漫画みたいな恋がしたい!

mahiro

文字の大きさ
16 / 45

想像していなかった出来事ばっかり!

しおりを挟む
少女漫画で見かける彼シャツってあるでしょう?
大きくって何処か安心感があって、彼の匂いがして胸がドキドキしちゃうっていう少女漫画ではよくある場面。
今僕はそれを味わってたりする。
別に僕と峯岸君付き合ってないし、そもそも男女じゃなくて男同士だし全然場面的にあってないんだけど、僕の背が低いのと体格が全然違うから格好だけ見ると同じような場面に見えなくもないかも。
服ブカブカだし、服から知らない匂いがして何かドキドキする。
この匂いが峯岸君の香りなのか、洗濯洗剤の匂いなのか分からないけど、何故か凄いドキドキしちゃう。
このシチュエーションのときの少女漫画に出てくる主人公って安心感から寝るか、ドキドキしすぎて眠れないかの二パターンが多いと思うんだけど、僕の場合は何だろう。
シャワー浴びさせて貰って逆に目が冴えちゃったのか、さっき寝たから目が覚めているのか分からないけど、眠気は今の所ないかな。
あぁ、先から分からないことだらけだなぁ。
こういうときは何も考えずに眠る努力をしよう。
瞼閉じてればいつから眠れるかもしれないし。
そう思ってソファに寝転び、お腹に掛け布団をかけて瞼を閉じてみた。


翌朝、リビングのドアが開いた音で目を覚ましたよ。
あの後いつの間にか眠っていたみたい。


「おはよう………寝れたか?」


リビングに現れたのは、まだ半分起ききれていない峯岸君だった。
寝癖もついていて、こんな峯岸君の姿なんてなかなか見ることできない。
そんなお宝のようなものが惜しげもなく晒されてる。
スウェットが捲れ上がっているせいで筋肉のついたお腹がチラッと見えてるし。
クラスの女の子たちだったら凄い勢いで写真とか撮りそう。
それに比べ僕の寝癖なんて珍しくないし、お腹なんて筋肉ついていない。
お腹だけじゃなくて腕や足にもついてないけど。


「おはよう、峯岸君。色々ありがとう、お陰でよく眠れたよ」


「そ。朝食兼昼飯になるが………何か作るか?」


「いやいや!これ以上迷惑をかけるわけにはいかないよ。帰る支度して帰るだけだから僕の分は気にしないで峯岸君だけの分だけ考えて」


「どうせ作るのに一人分も二人分も変わらねぇから食べてけ」


そう言うと峯岸君はキッチンに入って冷蔵庫から食材を出し始めちゃった。
初のご自宅訪問(意図した訳じゃない)。その上お泊まり(これも同じく)。
彼シャツ着用、彼の手料理を食べられるという素敵なイベント。
寝癖に腹チラ。
一昨日までだったら考えられないことが一夜にして起き過ぎてるよ。
峯岸君と直接話せるとも思っていなかったしね。
本当に慶二さんにも感謝だよ。
僕一人じゃ何にも出来なかったから。
次会ったら必ずお礼言わないとね。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。

ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。 異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。 二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。 しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。 再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。

寂しいを分け与えた

こじらせた処女
BL
 いつものように家に帰ったら、母さんが居なかった。最初は何か厄介ごとに巻き込まれたのかと思ったが、部屋が荒れた形跡もないからそうではないらしい。米も、味噌も、指輪も着物も全部が綺麗になくなっていて、代わりに手紙が置いてあった。  昔の恋人が帰ってきた、だからその人の故郷に行く、と。いくらガキの俺でも分かる。俺は捨てられたってことだ。

私の庇護欲を掻き立てるのです

まめ
BL
ぼんやりとした受けが、よく分からないうちに攻めに囲われていく話。

別れの夜に

大島Q太
BL
不義理な恋人を待つことに疲れた青年が、その恋人との別れを決意する。しかし、その別れは思わぬ方向へ。

龍は精霊の愛し子を愛でる

林 業
BL
竜人族の騎士団団長サンムーンは人の子を嫁にしている。 その子は精霊に愛されているが、人族からは嫌われた子供だった。 王族の養子として、騎士団長の嫁として今日も楽しく自由に生きていく。

悪役令息に転生した俺は推しの為に舞台から退場する

スノウマン(ユッキー)
BL
前世の記憶を思い出したアレクシスは悪役令息に転生したことに気づく。このままでは推しである義弟ノアが世界を救った後も幸せになれない未来を迎えてしまう。それを回避する為に、俺は舞台から退場することを選んだ。全てを燃やし尽くす事で。 そんな俺の行動によってノアが俺に執着することになるとも知らずに。

魔王を倒した勇者の凱旋に、親友の俺だけが行かなかった理由

スノウマン(ユッキー)
BL
スラム育ちの少年二人は、15歳になり神の祝福でスキルを得た事で道をたがえる。彼らはやがて青年となり、片方は魔王討伐に旅立つ勇者として華々しい活躍をし、もう片方はただ彼の帰還を待つ相変わらずスラム暮らしの存在となる。 これは何も持たない青年がただ勇者の帰りを待つ日常を描いた作品です。 無自覚両片想いの勇者×親友。 読了後、もう一度だけ読み直して頂けると何か見える世界が変わるかもしれません。

姉の男友達に恋をした僕(番外編更新)

turarin
BL
侯爵家嫡男のポールは姉のユリアが大好き。身体が弱くて小さかったポールは、文武両道で、美しくて優しい一つ年上の姉に、ずっと憧れている。 徐々に体も丈夫になり、少しずつ自分に自信を持てるようになった頃、姉が同級生を家に連れて来た。公爵家の次男マークである。 彼も姉同様、何でも出来て、その上性格までいい、美しい男だ。 一目彼を見た時からポールは彼に惹かれた。初恋だった。 ただマークの傍にいたくて、勉強も頑張り、生徒会に入った。一緒にいる時間が増える。マークもまんざらでもない様子で、ポールを構い倒す。ポールは嬉しくてしかたない。 その様子を苛立たし気に見ているのがポールと同級の親友アンドルー。学力でも剣でも実力が拮抗する2人は一緒に行動することが多い。 そんなある日、転入して来た男爵令嬢にアンドルーがしつこくつきまとわれる。その姿がポールの心に激しい怒りを巻き起こす。自分の心に沸き上がる激しい気持に驚くポール。 時が経ち、マークは遂にユリアにプロポーズをする。ユリアの答えは? ポールが気になって仕方ないアンドルー。実は、ユリアにもポールにも両方に気持が向いているマーク。初恋のマークと、いつも傍にいてくれるアンドルー。ポールが本当に幸せになるにはどちらを選ぶ? 読んでくださった方ありがとうございます😊 ♥もすごく嬉しいです。 不定期ですが番外編更新していきます!

処理中です...