漫画みたいな恋がしたい!

mahiro

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小さくても良いじゃない!

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今から帰るにも未成年一人が夜道を歩くわけには行かないし、だからっていくら大人っぽく見えるからって峯岸君についてきて貰うわけにはいかないし、ついてきて貰っても峯岸君が帰り道ひとりになっちゃうからそれは却下。
あとはお母さんと慶二さんを頼るしかないかなって思ったけど、二人は今何処にいるんだろう。


「ねぇ、峯岸君。お母さんと慶二さんって今何処にいるか知ってる?」


「あのままホテルに泊まったか、杉本の家にいるんじゃねぇの?」


「そっか………」


折角二人仲良く過ごしてるのにこんな時間に呼び出すなんて迷惑だよね。
ここは大人しく朝まで泊めて貰おうかな。


「あの、朝になったら帰るから今晩だけ泊まっても良い?」


「そのつもりだったから良いけど。あのまま朝まで寝てるかと思ったくらいだしな」


「ありがとう。あ、でも僕が家にいたら彼女さんのお家に行けないね…」


僕がそう言うと、峯岸君は壁から離れて僕の立っていた方とは逆側のソファに腰掛けた。


「別に今日は会うつもりなかったし良いよ」


何だかその返答があまりに素っ気なくて、もしかして彼女さんと上手く行ってないのかなっとか思っちゃう。
でもそんなことまだそんなに話したこともない僕に話してくれないよね。


「そ、れなら良いんだけど…」


気まずい雰囲気になっちゃったな。
空気を変えたい所だけど、何を話せば良いんだろう。
やっぱりお母さんと慶二さんのことかな?
彼女さんの話はちょっと不穏な雰囲気になっちゃうけど、二人のことは今のところそんな雰囲気になったことないもんね。


「あの、峯岸君はお母さんと慶二さんがもしこのままうまく行って結婚とかになったらどう思う?僕は賛成なんだけど」


「俺も賛成だけど?反対する意味ないし」


背けられていた整った顔がこちらに向けられたけど、特に怒ってる風もないね良かった。


「もしかして峯岸君も慶二さんとお母さんのこと好きなの?僕は大好きだよ、二人のこと」


「閑さんのことは正直父さんから聞いた情報しかないからまだ分からねぇけど、閑さんがいたからこそ今の父さんがいるから嫌いにはなれねぇかな。父さんのことは……前は嫌いだったけど、今は好きだな」


お母さんがいたから今の慶二さんがいる、か。
お母さんもそうだな。
慶二さんがいたから今のお母さんがいるんだもんね。
良かった、そこは僕と峯岸君の気持ちが同じで。


「質問はここまでにしてもう遅いし寝ようぜ。この部屋と風呂だとか自由に使って良いから。服とか俺ので良ければ貸すし」


確かにもう3時になるな。


「ありがとう、お言葉に甘えてシャワーとお洋服借りようかな。多分、足の長さとか全然違うし、体格も違うから上だけ借りても良いかな。スボンは踏んで転びそうだし」


「良いけど、杉本って身長いくつなわけ?」


「157だよ」


「小さくね?20センチ違うんだけど」


「小さくて悪かったね!」


良いもん、小さくても。
サイズの小さい可愛い洋服が着れるし、女の子サイズも入るから服のレパートリーが広がるもん。
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