漫画みたいな恋がしたい!

mahiro

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ペアチケット!

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まさかの僕のお腹をがっちりホールドした状態で峯岸君は夢の中に向かわれました。
もう峯岸君が何考えてるか分からないよ。
分からないけど、寝る直前に。


「今週の土曜日、時間頂戴。俺とデートしてよ」


と色気の塊がそう仰いまして、僕は断るなんて選択肢はなく何度も首を縦に振りました。
え、デートってまさか本当にデート?!
今まで学校でも話したことないし、外で並び歩いたこともなかったのに。
お泊まりの次がまさかのデート。
どうしよう、何着て行こう。
明日の荷解きしながら服を探さないと意外と時間ないかも。
平日に服を買うにも買ってきた服とか峯岸君に見られそうだし。
それじゃあ面白くないよね。
そんなことを峯岸君の温もりを背後に感じながら悩んでいたら一晩が過ぎましたよ。
あぁ、カーテンの奥が明るい。
背中は温かいのに頭が冴えるし、目も冴えるし、心臓はうるさいしでもう。
今日は絶対に爆睡してやる、と意気込んだ所で峯岸君が目を覚ましたようですが、一瞬背後に視線を向けたんだけど目のやり場に困ってすぐに正面に顔を戻しました。
寝起き姿とか何度も見てたけど、起き抜けというか起きたてというか、そんな姿一度も見たことなかったから心臓に悪いよ。



「おはよう…杉本眠れた?」


「おはよう………場所が変わったからなのかうまく眠れなかった」


「そうか……一人ぐーすか寝てたわ。ごめん」


「いやいや!峯岸君は眠れたようで良かったよ!」


「俺は杉本のお陰で眠れたわ。そういえば、土曜日何処か行きたいとかある?どうせなら杉本が行きたいところとか行こうよ」


僕が峯岸君と行きたいところ?
何処だろう。
女の子とは恋愛映画を観に行ったり、お洋服を見たり、小物みたりしていたけど、峯岸君と行くなら。

水族館とか?
遊園地とか?
それこそ映画館とか?

あれこれデートで行くときに向かう場所だね。


「もし思い浮かばなければ、ここ行かない?」


そう言われて顔の目の前に出されたのは、近くにある遊園地のペアチケット。


「友達に貰ったんだけど、どう?」


「行く!」


ここのチケットって滅多に取れないって有名なのに凄い。
そんな所に峯岸君と二人で行けるっていうのも嬉しいな。
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