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「なら言え」
声を震わせながら言うので泣いているのかと思えば、涙など流れておらず真顔でそう言われ、ライトは騙されたと思った。
「酷いぞ、アシル!」
「俺に隠し事をしているお前の方が酷いだろ」
「酷くないぞ?!」
誰にだって隠し事のひとつやふたつあって当たり前なのに、どうしてライトはあってはならないのかとライトは頬を膨らませた。
「お前が俺のこと嗅ぎ回っていることと関係しているのか?」
何故それを知っているのかと訊ねようとして慌てて口を両手で塞ぐ。
「関係してるらしいな。お前にとって信用に値しないと心の底で思われていたとしても、俺はお前の従者から退くつもりは一切ないからな」
声を震わせながら言うので泣いているのかと思えば、涙など流れておらず真顔でそう言われ、ライトは騙されたと思った。
「酷いぞ、アシル!」
「俺に隠し事をしているお前の方が酷いだろ」
「酷くないぞ?!」
誰にだって隠し事のひとつやふたつあって当たり前なのに、どうしてライトはあってはならないのかとライトは頬を膨らませた。
「お前が俺のこと嗅ぎ回っていることと関係しているのか?」
何故それを知っているのかと訊ねようとして慌てて口を両手で塞ぐ。
「関係してるらしいな。お前にとって信用に値しないと心の底で思われていたとしても、俺はお前の従者から退くつもりは一切ないからな」
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