、という形が始まることになったんだけど、実は慶二さんにもお子さんが居るんだとか。
それも僕と同い年の男の子。
その子もこれから一緒に住むことになるみたいなんだけど、ほとんど家に居ないで彼女さんの家に居るんだって。
「璃生っていう男の子で、今日から葵君と同じ高校に通ってるはずだな。一応、璃生には昨日のうちに許可を取っているから安心してね」
「私、今日初めて璃生君見たんだけど慶二さんの若い頃そっくりね」
「いやいや、璃生の方が格好いいさ」
待って。
いきなりの情報量の多さに頭がパニック状態だよ。
まず、慶二さんとお母さんと僕と慶二さんのお子さんとの四人で生活を送ることになったことが今確定したと。
そのお子さんは僕と同い年で同じ高校に今日から通っていて下の名前は璃生。
璃生、璃生。
どこかで聞いたことのあるような。
あれ、峯岸君の下の名前って確か璃生じゃなかったっけ。
ん?
慶二さんの名字って。
「あの、慶二さん。慶二さんの名字って……」
「ん?峯岸だけどどうかしたかい?」
確定だ。
慶二さんのお子さんって今日クラスで注目されていた峯岸君だ。
まさかこんな繋がりがあるだなんてってそうじゃないよ。
今はほとんどを彼女さんの家で過ごしてるとはいえ、もしこの先二人が結婚したりしたら峯岸君と僕は兄弟になるってことだよね。
ど、どうしよう。
そのことって峯岸君知ってるのかな。
僕の前には二人が並んで座ったんだけど、二人して表情が固いように見える。
もしかして、これはついに再婚の報告かな。
それだったとしたら緊張するよね、断られたらどうしようって考えちゃうよね。
慶二さんを家族に迎えて、二人だった家族が三人になるって、慶二さんからお父さんって呼び方変えなくちゃいけないし、名字だって変更することになるかもしれない。
そんなことは僕にとって些細なことで、お母さんが幸せであれば僕は良いんだ。
ひとりで沢山苦労してきたはずだから、幸せになって欲しいって心から願ってるよ。
そうなるためには慶二さんの存在が必要不可欠だってことも今までの二人を見てれば分かる。
だから大丈夫。
そんな緊張しないで言ってよって言いたいけど、二人の空気に飲まれて口が開けられないよ。
「あ、あのね、葵」
「待って、閑さん。俺から言わせて」
思い切って話し出そうとするお母さんの肩に手を置いて、慶二さんは僕を真剣な眼差しで見た。
慶二さんって絶対に若い頃モテてたと思う。
今でも十分モテててると思うけど。
「葵君、俺たちと一緒に住まないかい?」
「…………はい?」
え?
どういうこと?
再婚したってこと?
それとも家族含めた同棲?
それって僕邪魔じゃない?
「今までは二人でお互いの家を行ったり来たりしていたんだけど、そろそろ一緒に住んでみようかっていう話しになってね。葵君さえ良ければ一緒に暮らさないか?」
「僕は良いけど、邪魔じゃない?」
「邪魔な訳ないじゃない!」
お母さんは間髪入れずにそう言って立ち上がってくれたけど、慶二さんはその場で首を左右に振ってから悲しそうに微笑んだ。
「俺たちがそんなこと思うわけないだろう?」
こうして同棲、という形が始まることになったんだけど、実は慶二さんにもお子さんが居るんだとか。
それも僕と同い年の男の子。
その子もこれから一緒に住むことになるみたいなんだけど、ほとんど家に居ないで彼女さんの家に居るんだって。
「璃生っていう男の子で、今日から葵君と同じ高校に通ってるはずだな。一応、璃生には昨日のうちに許可を取っているから安心してね」
「私、今日初めて璃生君見たんだけど慶二さんの若い頃そっくりね」
「いやいや、璃生の方が格好いいさ」
待って。
いきなりの情報量の多さに頭がパニック状態だよ。
まず、慶二さんとお母さんと僕と慶二さんのお子さんとの四人で生活を送ることになったことが今確定したと。
そのお子さんは僕と同い年で同じ高校に今日から通っていて下の名前は璃生。
璃生、璃生。
どこかで聞いたことのあるような。
あれ、峯岸君の下の名前って確か璃生じゃなかったっけ。
ん?
慶二さんの名字って。
「あの、慶二さん。慶二さんの名字って……」
「ん?峯岸だけどどうかしたかい?」
確定だ。
慶二さんのお子さんって今日クラスで注目されていた峯岸君だ。
まさかこんな繋がりがあるだなんてってそうじゃないよ。
今はほとんどを彼女さんの家で過ごしてるとはいえ、もしこの先二人が結婚したりしたら峯岸君と僕は兄弟になるってことだよね。
ど、どうしよう。
そのことって峯岸君知ってるのかな。
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