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(壱)お隣さんは何者ですか?
ゼンタイという皮(2)
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僕は生まれて初めて女の子の家に招待してもらったという事実で喜んでいたが、ひとつ大事な事に気付いた。僕が暮らしている築年数不明の文化住宅と同じだから、彼女の部屋も同じぐらい狭い事に! だから、普通想像できるものよりも・・・どうなんだろうか、分からなかった。
彼女の足元を見ると真っ赤なハイヒールを履いていることに気付いた。そんなハイヒールを履いていて踊れるなんて、何者なんだろうかと思った。
まだ夜が明けぬ時間帯、真っ暗の部屋の明かりをつけると、そこは想像を絶した光景だった。ゴミ屋敷の部屋ではなく、衣裳部屋のような倉庫のような彼女の部屋に絶句した!
「狭い部屋だけど、驚かないでね。滅多に人を案内しないけどあなたは私の事を教えてあげようとおもってね」
そういって彼女は、キッチンだとおもうけど、そっちの方にいった。まあ間取りは一緒のはずだから。すると持ってきたのは期待したものではなく炭酸水のペットボトルだった。それが彼女のお気に入りのようだった。
「このとおり、わたしって衣装なんかにお金をかけていてね。質素な食生活なのよ。我慢してね」
そうはいうけど、気になったのは部屋に戻ってもゼンタイ姿だったことだ。まあ、男の僕がいると着替えられないだけなんかもしれないけど。
「ありがとうございます。京嶋さん。ところでいくつか聞いても良いですか? 答えられる範囲で良いですから」
「いいわよ、聞いてもいいよ」
僕の頭の中にはいろんなことを聞きたいという欲求が駆け巡っていた。
彼女の足元を見ると真っ赤なハイヒールを履いていることに気付いた。そんなハイヒールを履いていて踊れるなんて、何者なんだろうかと思った。
まだ夜が明けぬ時間帯、真っ暗の部屋の明かりをつけると、そこは想像を絶した光景だった。ゴミ屋敷の部屋ではなく、衣裳部屋のような倉庫のような彼女の部屋に絶句した!
「狭い部屋だけど、驚かないでね。滅多に人を案内しないけどあなたは私の事を教えてあげようとおもってね」
そういって彼女は、キッチンだとおもうけど、そっちの方にいった。まあ間取りは一緒のはずだから。すると持ってきたのは期待したものではなく炭酸水のペットボトルだった。それが彼女のお気に入りのようだった。
「このとおり、わたしって衣装なんかにお金をかけていてね。質素な食生活なのよ。我慢してね」
そうはいうけど、気になったのは部屋に戻ってもゼンタイ姿だったことだ。まあ、男の僕がいると着替えられないだけなんかもしれないけど。
「ありがとうございます。京嶋さん。ところでいくつか聞いても良いですか? 答えられる範囲で良いですから」
「いいわよ、聞いてもいいよ」
僕の頭の中にはいろんなことを聞きたいという欲求が駆け巡っていた。
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