徒然なるままに ”ゼンタイ・着(機)ぐるみのスゝメ?”

ジャン・幸田

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(2)間違っているかもしれない美少女着ぐるみのなり方

着ぐるみ美少女の内臓の正体

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 着ぐるみ美少女と検索しネットを見ると恐ろしいぐらい膨大な着ぐるみ美少女の画像を見ることが出来る。日本だけでなく海外にもレイヤーがいることに驚かされる。そういったレイヤーたちの姿はコミケやワンフェスといったイベントのコスプレエリアでも直に見ることが出来るし、各地で着ぐるみ美少女オンリーに近いイベントもある。それらを見るとまるでアニメの世界から抜け出して来たかのような錯覚にすら陥ることも有る。

 一方、それらレイヤーたる中の人の正体というのは公然の秘密といっていい事がある。外見と中の人の性は一致していないということだ。まあ中の人なんていないというのが着ぐるみのお約束ではあるが、リアルなところそういったものであろう。

 中の人、着ぐるみ美少女の内臓が男であるのは珍しい事ではない。たとえばセーラームーンやプリキュアシリーズといった着ぐるみショーで演技する者の多くが男性だったという可能性もあるし、古くは戦隊ショーのなんとかレンジャーピンクの内臓が男だったという話なんてあったりもする。それらは着ぐるみに入る、劇団員の都合であったといえる。

 だが、趣味で着ぐるみ美少女の内臓になるものに男が多いいのは確かなようである。もっとも女でも着ぐるみの内臓になっている場合も少なくはないが、公式な統計はないが男女比でいえば男の方が多いようである。そのため着ぐるみ美少女は異装衣であり女装をした男の娘の場合があるわけだ。

 そんな夢を壊す事を言っているかもしれないが、彼ら、いや彼女らの内臓は相当努力をしているのだ。本物の女よりも美少女のように見えるように努力しているのだ。伝統芸能の歌舞伎の女方が女性らしい内面を表現しているように。

 なお、男性が内臓の着ぐるみ美少女であるが、着ぐるみ本人に聞くのは野暮というしかない。彼女らの大半はしゃべらないのがお約束だから。それはリアル女子であっても同じ事である。なぜしゃべらないのかといえば、キャラクターのイメージを崩すからだという。例外的にしゃべるといえばオリジナルキャラの場合であるがごく少数といえる。

 また体型も個人差が大きいので分かる場合と分からない場合が多い。小生は一般的な女性の平均身長ぐらいの身長(162㎝)なので、自分よりも大きな着ぐるみ美少女は男と考えていたこともあるが、実際には170㎝以上ある女の子なんて今どき珍しくもないのであてにならない。また喉仏の膨らみを誤魔化すために肌タイにシワを作っているのも怪しいといえるが、そういった疑ったりする事をするのは本当に野暮だといえる。彼女たちは本当に素晴らしい存在なんだから。
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