12 / 18
12
しおりを挟む
その人が誰なのか聞きたいのに、嫌なタイミングで日比野君が戻ってきてしまい、何でこのタイミングなの?!と言いたくなってしまった。
「やっぱりそんなことだと思いましたわ。女性と付き合ってるとかそんな話聞いたことなかったのに、急に指輪なんかし出すから可笑しいと思ってたんすよ」
狙ったかのように入ってきた日比野君は涼しい顔をしながら持ってきたシュガースティックを大量に入れ始めた。
「知ったら茶化すだろ、絶対」
「そりゃあ、当たり前っすわ。んーそれだけじゃ流石につまらないので先輩の好きな人が素敵な人のようなんで?俺もアピールしといても良いかなぁとか思い始めてますけど?」
ニヤニヤと笑い出す日比野君に、苛立ち始める重村さん。
そして話がついていけない私、という構図が出来上がっているわけなんですが、え?もしかして日比野君は重村さんの好きな人知ってるの?
というか重村さん、この話日比野君が戻るまでって話だったのに続行しちゃってるけど、それはそれで良いの?
仕方ない感じですか?
「しなくていい。というか関わるな」
「良いじゃないっすか。どうせそんなことしなきゃお近づきにもなれなかったんすから。本当に先輩ってヘタレっすよね。俺ならあれやこれや言って、接点持って連絡先も何もかも早々にゲットしますけど?どうせ先輩のことですから?連絡先の交換とかその人としてないですよね?」
「うるさいわ」
ふん、と顔を背ける重村さんにそれを見て愉快そうな日比野君に私はどう口を挟めば良いか分からなくなったぞ?
重村さんの反応からして、恐らく日比野君が言ったことは図星なのかもと予想できるけど、まさか重村さんも私のように恋に積極的になれないタイプだなんて予想外だなぁ。
こんな完璧な人なら堂々と口説いたりしても相手は喜ぶだけだろうし、私のようにいちいち悩むことなんてないからこんな悩み持ってないと思ってたのに。
「やっぱりそんなことだと思いましたわ。女性と付き合ってるとかそんな話聞いたことなかったのに、急に指輪なんかし出すから可笑しいと思ってたんすよ」
狙ったかのように入ってきた日比野君は涼しい顔をしながら持ってきたシュガースティックを大量に入れ始めた。
「知ったら茶化すだろ、絶対」
「そりゃあ、当たり前っすわ。んーそれだけじゃ流石につまらないので先輩の好きな人が素敵な人のようなんで?俺もアピールしといても良いかなぁとか思い始めてますけど?」
ニヤニヤと笑い出す日比野君に、苛立ち始める重村さん。
そして話がついていけない私、という構図が出来上がっているわけなんですが、え?もしかして日比野君は重村さんの好きな人知ってるの?
というか重村さん、この話日比野君が戻るまでって話だったのに続行しちゃってるけど、それはそれで良いの?
仕方ない感じですか?
「しなくていい。というか関わるな」
「良いじゃないっすか。どうせそんなことしなきゃお近づきにもなれなかったんすから。本当に先輩ってヘタレっすよね。俺ならあれやこれや言って、接点持って連絡先も何もかも早々にゲットしますけど?どうせ先輩のことですから?連絡先の交換とかその人としてないですよね?」
「うるさいわ」
ふん、と顔を背ける重村さんにそれを見て愉快そうな日比野君に私はどう口を挟めば良いか分からなくなったぞ?
重村さんの反応からして、恐らく日比野君が言ったことは図星なのかもと予想できるけど、まさか重村さんも私のように恋に積極的になれないタイプだなんて予想外だなぁ。
こんな完璧な人なら堂々と口説いたりしても相手は喜ぶだけだろうし、私のようにいちいち悩むことなんてないからこんな悩み持ってないと思ってたのに。
5
あなたにおすすめの小説
甘い束縛
はるきりょう
恋愛
今日こそは言う。そう心に決め、伊達優菜は拳を握りしめた。私には時間がないのだと。もう、気づけば、歳は27を数えるほどになっていた。人並みに結婚し、子どもを産みたい。それを思えば、「若い」なんて言葉はもうすぐ使えなくなる。このあたりが潮時だった。
※小説家なろうサイト様にも載せています。
終わりにできなかった恋
明日葉
恋愛
「なあ、結婚するか?」
男友達から不意にそう言われて。
「そうだね、しようか」
と。
恋を自覚する前にあまりに友達として大事になりすぎて。終わるかもしれない恋よりも、終わりのない友達をとっていただけ。ふとそう自覚したら、今を逃したら次はないと気づいたら、そう答えていた。
思い出のチョコレートエッグ
ライヒェル
恋愛
失恋傷心旅行に出た花音は、思い出の地、オランダでの出会いをきっかけに、ワーキングホリデー制度を利用し、ドイツの首都、ベルリンに1年限定で住むことを決意する。
慣れない海外生活に戸惑い、異国ならではの苦労もするが、やがて、日々の生活がリズムに乗り始めたころ、とてつもなく魅力的な男性と出会う。
秘密の多い彼との恋愛、彼を取り巻く複雑な人間関係、初めて経験するセレブの世界。
主人公、花音の人生パズルが、紆余曲折を経て、ついに最後のピースがぴったりはまり完成するまでを追う、胸キュン&溺愛系ラブストーリーです。
* ドイツ在住の作者がお届けする、ヨーロッパを舞台にした、喜怒哀楽満載のラブストーリー。
* 外国での生活や、外国人との恋愛の様子をリアルに感じて、主人公の日々を間近に見ているような気分になれる内容となっています。
* 実在する場所と人物を一部モデルにした、リアリティ感の溢れる長編小説です。
冷たい彼と熱い私のルーティーン
希花 紀歩
恋愛
✨2021 集英社文庫 ナツイチ小説大賞 恋愛短編部門 最終候補選出作品✨
冷たくて苦手なあの人と、毎日手を繋ぐことに・・・!?
ツンデレなオフィスラブ💕
🌸春野 颯晴(はるの そうせい)
27歳
管理部IT課
冷たい男
❄️柊 羽雪 (ひいらぎ はゆき)
26歳
営業企画部広報課
熱い女
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる