8 / 45
現実逃避っていうのかな?
しおりを挟む
あれから暫くしてお母さんと慶二さんは二人で外食に出掛けて、僕はあと数ヶ月だけ過ごすこととなった部屋を見渡した。
15年間お母さんと過ごしてきた部屋にあるもの、ひとつひとつに思い出があって、それらを段ボールに敷き詰めなければいけないんだよね。
でも、この気持ちは僕だけじゃなくてお母さんも慶二さんも峯岸君も皆同じ気持ちなんだから僕も頑張らないと。
よし、頑張るついでにもっと楽しいことを考えよう。
例えばそうだなぁ、少女漫画でも今の僕みたいな立ち位置の主人公居たなぁ。
ヒーローとひとつ屋根の下で暮らすようになってお互いがお互いに惹かれ合うんだけど、血の繋がらない兄妹で思いを伝えられないでぎくしゃくしちゃう、みたいな話。
最終的に様々な困難を越えてハッピーエンドを迎えて、読者も幸せな気分になれるっていう物語。
今回の場合、僕も峯岸君も男の子だからそんな風になるなんてないと思うけどね。
そもそも峯岸君家にほとんど帰ってないって慶二さん言っていたし、家で会えるかどうかさえ分からないな。
家で会えなくても、峯岸君にお母さんと慶二さんのことをどう思ってるのかも聞いてみたいけど、話すタイミングあるかな。
あの女の子たちの中に紛れ込む勇気は僕にはないし、ひとりになった瞬間を狙うしかないよね。
そのタイミングってやっぱりトイレに行くタイミングとかかな。
流石に女の子たちもそこまで追い掛けて来ないだろうし。
よし、明日話し掛けてみようって思ったけど、トイレで話が完結すれば良いけど、完結しないで廊下に出て僕と峯岸君が話し掛けてる姿を見てしまったら女の子たちはどう思うだろう。
背の小さい気の弱そうな男の子が自分が話し掛けたいのに話し掛けられない男の子に図々しく声かける構図って。
僕の性別が違うから違う気もするけど、ライバルの女の子視点で見る主人公ってそんな感じだよね。
恋してる男の子の前に突然現れたよく分からない気の弱い女の子。
それでもって知らない間に意中の男の子の視線と心をあっという間に射止めちゃう、みたいな。
目線を変えると結構物語って変わるよね。
15年間お母さんと過ごしてきた部屋にあるもの、ひとつひとつに思い出があって、それらを段ボールに敷き詰めなければいけないんだよね。
でも、この気持ちは僕だけじゃなくてお母さんも慶二さんも峯岸君も皆同じ気持ちなんだから僕も頑張らないと。
よし、頑張るついでにもっと楽しいことを考えよう。
例えばそうだなぁ、少女漫画でも今の僕みたいな立ち位置の主人公居たなぁ。
ヒーローとひとつ屋根の下で暮らすようになってお互いがお互いに惹かれ合うんだけど、血の繋がらない兄妹で思いを伝えられないでぎくしゃくしちゃう、みたいな話。
最終的に様々な困難を越えてハッピーエンドを迎えて、読者も幸せな気分になれるっていう物語。
今回の場合、僕も峯岸君も男の子だからそんな風になるなんてないと思うけどね。
そもそも峯岸君家にほとんど帰ってないって慶二さん言っていたし、家で会えるかどうかさえ分からないな。
家で会えなくても、峯岸君にお母さんと慶二さんのことをどう思ってるのかも聞いてみたいけど、話すタイミングあるかな。
あの女の子たちの中に紛れ込む勇気は僕にはないし、ひとりになった瞬間を狙うしかないよね。
そのタイミングってやっぱりトイレに行くタイミングとかかな。
流石に女の子たちもそこまで追い掛けて来ないだろうし。
よし、明日話し掛けてみようって思ったけど、トイレで話が完結すれば良いけど、完結しないで廊下に出て僕と峯岸君が話し掛けてる姿を見てしまったら女の子たちはどう思うだろう。
背の小さい気の弱そうな男の子が自分が話し掛けたいのに話し掛けられない男の子に図々しく声かける構図って。
僕の性別が違うから違う気もするけど、ライバルの女の子視点で見る主人公ってそんな感じだよね。
恋してる男の子の前に突然現れたよく分からない気の弱い女の子。
それでもって知らない間に意中の男の子の視線と心をあっという間に射止めちゃう、みたいな。
目線を変えると結構物語って変わるよね。
16
あなたにおすすめの小説
2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。
ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。
異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。
二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。
しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。
再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。
寂しいを分け与えた
こじらせた処女
BL
いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。
昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。
姉の男友達に恋をした僕(番外編更新)
turarin
BL
侯爵家嫡男のポールは姉のユリアが大好き。身体が弱くて小さかったポールは、文武両道で、美しくて優しい一つ年上の姉に、ずっと憧れている。
徐々に体も丈夫になり、少しずつ自分に自信を持てるようになった頃、姉が同級生を家に連れて来た。公爵家の次男マークである。
彼も姉同様、何でも出来て、その上性格までいい、美しい男だ。
一目彼を見た時からポールは彼に惹かれた。初恋だった。
ただマークの傍にいたくて、勉強も頑張り、生徒会に入った。一緒にいる時間が増える。マークもまんざらでもない様子で、ポールを構い倒す。ポールは嬉しくてしかたない。
その様子を苛立たし気に見ているのがポールと同級の親友アンドルー。学力でも剣でも実力が拮抗する2人は一緒に行動することが多い。
そんなある日、転入して来た男爵令嬢にアンドルーがしつこくつきまとわれる。その姿がポールの心に激しい怒りを巻き起こす。自分の心に沸き上がる激しい気持に驚くポール。
時が経ち、マークは遂にユリアにプロポーズをする。ユリアの答えは?
ポールが気になって仕方ないアンドルー。実は、ユリアにもポールにも両方に気持が向いているマーク。初恋のマークと、いつも傍にいてくれるアンドルー。ポールが本当に幸せになるにはどちらを選ぶ?
読んでくださった方ありがとうございます😊
♥もすごく嬉しいです。
不定期ですが番外編更新していきます!
龍は精霊の愛し子を愛でる
林 業
BL
竜人族の騎士団団長サンムーンは人の子を嫁にしている。
その子は精霊に愛されているが、人族からは嫌われた子供だった。
王族の養子として、騎士団長の嫁として今日も楽しく自由に生きていく。
悪役令息に転生した俺は推しの為に舞台から退場する
スノウマン(ユッキー)
BL
前世の記憶を思い出したアレクシスは悪役令息に転生したことに気づく。このままでは推しである義弟ノアが世界を救った後も幸せになれない未来を迎えてしまう。それを回避する為に、俺は舞台から退場することを選んだ。全てを燃やし尽くす事で。
そんな俺の行動によってノアが俺に執着することになるとも知らずに。
魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由
スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。
これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。
無自覚両片想いの勇者×親友。
読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる