騎士団長の幼なじみ

入海月子

文字の大きさ
10 / 14

煽るな②

 なにかに耐えるように眉をひそめて、ラディアンはバスローブと下着を脱いだ。
 筋肉がくっきりと浮かび上がり、しなやかで引き締まった体は美しかった。
 でも、その中心で屹立したものを見て、私はぶるっと震える。
 それはラディアンのおヘソにつくほど立ち上がり、赤黒く先端から透明な雫を垂らしている巨大なものだった。想像と全然違った。

「大きい……!? そんなの入らないわ……」

 彼のことを受け入れたいのに、とっさにムリだと絶望的な想いでつぶやいた。
 大きいラディアンに小さな私。こんなところにも体格差の弊害があるなんて……。
 嘆いていたら、ラディアンが断言した。

「大丈夫、ちゃんと入る」
「本当?」
「……その、はずだ」

 聞き返すとちょっと自信がなさそうになる。
 そこは断定したままでいてほしかった……。

「マール、最初は痛いと思うが、君を俺のものにしてもいいか?」
「うん。私、頑張るから、ラディアンのものにして」

 祈るように私を見て、ラディアンが懇願するから、思い切ってうなずいた。
 だって、私だってラディアンがほしい。

 うれしそうに破顔したラディアンは、私の足の間にそれを擦りつけた。
 彼のものは熱くて硬かった。
 ゴリゴリと気持ちいいところが擦られて、またとろとろと蜜が垂れてくる。
 ラディアンは私の額にキスをして、「愛してる」とささやいた。
 私も、と言いたかったのに、彼のものが私の中に入ってきて、息が詰まった。
 大きく硬いものが私の中を強引に開いていく。
 痛くはなかったけど、圧迫感がすごかった。
 私はシーツを握りしめて、それに耐えた。

「あっ、い、イタッ、あ、やっ……」

 途中まで入ったところで引き裂かれるような猛烈な痛みが始まった。
 ラディアンがなだめるように髪をなでたり、キスをしたりしてくれる。
 唇が合わされると、私はしがみつくように彼の首もとに手を回して、痛みをやり過ごした。
 ラディアンもびっしょり汗をかいていて、つらそうだった。
 トンと奥になにかが当たったと思ったら、ぎゅうぎゅうに抱きしめられた。

「最後まで入ったよ」
「ほんと? これで私はラディアンのもの?」
「あぁ、俺のものだ。もう誰にも渡さない」

(よかった! ちゃんと入った)

 いつの間にか溜まっていた涙がポロリとこぼれ落ちた。
 ラディアンがそれを口で吸ってくれる。
 念願のラディアンのものになれて、私は幸せでそのまま昇天してもいいと思ってしまった。
 ラディアンは腰は動かさず甘くキスをして、胸をゆったりと揉んだ。
感想 1

あなたにおすすめの小説

束縛婚

水無瀬雨音
恋愛
幼なじみの優しい伯爵子息、ウィルフレッドと婚約している男爵令嬢ベルティーユは、結婚を控え幸せだった。ところが社交界デビューの日、ウィルフレッドをライバル視している辺境伯のオースティンに出会う。翌日ベルティーユの屋敷を訪れたオースティンは、彼女を手に入れようと画策し……。 清白妙様、砂月美乃様の「最愛アンソロ」に参加しています。

女性執事は公爵に一夜の思い出を希う

石里 唯
恋愛
ある日の深夜、フォンド公爵家で女性でありながら執事を務めるアマリーは、涙を堪えながら10年以上暮らした屋敷から出ていこうとしていた。 けれども、たどり着いた出口には立ち塞がるように佇む人影があった。 それは、アマリーが逃げ出したかった相手、フォンド公爵リチャードその人だった。 本編4話、結婚式編10話です。

辺境伯と幼妻の秘め事

睡眠不足
恋愛
 父に虐げられていた23歳下のジュリアを守るため、形だけ娶った辺境伯のニコラス。それから5年近くが経過し、ジュリアは美しい女性に成長した。そんなある日、ニコラスはジュリアから本当の妻にしてほしいと迫られる。  途中まで書いていた話のストックが無くなったので、本来書きたかったヒロインが成長した後の話であるこちらを上げさせてもらいます。 *元の話を読まなくても全く問題ありません。 *15歳で成人となる世界です。 *異世界な上にヒーローは人外の血を引いています。 *なかなか本番にいきません

大好きな義弟の匂いを嗅ぐのはダメらしい

入海月子
恋愛
アリステラは義弟のユーリスのことが大好き。いつもハグして、彼の匂いを嗅いでいたら、どうやら嫌われたらしい。 誰もが彼と結婚すると思っていたけど、ユーリスのために婚活をして、この家を出ることに決めたアリステラは――。 ※表紙はPicrewの「よりそいメーカー」からお借りしました。

片想いの相手と二人、深夜、狭い部屋。何も起きないはずはなく

おりの まるる
恋愛
ユディットは片想いしている室長が、再婚すると言う噂を聞いて、情緒不安定な日々を過ごしていた。 そんなある日、怖い噂話が尽きない古い教会を改装して使っている書庫で、仕事を終えるとすっかり夜になっていた。 夕方からの大雨で研究棟へ帰れなくなり、途方に暮れていた。 そんな彼女を室長が迎えに来てくれたのだが、トラブルに見舞われ、二人っきりで夜を過ごすことになる。 全4話です。

私の意地悪な旦那様

柴咲もも
恋愛
わたくし、ヴィルジニア・ヴァレンティーノはこの冬結婚したばかり。旦那様はとても紳士で、初夜には優しく愛してくれました。けれど、プロポーズのときのあの言葉がどうにも気になって仕方がないのです。 ――《嗜虐趣味》って、なんですの? ※お嬢様な新妻が性的嗜好に問題ありのイケメン夫に新年早々色々されちゃうお話 ※ムーンライトノベルズからの転載です

真面目な王子様と私の話

谷絵 ちぐり
恋愛
 婚約者として王子と顔合わせをした時に自分が小説の世界に転生したと気づいたエレーナ。  小説の中での自分の役どころは、婚約解消されてしまう台詞がたった一言の令嬢だった。  真面目で堅物と評される王子に小説通り婚約解消されることを信じて可もなく不可もなくな関係をエレーナは築こうとするが…。 ※Rシーンはあっさりです。 ※別サイトにも掲載しています。

最強魔術師の歪んだ初恋

黒瀬るい
恋愛
伯爵家の養子であるアリスは親戚のおじさまが大好きだ。 けれどアリスに妹が産まれ、アリスは虐げれるようになる。そのまま成長したアリスは、男爵家のおじさんの元に嫁ぐことになるが、初夜で破瓜の血が流れず……?