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聞こえない言葉
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乗り込むまで視線が突き刺さっていて、何だか疲れちゃった。
肝心な峯岸君は全く気にしてなさそうだし、何だか普段より表情が明るいような気がするけど、気のせいかな。
「疲れたか?」
「そのぉ、いつも感じたことのない視線に疲れたと言うか何と言うか……」
もごもごと答えれば峯岸君はまた笑った。
今日はよく笑うなぁ。
いや、いつも笑ってるよ?
学校ではなかなか笑わないけど。
峯岸君って学校だとクールなイメージもあるかも。
家だと色気だだ漏れな青年って感じで、よく笑うってるイメージしか今はないかな。
「何だか今日の峯岸君、凄く楽しそうだね」
「俺?俺は楽しいよ。杉本と二人で遊べてるし」
「僕も楽しいよ!楽しいけど…その…視線が気になっちゃって」
「そっか。ならこれ降りたら、人気の少ない場所に行くか。そこなら視線気にならないだろうし」
「人気の少ない場所?」
そんなところあるのかな。
遊園地ってお母さんと二人で来たことないからそんなになかのこと詳しくないんだよね。
「そ。まぁ、どこかはついてからのお楽しみってことで今は観覧車を楽しもうぜ」
「うん!」
そうだよね、楽しまなきゃ損だよね。
そう思って外を見てみれば、辺りが少し暗くなってきて、明かりがまるでイルミネーションのように見える。
去年の冬は受験でイルミネーションとか見れなかったからなぁ。
今年は見れたら良いなぁ。
そのときもまた峯岸君と見れたら良いのに。
「綺麗だな」
「ホントだね…」
そういう君が綺麗だよ、とか漫画で出てくるような場面だけど、峯岸君の場合、言われる方より言う方だよね。
僕は今の場合、言いたくなったけど。
セリフがクサ過ぎて言えないけどね。
「あのさ、杉本」
「ん?」
呼ばれて真横に向けていた顔を正面に座っている峯岸君の方を見れば、愛おしむような表情でこちらを見る峯岸君の姿があった。
え、何でそんな表情で僕の事見てるの?
「 」
肝心な峯岸君は全く気にしてなさそうだし、何だか普段より表情が明るいような気がするけど、気のせいかな。
「疲れたか?」
「そのぉ、いつも感じたことのない視線に疲れたと言うか何と言うか……」
もごもごと答えれば峯岸君はまた笑った。
今日はよく笑うなぁ。
いや、いつも笑ってるよ?
学校ではなかなか笑わないけど。
峯岸君って学校だとクールなイメージもあるかも。
家だと色気だだ漏れな青年って感じで、よく笑うってるイメージしか今はないかな。
「何だか今日の峯岸君、凄く楽しそうだね」
「俺?俺は楽しいよ。杉本と二人で遊べてるし」
「僕も楽しいよ!楽しいけど…その…視線が気になっちゃって」
「そっか。ならこれ降りたら、人気の少ない場所に行くか。そこなら視線気にならないだろうし」
「人気の少ない場所?」
そんなところあるのかな。
遊園地ってお母さんと二人で来たことないからそんなになかのこと詳しくないんだよね。
「そ。まぁ、どこかはついてからのお楽しみってことで今は観覧車を楽しもうぜ」
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そうだよね、楽しまなきゃ損だよね。
そう思って外を見てみれば、辺りが少し暗くなってきて、明かりがまるでイルミネーションのように見える。
去年の冬は受験でイルミネーションとか見れなかったからなぁ。
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そのときもまた峯岸君と見れたら良いのに。
「綺麗だな」
「ホントだね…」
そういう君が綺麗だよ、とか漫画で出てくるような場面だけど、峯岸君の場合、言われる方より言う方だよね。
僕は今の場合、言いたくなったけど。
セリフがクサ過ぎて言えないけどね。
「あのさ、杉本」
「ん?」
呼ばれて真横に向けていた顔を正面に座っている峯岸君の方を見れば、愛おしむような表情でこちらを見る峯岸君の姿があった。
え、何でそんな表情で僕の事見てるの?
「 」
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