マーメイド・ZENTA・I・ガール★

ジャン・幸田

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(4)人魚になったあたい

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 アスカの身体は張りぼての芯のようにされてしまった。足は棒のようになって胸には大きなバストアップブラを装着されてしまった。それでシルエットは人魚のようになってしまった。

 「いいじゃないの! あとは細かい所を直すわね」

 そういってスズとミリはアスカを覆う張りぼてに仕上げをしはじめた。その間アスカは不安で仕方なかった。こんなアブノーマルな女に好き勝手なことをされたら、ロクな結果にならないではないかと。

 だから逃げ出そう! そう思ったけど足は完全に拘束状態で歩く事も出来ず、しかも重量があるので姿勢を変えるのも一苦労という状態だった。これって、本当は拘束具? と思ってしまうシロモノだった。

 「あのう・・・まさかこのまま一生人魚という訳じゃないですよね?」

 不安になったアスカはふと口にしてしまった。というのも、一生拉致されたまま人魚にされた女として飼育される鬼畜な想像をしたからだ。でも、そう思っている人たちだったら、タダじゃすみそうもなかったけど。

 「そんなことないよ! ちゃんと戻してあげる! でも、撮影が終わるまではしっかりと人魚になってちょうだい! お願いだから!」

 そう笑いながらスズは答えてくれたけど、やっぱり不安だった。女が女を改造している図というのが不思議に思ったからだ。それにしても人魚にしてどうするつもりなのか、やっぱ不安だった。

 ゼンタイに覆われてしまうので彩色などはいいかげんだったけど、アスカは人魚のようなボディラインになった。そのまま彩色すれば人魚として充分通用しそうな感じだった。でも、アスカの髪型はショートカット、アスカ自身は人魚は長く美しい髪をしているってイメージだったので違和感はあった。もっとも予想図では青い長い髪をしていたので、そうなればイメージのような人魚になれるはずだった。

 「人魚になったあたしってどう思う」

 アスカはふと自分がセクシーと思うポーズをして人魚マニアのような女二人に聞いてみた。その時アスカは投げキッスするような素振りをしたけど、ちょっと変だとも思っていた。

  「いいよ人魚みたいよ。そのままでに良いと思うよ! でも、やっぱり」

 そういって、あの人魚用のゼンタイを持ってきた。やっぱり着ないといけないということだった。

 「そのままでも良いと思うけどやっぱりこれを着てもらわないと完成しないわね。でもそのまえにチェックさせてね」

 そういって私の人魚姿を写真に撮り始めた。

 「なにするんですよ! 顔出しNGですよ!」

 アスカは怒り出した。そういう約束のはずだったからだ。

 「ごめん! 出さないわよ! あなたにもデータをあげるから」

 たしかにアスカは自分がどんな人魚なのかを知りたかったからだ。
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