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第二章・和柄ちゃん誕生!
ゼンタイパレード(3)
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たまたま見かけたパレードの趣旨は緋沙子にはわからなかったし興味もなかった。でもゼンタイを纏った一団は一目ぼれした恋愛対象のように感じていた。もっとも根暗な自分を付き合ってくれる特異な男子はいなかったが。
パレードの列は次から次へと終点の公園の中へと消えていった。そこは都内でも有数な面積を持つ公園なので、まるでブラックホールにでも吸い込まれるように大勢の参加者が入っていった。呆然としているとはっとした。もしかすると公園のどこかにいるんじゃないかと!
緋沙子は公園の入り口から急いで入ったところ、数多くのテントがあって様々なイベントをしていた。野外ホールではなんらかのパフォーマンスが行われ、多くの観衆がかけ詰めていたが、そんなことは目に入らなかった。緋沙子はゼンタイの集団を探した。すると奥の方にそれっぽい者がいるように感じた。そこを目がけて緋沙子は駆け出していた。
そこは野外ホールとサッカー場との間の道路で、パレードの参加者らしい人々が思い思いの行動をしていた。記念撮影したり談笑したり、片付けなどしたり。その様子をみて早くしないと、あのゼンタイの人たちが帰ってしまう! 急がないといけない! そう思い必死になっていた。
もう見つけられない! 残念だ! とおもったとき、ちらっとゼンタイらしいものを着てウロウロしている者を見つけた! 緋沙子は歓喜の声をあげて走っていた。その様子を他の人から見れば、狂気に触れた女のように見えてしまうのも厭わずに。
パレードの列は次から次へと終点の公園の中へと消えていった。そこは都内でも有数な面積を持つ公園なので、まるでブラックホールにでも吸い込まれるように大勢の参加者が入っていった。呆然としているとはっとした。もしかすると公園のどこかにいるんじゃないかと!
緋沙子は公園の入り口から急いで入ったところ、数多くのテントがあって様々なイベントをしていた。野外ホールではなんらかのパフォーマンスが行われ、多くの観衆がかけ詰めていたが、そんなことは目に入らなかった。緋沙子はゼンタイの集団を探した。すると奥の方にそれっぽい者がいるように感じた。そこを目がけて緋沙子は駆け出していた。
そこは野外ホールとサッカー場との間の道路で、パレードの参加者らしい人々が思い思いの行動をしていた。記念撮影したり談笑したり、片付けなどしたり。その様子をみて早くしないと、あのゼンタイの人たちが帰ってしまう! 急がないといけない! そう思い必死になっていた。
もう見つけられない! 残念だ! とおもったとき、ちらっとゼンタイらしいものを着てウロウロしている者を見つけた! 緋沙子は歓喜の声をあげて走っていた。その様子を他の人から見れば、狂気に触れた女のように見えてしまうのも厭わずに。
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