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「そうだな………。組織のことを調べる人と『ナセリ』のことを調べる人とで分かれたい」
「分かりました。人選はロジェさんにお任せいたします」
「分かった。それじゃあ、フィリッポさんは組織のことを頼めるかな」
「よっしゃ、任せろ」
やっと解放されたとばかりに声高らかに答えたフィリッポの様子に相当我慢していたのだろうなというのが痛いほど伝わってくる。
「エリックは『ナセリ』の方を頼む。潜入捜査になるだろうから格好には気を付けるように」
「オーケー、任せといて」
潜入捜査をエリックに頼むって、まさか、仮面を外すのかな。
「ビセンテはすまないが、『ナセリ』の方を頼む」
「了解しました」
「俺はフィリッポさんと組織の方を調べようと思うから、ルイ君は『ナセリ』の方を頼む」
「分かりました」
「それじゃあ、何か動きがあったら必ず連絡をするように。あと、無理はしないように。いいな?」
ロジェの言葉に皆が頷き、フィリッポとロジェはビセンテの家を出て行った。
残されたビセンテとエリック、と俺はその背中を見送ったあと、お互いに顔を見合せた。
「えーと、僕たちはまず、ビセンテさんが入手した噂が事実かどうかを調べるってことで良いんだよね」
エリックが普段よりも話しにくそうに話し出せば、ビセンテは眉間に皺を寄せながら頷いた。
「そうですね。証拠を掴むにはやはり中に入らないことにはどうしようもありません」
「だよね。うーん、でも、僕やビセンテさんならまだしも、ルイ君はどうしようか。子供が入れるような会社ではないよね」
「分かりました。人選はロジェさんにお任せいたします」
「分かった。それじゃあ、フィリッポさんは組織のことを頼めるかな」
「よっしゃ、任せろ」
やっと解放されたとばかりに声高らかに答えたフィリッポの様子に相当我慢していたのだろうなというのが痛いほど伝わってくる。
「エリックは『ナセリ』の方を頼む。潜入捜査になるだろうから格好には気を付けるように」
「オーケー、任せといて」
潜入捜査をエリックに頼むって、まさか、仮面を外すのかな。
「ビセンテはすまないが、『ナセリ』の方を頼む」
「了解しました」
「俺はフィリッポさんと組織の方を調べようと思うから、ルイ君は『ナセリ』の方を頼む」
「分かりました」
「それじゃあ、何か動きがあったら必ず連絡をするように。あと、無理はしないように。いいな?」
ロジェの言葉に皆が頷き、フィリッポとロジェはビセンテの家を出て行った。
残されたビセンテとエリック、と俺はその背中を見送ったあと、お互いに顔を見合せた。
「えーと、僕たちはまず、ビセンテさんが入手した噂が事実かどうかを調べるってことで良いんだよね」
エリックが普段よりも話しにくそうに話し出せば、ビセンテは眉間に皺を寄せながら頷いた。
「そうですね。証拠を掴むにはやはり中に入らないことにはどうしようもありません」
「だよね。うーん、でも、僕やビセンテさんならまだしも、ルイ君はどうしようか。子供が入れるような会社ではないよね」
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