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素敵な展開だと思うなー!
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そのあと、二人で何気ない会話を続けていたら夕方になってしまって焦って帰ろうとしたんだけど、お母さんからこれから仲良くしていかなきゃいけないんだから、そのままもう一泊させて貰えば、という内容のメールが届いた。
いやいや、明日月曜日だから学校あるんだよ僕も峯岸君も。
制服もなければ鞄もないし、靴もないよ。
峯岸君だって成り行きで泊めてくれたけど、もう一泊なんて迷惑だろうし、と思って聞いてみたら。
「別に泊まっていけば?朝に一回家に戻るなりすれば良いだろうし。ここから家戻るのなんて片道30分くらいだろ」
あっさり了承を貰っちゃったよ。
「峯岸君が良いなら僕はお願いしたいけど」
「それじゃ決まり。そのままソファは自由に使って良いから」
峯岸君は今日も彼女さんのもとへ行く気もないみたいだし、今日起きてからずっと僕と行動してるけど一度もスマホに触ってないからやり取りしてる風もないかな。
僕の方がお母さんとやり取りするのに触ってるかも。
峯岸君はもう気持ちを切り替えたい、やり直したいって思ってるみたいだけど、彼女さんの今の気持ちはどうなの気になるな。
連絡のやり取りもしてないってことは話し合いは一切出来てないんだろうね。
「ん?」
「どうした?」
そのとき、お母さんからメールが一通届いた。
「制服だとか必要なものは慶二さんが明日の朝に届けてくれるみたい。そっか、慶二さんも仕事に必要なもの取りに帰ってこないと仕事にならないもんね」
「良かったじゃん」
「うん!慶二さんって優しいよね」
「そうだな。良い父親だと思ってるよ」
「お母さんも良い母親だよ!」
「何張り合ってんだよ」
「いや、何となく言っておかないとって思っちゃって」
こんな風に打ち解けて話せるようになって嬉しいなぁ。
日頃からこんな風に話したいけど、明日からの学校ではまた目で追いかけるだけの日々が始まるんだ。
今度はいつこんな風にゆっくり話せるんだろう。
引っ越しだってまだ先だし。
「何また訴えかけるような目で見てきてんだよ」
「あ、そのごめんね!次はいつ話せるかなって思いながら見てただけなんだよ」
ソファに座りながら部屋の中を動き回る峯岸君をあまりにもじっと見すぎちゃったみたい。
ちなみに今峯岸君は引っ越しの準備で荷物を段ボールに積み込んでたよ。
手伝おうかって言ったんだけど、ゆっくり座ってろって言われて大人しくソファの上で座ってました。
そりゃまだ家族でもないこれから同居する人でも家の中のものをベタベタと触って欲しくないよね。
僕もいきなり峯岸君が家に泊まりに来て、荷造りの準備を手伝ってくれるって言っても、あまりお母さんと僕だけの思い出の品を無闇に触れて欲しくないね。
信用していないわけじゃないんだけど、何だろう。
まだ触れて欲しくないかな。
きっといつかは触れられても気にしなくなるときがあるかもしれないけど、今はその時期じゃないと思う。
「そうだな………学校以外で話すとしたら、連絡先交換するとか土日にまた泊まりに来るとか?」
「良いの?!」
「別に良いよ。その視線をまた学校で向けられるよりずっと良い」
「そ、そんなに僕見てたかな……」
「見てたよ」
それは気を付けないと。
クラスの女の子たちがその視線に気付いて、何か言われたりとかしたら厄介なことになりそうだもんね。
こうして僕は、峯岸君の連絡先をゲットしたのと土日に泊まる権利を得たのでした。
ちなみにお母さんにメールでそのことを送ったら、慶二さんも土日にあっちの家に泊まり込む約束をしてみたいだから、ちょうど良かったみたい。
何だか同棲する前からお互いの家に泊まり込むなんて、素敵だよね。
いやいや、明日月曜日だから学校あるんだよ僕も峯岸君も。
制服もなければ鞄もないし、靴もないよ。
峯岸君だって成り行きで泊めてくれたけど、もう一泊なんて迷惑だろうし、と思って聞いてみたら。
「別に泊まっていけば?朝に一回家に戻るなりすれば良いだろうし。ここから家戻るのなんて片道30分くらいだろ」
あっさり了承を貰っちゃったよ。
「峯岸君が良いなら僕はお願いしたいけど」
「それじゃ決まり。そのままソファは自由に使って良いから」
峯岸君は今日も彼女さんのもとへ行く気もないみたいだし、今日起きてからずっと僕と行動してるけど一度もスマホに触ってないからやり取りしてる風もないかな。
僕の方がお母さんとやり取りするのに触ってるかも。
峯岸君はもう気持ちを切り替えたい、やり直したいって思ってるみたいだけど、彼女さんの今の気持ちはどうなの気になるな。
連絡のやり取りもしてないってことは話し合いは一切出来てないんだろうね。
「ん?」
「どうした?」
そのとき、お母さんからメールが一通届いた。
「制服だとか必要なものは慶二さんが明日の朝に届けてくれるみたい。そっか、慶二さんも仕事に必要なもの取りに帰ってこないと仕事にならないもんね」
「良かったじゃん」
「うん!慶二さんって優しいよね」
「そうだな。良い父親だと思ってるよ」
「お母さんも良い母親だよ!」
「何張り合ってんだよ」
「いや、何となく言っておかないとって思っちゃって」
こんな風に打ち解けて話せるようになって嬉しいなぁ。
日頃からこんな風に話したいけど、明日からの学校ではまた目で追いかけるだけの日々が始まるんだ。
今度はいつこんな風にゆっくり話せるんだろう。
引っ越しだってまだ先だし。
「何また訴えかけるような目で見てきてんだよ」
「あ、そのごめんね!次はいつ話せるかなって思いながら見てただけなんだよ」
ソファに座りながら部屋の中を動き回る峯岸君をあまりにもじっと見すぎちゃったみたい。
ちなみに今峯岸君は引っ越しの準備で荷物を段ボールに積み込んでたよ。
手伝おうかって言ったんだけど、ゆっくり座ってろって言われて大人しくソファの上で座ってました。
そりゃまだ家族でもないこれから同居する人でも家の中のものをベタベタと触って欲しくないよね。
僕もいきなり峯岸君が家に泊まりに来て、荷造りの準備を手伝ってくれるって言っても、あまりお母さんと僕だけの思い出の品を無闇に触れて欲しくないね。
信用していないわけじゃないんだけど、何だろう。
まだ触れて欲しくないかな。
きっといつかは触れられても気にしなくなるときがあるかもしれないけど、今はその時期じゃないと思う。
「そうだな………学校以外で話すとしたら、連絡先交換するとか土日にまた泊まりに来るとか?」
「良いの?!」
「別に良いよ。その視線をまた学校で向けられるよりずっと良い」
「そ、そんなに僕見てたかな……」
「見てたよ」
それは気を付けないと。
クラスの女の子たちがその視線に気付いて、何か言われたりとかしたら厄介なことになりそうだもんね。
こうして僕は、峯岸君の連絡先をゲットしたのと土日に泊まる権利を得たのでした。
ちなみにお母さんにメールでそのことを送ったら、慶二さんも土日にあっちの家に泊まり込む約束をしてみたいだから、ちょうど良かったみたい。
何だか同棲する前からお互いの家に泊まり込むなんて、素敵だよね。
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