【恋愛短編集】相手に裏切られても最後は幸せを掴むことができた

ジャン・幸田

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2023年の短編(女の方がざまあされる)

白い結婚だとして離婚を求められたけどそれが目的だったのだろ?

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 任務から戻ってきたとき、三年間「書類上」妻だった女から離婚を求められた。自分とは白い結婚だったし修復不可能だと主張された。しかも女の腕には赤子が! それってどういう事なんだ?

 その女とは家同士の約束だけでなく上司である軍当局の意向もあって結ばれたはずだった。しかし、書類の手続きで婚姻が成立したが、満足に会えないまま長期にわたり前線に駆り出された。途中、帰還したこともあったし女の方から会いに行く事も出来たはずなのに一切会おうとしなかった。終戦協定が締結され戻ってきたら離婚を求められた。

 女が主張するように白い結婚は事実だった。結婚式は彼女の方から何度も延長を申し込まれ出来なかったし。結婚初夜すらまだだった。そんな状態なのに、彼女は赤子を抱いていた・・・誰の子なんだ!

 法律上は自分の子供になるが、その赤子の父親ではなかった。誰かと肉体関係を結んだに違いなかった。それって無理やりでなければ浮気だろ!

 結局、離婚協議の場に彼女の姿はなく弁護士しかいなかった。その時、自分が雇った弁護士の口からとんでもない事を聞いた。

 女は父の命令で結婚する事になったが、軍人と結婚するのが嫌でたまらなかった。そこで契りを結ぶ事態を避けていたが、その時俺よりも若くて金持ちな令息と仲良くなって結ばれた。そして子供を宿したが困ったことになった。一緒に過ごしたことがない男との婚姻関係が続いていることに!

 そこで結婚した事自体をなくそうとしたわけだ。自分の方が経済力がないので、条件さえ飲ませれば良いと思っていたようだ。そんな意図を聞いて俺は相手が要求するまま承諾することにした。一度も抱くところか手を触れたこともない女に未練はなかった。唯一異議を挟んだのは女の父である陸軍参謀総長ぐらいだった。

 白い結婚を理由に婚姻した事はなかったとされた。俺はそのまま軍を辞めてしまった。あの参謀総長のことだから別の娘と結婚しろといわれるのが、目に見えていたからだ。

 女は浮気相手と結婚したが、互いの性格に問題があって大変仲が悪いという。

 一方の俺は任務の途中で出会った女性を妻に迎えて、幸せになった。
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