41 / 53
第四十一話 心をひとつに
しおりを挟む
41
暗い穴倉のような細道を駆け上がる。声の音量が大きくなるにつれて、心は潰れそうなほどに痛い。悲痛な叫びはすぐそこまで迫っている。
大きな扉を蹴破って、私は部屋の中に侵入した。
「フェリド?」
疑問形になってしまうほど、彼の姿は見るに堪えない。椅子に縛られ、後ろ手に太いロープが巻き付いている。別れた時の服のまま項垂れる彼は、私が知るフェリドではなかった。
「お前がやったの?」
傍に立つ男がこちらを怯えるように見ている。手にしているのは拷問の道具だろうか、目に入れるのも忌々しい。すぐに手にした剣を振り上げ、その男に躊躇なく突き立てた。鋭い剣先は肩を貫き、男はその痛みに悶絶する。尻もちをつくように床に崩れおち、四つん這いになって無様に逃げて出していった。
剣を振り宙で血を拭った後、フェリドを拘束する縄を切り捨てる。
「ティアラなの、か?」
自由になった腕を振るわせながら、彼は枯れた声で私を呼ぶ。
「私を信じろと言ったでしょ。助けると約束したじゃないの」
血に塗れた顔に指を滑らして、優しく撫でていく。酷い仕打ちを受けたのは明らかで、瞼は腫れ、口元には幾重のかさぶたが出来ている。そして血が溢れる箇所には刀傷も複数残されている。明らかに顔を潰すよう指示された結果だ。顔を潰し、どこかに売り払えば素性は知られないと思ったのか、姑息な手段に吐き気がする。身体と顔に残された傷跡は決して消えない。優し気な瞳も薄い唇も、こんな卑劣な行いで奪われるとは思いもしなかった。身体が震えると共に涙がこみ上げ、零れ落ちていく。
「俺が怖いか?」
悲しい瞳で見つめるフェリドは何を思ってその言葉を私に投げかけたのだろう。
「まさか、貴方のことが好きなのに」
額に口付けて私は彼を抱きしめた。容貌を失うことで寵愛を失うと彼は感じたのだろうか。私の身体に触れて、この鼓動を感じてほしい。こんなに胸が高鳴るのはフェリドしか居ない。
「懐かしい匂いがする」
腕が伸びて、私の身体を密着させるように抱き上げる。私の胸に顔を埋めてこの鼓動を感じるようにじっと動かないでいる。愛しい人が腕の中にいる喜びをどう例えればいいのか分からない。黙って彼に身を委ねて、この喜びを噛みしめる。しかし甘い気持ちは、厳しい現実にかき消されてしまう。
「早く治療をしないといけない」
今も血まみれのフェリドはかなりの深手を負っている。牢獄を脱出しないことには彼の命の保証が出来ない。フェリドの手を取ろうと手を伸ばすと、彼は微笑むばかりでそれを拒んだ。まるで一人で行けと言わんばかりの態度に肝が冷える。
「行けない。もう分かっているだろ? ここから逃げるなんて出来ない」
そう言って彼は来ていたシャツを脱ぎ捨て、私の肩に掛けた。
「すぐに陛下かロイの名前を出して保護を受けるんだ。こんな格好でアンタがどんな無茶をしたのか俺は聞くのが怖い。もう心配をさせないでくれ」
服も身に着けず、肌着だけで髪を乱したこの姿をフェリドは憂いている。自分の為に私が傷付くのを彼はとても嫌う。自分さえ消えれば父王もロイも怒りを鎮め、私を許すと考えているのだ。しかしそれは私にとって死より過酷だと、どうすれば伝わるのか。
「私に矜恃を捨てて生きろと言うの? 私はもう縛られて生きるのは嫌よ」
瞳に宿る業火に気付いてほしい。私の心に灯った覚悟から目を逸らさないでほしい。
「私は貴方の傍にいると決めたの。貴方がここに留まるなら、私も傍から離れない」
「まるで子供のように聞き分けがないな」
呆れたように呟くが、そこに否定は感じられない。
今度こそフェリドの手を引くと、彼はおとなしくその手を取った。近付いてくるたくさんの足音に臆することなく、彼は私の手を握り続けている。
「ここを一緒に出るの、約束よ」
強く握りしめ合う手は固く繋がれている。私は覚悟を決めて扉の先の群衆を睨みつけた。奴隷市場の中心というのは確かで、絵にかいたような悪党顔ばかりが集まっている。
「下らねえ騒ぎを起こしやがって。お前らまとめてぶっ殺してやる!」
いかにもな台詞を鼻で笑ってやる。やれるものならやってみろ、と挑発をすれば、彼らは真っ赤になって怒声を響かす。振り上げられた拳から守るようにフェリドが被さり、床に倒れこんだ。
「ティアラ、俺から離れるなよ」
私を隠すように覆いかぶさる彼は、優しい声で囁く。
「ええ、もちろんよ」
恐怖は感じない。周りから音が消え、痛みが身体を走っても、彼が傍にいる喜びに勝る感情は湧き出ない。髪を掴まれ身体が引きずられても何も感じない。ただ傍にフェリドの姿があればそれで充分だった。
「ここだ! 早く来い!」
ありったけの声量で叫び声をあげるのはフェリドだった。たくさんの男に組み敷かれ、もがき苦しんでいる。軽く意識を飛ばしていたのか、首に巻きつく手に初めて気付く。下卑た笑みを浮かべた男が、力を籠めるたびに息が出来なくなる。ああもう次はないかもしれない、と思いながらぼんやり宙を見つめていた。
「ここで間に合わなかったら、お前を許さないからな!」
誰に投げた言葉なのか理解できない。遠のく意識の中で、辛辣な声が響いた。
「誰に口を利いている」
ぐもった声と共に、首を絞める力が緩まっていく。気道に空気が通ると、私は激しく咳き込みそのまま倒れていく。床に叩きつけられる前に、誰かの手が優しく私を抱きとめた。
「ティアラ!」
私を抱く身体は震え、その男の恐怖を表している。いつもの優雅で落ち着いた姿は成りを潜めて、その瞳には焦りと悲しみが見て取れた。
「ロイ、ど、して」
上手く言葉が話せない。ただ私を抱きしめて震える彼がそこに居る。
「探した、何日もずっと。まさかモルワードが君に手を貸すなんて思わないじゃないか」
辺りを見渡せば大勢のごろつきが床に転がっている。そしてロイと共に駆け付けた騎士が次々と悪者を斬り捨てていた。
暗い穴倉のような細道を駆け上がる。声の音量が大きくなるにつれて、心は潰れそうなほどに痛い。悲痛な叫びはすぐそこまで迫っている。
大きな扉を蹴破って、私は部屋の中に侵入した。
「フェリド?」
疑問形になってしまうほど、彼の姿は見るに堪えない。椅子に縛られ、後ろ手に太いロープが巻き付いている。別れた時の服のまま項垂れる彼は、私が知るフェリドではなかった。
「お前がやったの?」
傍に立つ男がこちらを怯えるように見ている。手にしているのは拷問の道具だろうか、目に入れるのも忌々しい。すぐに手にした剣を振り上げ、その男に躊躇なく突き立てた。鋭い剣先は肩を貫き、男はその痛みに悶絶する。尻もちをつくように床に崩れおち、四つん這いになって無様に逃げて出していった。
剣を振り宙で血を拭った後、フェリドを拘束する縄を切り捨てる。
「ティアラなの、か?」
自由になった腕を振るわせながら、彼は枯れた声で私を呼ぶ。
「私を信じろと言ったでしょ。助けると約束したじゃないの」
血に塗れた顔に指を滑らして、優しく撫でていく。酷い仕打ちを受けたのは明らかで、瞼は腫れ、口元には幾重のかさぶたが出来ている。そして血が溢れる箇所には刀傷も複数残されている。明らかに顔を潰すよう指示された結果だ。顔を潰し、どこかに売り払えば素性は知られないと思ったのか、姑息な手段に吐き気がする。身体と顔に残された傷跡は決して消えない。優し気な瞳も薄い唇も、こんな卑劣な行いで奪われるとは思いもしなかった。身体が震えると共に涙がこみ上げ、零れ落ちていく。
「俺が怖いか?」
悲しい瞳で見つめるフェリドは何を思ってその言葉を私に投げかけたのだろう。
「まさか、貴方のことが好きなのに」
額に口付けて私は彼を抱きしめた。容貌を失うことで寵愛を失うと彼は感じたのだろうか。私の身体に触れて、この鼓動を感じてほしい。こんなに胸が高鳴るのはフェリドしか居ない。
「懐かしい匂いがする」
腕が伸びて、私の身体を密着させるように抱き上げる。私の胸に顔を埋めてこの鼓動を感じるようにじっと動かないでいる。愛しい人が腕の中にいる喜びをどう例えればいいのか分からない。黙って彼に身を委ねて、この喜びを噛みしめる。しかし甘い気持ちは、厳しい現実にかき消されてしまう。
「早く治療をしないといけない」
今も血まみれのフェリドはかなりの深手を負っている。牢獄を脱出しないことには彼の命の保証が出来ない。フェリドの手を取ろうと手を伸ばすと、彼は微笑むばかりでそれを拒んだ。まるで一人で行けと言わんばかりの態度に肝が冷える。
「行けない。もう分かっているだろ? ここから逃げるなんて出来ない」
そう言って彼は来ていたシャツを脱ぎ捨て、私の肩に掛けた。
「すぐに陛下かロイの名前を出して保護を受けるんだ。こんな格好でアンタがどんな無茶をしたのか俺は聞くのが怖い。もう心配をさせないでくれ」
服も身に着けず、肌着だけで髪を乱したこの姿をフェリドは憂いている。自分の為に私が傷付くのを彼はとても嫌う。自分さえ消えれば父王もロイも怒りを鎮め、私を許すと考えているのだ。しかしそれは私にとって死より過酷だと、どうすれば伝わるのか。
「私に矜恃を捨てて生きろと言うの? 私はもう縛られて生きるのは嫌よ」
瞳に宿る業火に気付いてほしい。私の心に灯った覚悟から目を逸らさないでほしい。
「私は貴方の傍にいると決めたの。貴方がここに留まるなら、私も傍から離れない」
「まるで子供のように聞き分けがないな」
呆れたように呟くが、そこに否定は感じられない。
今度こそフェリドの手を引くと、彼はおとなしくその手を取った。近付いてくるたくさんの足音に臆することなく、彼は私の手を握り続けている。
「ここを一緒に出るの、約束よ」
強く握りしめ合う手は固く繋がれている。私は覚悟を決めて扉の先の群衆を睨みつけた。奴隷市場の中心というのは確かで、絵にかいたような悪党顔ばかりが集まっている。
「下らねえ騒ぎを起こしやがって。お前らまとめてぶっ殺してやる!」
いかにもな台詞を鼻で笑ってやる。やれるものならやってみろ、と挑発をすれば、彼らは真っ赤になって怒声を響かす。振り上げられた拳から守るようにフェリドが被さり、床に倒れこんだ。
「ティアラ、俺から離れるなよ」
私を隠すように覆いかぶさる彼は、優しい声で囁く。
「ええ、もちろんよ」
恐怖は感じない。周りから音が消え、痛みが身体を走っても、彼が傍にいる喜びに勝る感情は湧き出ない。髪を掴まれ身体が引きずられても何も感じない。ただ傍にフェリドの姿があればそれで充分だった。
「ここだ! 早く来い!」
ありったけの声量で叫び声をあげるのはフェリドだった。たくさんの男に組み敷かれ、もがき苦しんでいる。軽く意識を飛ばしていたのか、首に巻きつく手に初めて気付く。下卑た笑みを浮かべた男が、力を籠めるたびに息が出来なくなる。ああもう次はないかもしれない、と思いながらぼんやり宙を見つめていた。
「ここで間に合わなかったら、お前を許さないからな!」
誰に投げた言葉なのか理解できない。遠のく意識の中で、辛辣な声が響いた。
「誰に口を利いている」
ぐもった声と共に、首を絞める力が緩まっていく。気道に空気が通ると、私は激しく咳き込みそのまま倒れていく。床に叩きつけられる前に、誰かの手が優しく私を抱きとめた。
「ティアラ!」
私を抱く身体は震え、その男の恐怖を表している。いつもの優雅で落ち着いた姿は成りを潜めて、その瞳には焦りと悲しみが見て取れた。
「ロイ、ど、して」
上手く言葉が話せない。ただ私を抱きしめて震える彼がそこに居る。
「探した、何日もずっと。まさかモルワードが君に手を貸すなんて思わないじゃないか」
辺りを見渡せば大勢のごろつきが床に転がっている。そしてロイと共に駆け付けた騎士が次々と悪者を斬り捨てていた。
0
あなたにおすすめの小説
「地味ブス」と捨てられた私、文化祭の大型スクリーンで王子様の裏の顔を全校生に配信します
スカッと文庫
恋愛
「お前みたいな地味女、引き立て役にもならないんだよ」
眼鏡にボサボサ頭の特待生・澪(みお)は、全校生徒が見守る中、恋人だった学園の王子・ハルトから冷酷に捨てられた。
隣には、可憐な微笑みを浮かべる転校生・エマ。
エマの自作自演により「いじめの犯人」という濡れ衣まで着せられ、学園中から蔑まれる澪。
しかし、彼女を嘲笑う者たちはまだ知らない。
彼女が眼鏡の奥に、誰もが平伏す「真実の美貌」と、学園さえも支配できる「最強の背景」を隠していることを――。
「……ねぇ、文化祭、最高のステージにしてあげる」
裏切りへのカウントダウンが今、始まる。
スクリーンの裏側を暴き、傲慢な王子と偽りのヒロインを奈落へ突き落とす、痛快・学園下剋上ファンタジー!
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
夫と愛し合った翌朝、一方的に離縁されました【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
美しい公爵夫人マルグリートは、冷徹な夫ディートリヒと共に、王国の裏で密かに任務をこなす“悪女”。
だがある日、突然夫から離婚を言い渡される。しかもその裏には、平民の愛人の存在が──。
失意の中、王命で新たな婚約者・エルンストと結ばれることに。
どうやら今回の離婚再婚は、王家の陰謀があるよう。
「悪女に、遠慮はいらない」
そう決意した彼女は、華やかな舞踏会で王に真っ向から言い放つ。
「わたくし、人の家庭を壊しておきながら悪びれない方に、下げる頭は持っていませんの。
王族であられる前に、人におなりくださいませ。……失礼」
愛も、誇りも奪われたなら──
今度はこの手で、すべてを取り戻すだけ。
裏切りに燃える、痛快リベンジ・ロマンス!
⚠️本作は AI の生成した文章を一部に使っています。タイトル変えました。コメディーです。主人公は悪女です。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】冷酷伯爵ディートリヒは、去った妻を取り戻せない
くろねこ
恋愛
名門伯爵家に政略結婚で嫁いだ、正妻エレノア・リーヴェルト。夫である伯爵ディートリヒ・フォン・アイゼンヴァルトは、
軍務と義務を最優先し、彼女に関心を向けることはなかった。
言葉も、視線も、愛情も与えられない日々。それでも伯爵夫人として尽くし続けたエレノアは、ある一言をきっかけに、静かに伯爵家を去る決意をする。
――そして初めて、夫は気づく。
自分がどれほど多くのものを、彼女から与えられていたのかを。
一方、エレノアは新たな地でその才覚と人柄を評価され、
「必要とされる存在」として歩き始めていた。
去った妻を想い、今さら後悔する冷酷伯爵。前を向いて生きる正妻令嬢。
これは、失ってから愛に気づいた男と、
二度と戻らないかもしれない夫婦の物語。
――今さら、遅いのです。
見た目は子供、頭脳は大人。 公爵令嬢セリカ
しおしお
恋愛
四歳で婚約破棄された“天才幼女”――
今や、彼女を妻にしたいと王子が三人。
そして隣国の国王まで参戦!?
史上最大の婿取り争奪戦が始まる。
リュミエール王国の公爵令嬢セリカ・ディオールは、幼い頃に王家から婚約破棄された。
理由はただひとつ。
> 「幼すぎて才能がない」
――だが、それは歴史に残る大失策となる。
成長したセリカは、領地を空前の繁栄へ導いた“天才”として王国中から称賛される存在に。
灌漑改革、交易路の再建、魔物被害の根絶……
彼女の功績は、王族すら遠く及ばないほど。
その名声を聞きつけ、王家はざわついた。
「セリカに婿を取らせる」
父であるディオール公爵がそう発表した瞬間――
なんと、三人の王子が同時に立候補。
・冷静沈着な第一王子アコード
・誠実温和な第二王子セドリック
・策略家で負けず嫌いの第三王子シビック
王宮は“セリカ争奪戦”の様相を呈し、
王子たちは互いの足を引っ張り合う始末。
しかし、混乱は国内だけでは終わらなかった。
セリカの名声は国境を越え、
ついには隣国の――
国王まで本人と結婚したいと求婚してくる。
「天才で可愛くて領地ごと嫁げる?
そんな逸材、逃す手はない!」
国家の威信を賭けた婿争奪戦は、ついに“国VS国”の大騒動へ。
当の本人であるセリカはというと――
「わたし、お嫁に行くより……お昼寝のほうが好きなんですの」
王家が焦り、隣国がざわめき、世界が動く。
しかしセリカだけはマイペースにスイーツを作り、お昼寝し、領地を救い続ける。
これは――
婚約破棄された天才令嬢が、
王国どころか国家間の争奪戦を巻き起こしながら
自由奔放に世界を変えてしまう物語。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる