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(5)OAV機ぐるみアニメ!

バブルガムクライシス(2)

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 バブルガムクライシスでは強化服の事をパワードスーツと呼んでいる。時代設定は2032年とされているが、ブーマという人工生命体が実用化している社会とされている。このあたりの話は説明すると長いし上手くできないので割愛するが、やはりパワードスーツが恰好良いと思う。

 女性型のロボット、アンドロイドというのはそれまでの作品に数多く出ている。その最初の作品といえば、1926年公開のドイツ映画「メトロポリス」で出てきた「マリア」で、その後の女性型ロボットの雛型だといえる。

 その「マリア」であるが、実際に女優が外骨格となる衣装を纏っているのであるが、ロボットにしか見えない内部に閉じ込められているというのに萌えたものである。クールな外観に対し中では蒸し暑苦しい状況だと容易に想像できるからだ。

 で、現実の機ぐるみは本当に蒸し暑いんだと思う。分厚い服を真夏に着たようなもので、体内の熱はどんどん籠っていくだけだろう。だから適切な体温の調整能力はあるはずだが、それに言及されたことはなく、パワーが飛躍的に伸びる描写しかない。描写としては激しい戦闘の後で頭部の外骨格を外すと汗をかいている場面があるけど、着用中の熱処理について説明はない。まあ作品の筋に関係ない事なので当然かもしれないが。

 それで、こんなことを考えてしまったことがあった。体温調整機能が戦闘中にダウンして、活動時間が伸びるだけ蒸し暑くなっていく。しかもかいた汗はスーツの中でたまる一方だ。それで戦闘が終わりスーツを脱いだかと思うとそのまま・・・なんてことを。
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