27 / 53
第二十七話 ロイと2人で
しおりを挟む
27
「君とずっと二人きりになりたいと思っていた」
向けられる眼差しも、触れる指先もとても熱い。こんな扱いを受けるのはとても歯痒い思いがする。
「さっきはありがとう。叔父上から守ってくれて嬉しかった」
妙な雰囲気に慣れなくて、目を伏せて笑ってみる。ロイは積極的に私との関係を進めようとしている。それが“愛”というものなら、私は幸せ者だとも思う。だけどそこに含まれる純粋さの割合はどれくらいだろう。先程から嫌というほど見せつけられた「王配」としての振舞いは、私の心に根深く疑心の種を植え付けている。
「ねえ、いつから貴方はそんな仮面を被るようになったの?」
ロイには二面性がある。私を愛していると囁きながら、地位を重んじ宰相家の人間としての期待に応えようとする。リクシオンの耳飾りを受け取った時でさえ、彼は臣下で王家の道化になるのを躊躇わなかった。彼の本音が今も暗くて見えないのだ。
「貴方を信じたい。だけど貴方は地位ばかりを重んじて、演じているように感じる時がある」
疑惑に震える心を払拭してほしい。権力も地位も関係なくロイとしての人柄を私に示してほしい。
頬に触れる彼の手に指を添えて、ただ真っ直ぐに顔を見つめる。冷たい空気が夜空を張り詰めたものにする。
「誕生日にそんな悲しい事を言わないで。僕は今も昔も変わらない、ただ君を守り傍にいる。それを成し遂げるには力が必要だと、君は分かっているはずだ」
迷いない瞳が私を映している。そして深い後悔が私の身体を苛んでいく。
「貴方を巻き込んだのは間違いだったかもしれない。私は今も苦しい。貴方が伴侶としての仮面を被るたびに、本当のロイが失われていく気がする」
言葉を遮るように唇が塞がれた。温もりと愛を語る口づけは、思っていたよりも冷たくて悲しいものだった。
「愛しているよ、ティアラ。僕には君だけだ。幼い頃からずっと君だけを見てきたんだ」
その言葉に嘘はない、とロイはただ私を抱きしめる。戸惑いながら私は彼の背中に手を回した。今更何を語ったとしても、彼はすでにリクシオンの耳飾りを受け入れている。本来の彼が何であれ、私は彼を選んだ責任を果たさなければならない。
「ええ、分かっているわ」
言い聞かせるように呟いて、夜の庭園に二人で身を寄せ合っている。どこまでも続く星空は美しく王城を照らしている。少しばかりの昔話に花を咲かせて、今はただこの時間を大切にしていたかった。
「姫様、そろそろお戻り下さい。陛下がお待ちですよ」
付かず離れずの距離で様子を見守っていたアンナが声をかける。どこか嬉しそうにしている彼女を見ると落ち着かない。思い返せばここでロイとのキスを見られているのだ。我に帰れば顔から火が噴きそうになる。
「アンナ! 分かっているとは思うけど……」
牽制する私にアンナはにこりと微笑んで頷く。
「もちろん誰にも言いませんとも!」
にこやかな彼女とは正反対に、私の顔は真っ赤になっている。居たたまれなくて俯く私の手をロイが掴んだ。
「戻ろう、陛下が君をお待ちだ」
公私混同することなくロイは澄ました顔で言いのける。そこに大人の余裕が感じられて、私はなおさら恥ずかしくなった。そうね、と頷いて三人で応接の間に戻っていく。
応接の間では今も華やかなパーティが続いていた。たくさんの食事に色とりどりのスイーツが並び、皆がお酒を片手に談笑をしている。そしてその上座に父は居た。貴族の挨拶を受けながら父王は笑っている。私達もそこに向かうと頭を深々と下げた。
「似合いのお二人だ」
どこからともなく賛辞が飛び交い、父王も満足そうに私達を祝福してくれる。父の手を取り贈り物が積まれた場所に移動すると、そこには眩いばかりの宝石やドレス、小物が並んでいた。たくさんのプレゼントに気を奪われていると、父はひときわ眩い宝石の首飾りを取り出して私に贈った。
「母親の形見の首飾りだ。大切にしなさい」
そういって首元に飾られた美しい宝石は、生前の母が身に着けていたもの。幼い頃に母を失った私にとってこの首飾りはとても感慨深いもの。
「ありがとう、お父様」
父に抱きついて礼を言うと頭を撫でられた。こんな時は子供のように扱われるのも悪くない。残りの時間は父と過ごしたくて、彼の傍を離れなかった。ロイとアンナも私の心情を察して気遣ってくれている。
楽しい時間もつかの間、夜が更けてくると父は私に退席するよう告げてきた。理由は未成人であることだが、他にもモルワードを懸念しての配慮だと思う。アンナをこっそりと呼び出して、盛り上がる宴の席を静かに退室していく。
「とても静かね」
応接の間を離れれば、とたんに静かな空気と入れ替わる。自室に戻る為にアンナと道を行けば、足音が聞こえるくらいの静寂が続いている。
「その首飾りは王妃様のものですね。まるで生き映しのようです」
アンナの視線の先に輝く首飾りは、父が一人の女性に贈ったもの。彼は王という地位のわりに伴侶の数はとても少ない。リクシオンの耳飾りを与えた女性は数人。その中で最も寵愛した母だけに首飾りを贈った。しかし母は早世し、その愛情深さゆえに父はそれ以上の子供を望まなかった。それが直系を限りなく少なくした理由である。
「お父様のように私も誰かを深く愛せると思う?」
私の問いかけにアンナは目を細めて笑っている。
「すでに出会っているではありませんか」
そう言ってアンナは私の肩をぐいぐいと押し付けてきた。その意図が分からない訳ではない。しかしずっと私の胸には疑惑が生じている。顔に出さないよう微笑むが、まだ嵐は過ぎ去っていない。
「ティアラ?」
自室に着こうかという道筋で声が掛けられる。声を潜めて闇に紛れるように男は物陰から姿を現した。月の明かりに照らされて、その姿を露わにしていく。
「フェリド? どうしたの?」
周りの目を気にした様子でフェリドが顔を出した。閉じこもっていた宮を抜けてここで何をしているのか。フェリドは隣に居るアンナに目をやって申し訳なさそうにしている。
「少しだけ、ティアラと話す時間をもらっていいか?」
アンナは怪訝な顔をして一歩後ろに下がる。その行動を肯定と捉えてフェリドは私の前に歩み寄ってきた。
「君とずっと二人きりになりたいと思っていた」
向けられる眼差しも、触れる指先もとても熱い。こんな扱いを受けるのはとても歯痒い思いがする。
「さっきはありがとう。叔父上から守ってくれて嬉しかった」
妙な雰囲気に慣れなくて、目を伏せて笑ってみる。ロイは積極的に私との関係を進めようとしている。それが“愛”というものなら、私は幸せ者だとも思う。だけどそこに含まれる純粋さの割合はどれくらいだろう。先程から嫌というほど見せつけられた「王配」としての振舞いは、私の心に根深く疑心の種を植え付けている。
「ねえ、いつから貴方はそんな仮面を被るようになったの?」
ロイには二面性がある。私を愛していると囁きながら、地位を重んじ宰相家の人間としての期待に応えようとする。リクシオンの耳飾りを受け取った時でさえ、彼は臣下で王家の道化になるのを躊躇わなかった。彼の本音が今も暗くて見えないのだ。
「貴方を信じたい。だけど貴方は地位ばかりを重んじて、演じているように感じる時がある」
疑惑に震える心を払拭してほしい。権力も地位も関係なくロイとしての人柄を私に示してほしい。
頬に触れる彼の手に指を添えて、ただ真っ直ぐに顔を見つめる。冷たい空気が夜空を張り詰めたものにする。
「誕生日にそんな悲しい事を言わないで。僕は今も昔も変わらない、ただ君を守り傍にいる。それを成し遂げるには力が必要だと、君は分かっているはずだ」
迷いない瞳が私を映している。そして深い後悔が私の身体を苛んでいく。
「貴方を巻き込んだのは間違いだったかもしれない。私は今も苦しい。貴方が伴侶としての仮面を被るたびに、本当のロイが失われていく気がする」
言葉を遮るように唇が塞がれた。温もりと愛を語る口づけは、思っていたよりも冷たくて悲しいものだった。
「愛しているよ、ティアラ。僕には君だけだ。幼い頃からずっと君だけを見てきたんだ」
その言葉に嘘はない、とロイはただ私を抱きしめる。戸惑いながら私は彼の背中に手を回した。今更何を語ったとしても、彼はすでにリクシオンの耳飾りを受け入れている。本来の彼が何であれ、私は彼を選んだ責任を果たさなければならない。
「ええ、分かっているわ」
言い聞かせるように呟いて、夜の庭園に二人で身を寄せ合っている。どこまでも続く星空は美しく王城を照らしている。少しばかりの昔話に花を咲かせて、今はただこの時間を大切にしていたかった。
「姫様、そろそろお戻り下さい。陛下がお待ちですよ」
付かず離れずの距離で様子を見守っていたアンナが声をかける。どこか嬉しそうにしている彼女を見ると落ち着かない。思い返せばここでロイとのキスを見られているのだ。我に帰れば顔から火が噴きそうになる。
「アンナ! 分かっているとは思うけど……」
牽制する私にアンナはにこりと微笑んで頷く。
「もちろん誰にも言いませんとも!」
にこやかな彼女とは正反対に、私の顔は真っ赤になっている。居たたまれなくて俯く私の手をロイが掴んだ。
「戻ろう、陛下が君をお待ちだ」
公私混同することなくロイは澄ました顔で言いのける。そこに大人の余裕が感じられて、私はなおさら恥ずかしくなった。そうね、と頷いて三人で応接の間に戻っていく。
応接の間では今も華やかなパーティが続いていた。たくさんの食事に色とりどりのスイーツが並び、皆がお酒を片手に談笑をしている。そしてその上座に父は居た。貴族の挨拶を受けながら父王は笑っている。私達もそこに向かうと頭を深々と下げた。
「似合いのお二人だ」
どこからともなく賛辞が飛び交い、父王も満足そうに私達を祝福してくれる。父の手を取り贈り物が積まれた場所に移動すると、そこには眩いばかりの宝石やドレス、小物が並んでいた。たくさんのプレゼントに気を奪われていると、父はひときわ眩い宝石の首飾りを取り出して私に贈った。
「母親の形見の首飾りだ。大切にしなさい」
そういって首元に飾られた美しい宝石は、生前の母が身に着けていたもの。幼い頃に母を失った私にとってこの首飾りはとても感慨深いもの。
「ありがとう、お父様」
父に抱きついて礼を言うと頭を撫でられた。こんな時は子供のように扱われるのも悪くない。残りの時間は父と過ごしたくて、彼の傍を離れなかった。ロイとアンナも私の心情を察して気遣ってくれている。
楽しい時間もつかの間、夜が更けてくると父は私に退席するよう告げてきた。理由は未成人であることだが、他にもモルワードを懸念しての配慮だと思う。アンナをこっそりと呼び出して、盛り上がる宴の席を静かに退室していく。
「とても静かね」
応接の間を離れれば、とたんに静かな空気と入れ替わる。自室に戻る為にアンナと道を行けば、足音が聞こえるくらいの静寂が続いている。
「その首飾りは王妃様のものですね。まるで生き映しのようです」
アンナの視線の先に輝く首飾りは、父が一人の女性に贈ったもの。彼は王という地位のわりに伴侶の数はとても少ない。リクシオンの耳飾りを与えた女性は数人。その中で最も寵愛した母だけに首飾りを贈った。しかし母は早世し、その愛情深さゆえに父はそれ以上の子供を望まなかった。それが直系を限りなく少なくした理由である。
「お父様のように私も誰かを深く愛せると思う?」
私の問いかけにアンナは目を細めて笑っている。
「すでに出会っているではありませんか」
そう言ってアンナは私の肩をぐいぐいと押し付けてきた。その意図が分からない訳ではない。しかしずっと私の胸には疑惑が生じている。顔に出さないよう微笑むが、まだ嵐は過ぎ去っていない。
「ティアラ?」
自室に着こうかという道筋で声が掛けられる。声を潜めて闇に紛れるように男は物陰から姿を現した。月の明かりに照らされて、その姿を露わにしていく。
「フェリド? どうしたの?」
周りの目を気にした様子でフェリドが顔を出した。閉じこもっていた宮を抜けてここで何をしているのか。フェリドは隣に居るアンナに目をやって申し訳なさそうにしている。
「少しだけ、ティアラと話す時間をもらっていいか?」
アンナは怪訝な顔をして一歩後ろに下がる。その行動を肯定と捉えてフェリドは私の前に歩み寄ってきた。
0
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
夫と愛し合った翌朝、一方的に離縁されました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。
だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。
失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。
どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。
「悪女に、遠慮はいらない」
そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。
「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。
王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」
愛も、誇りも奪われたなら──
今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。
裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス!
⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる