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メグミ誕生
勝手にしないでよ!
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メグミは焦っていた。本当は自分の身体は機械になってしまたのではないかと。呼吸をしている感覚はないし、自分で話をしている気がしなかった。それに人間らしいところといえば、ボディラインぐらいだけど、それも色々とごつごつしていた。
「メグミには悪いけど契約書のなかにハイペリオンスーツの機能の説明があったのよ。文字しかなかったけどね。中の人なったほうが実践的でわかりやすいからね」
佳織はそういってメグミのボディにすりよった。
「どお? 気持ちいいでしょう! わたしもこのスーツを着たことあるけど気持ちよかったわ。もう、一生このままでもいいと思うほどよ」
そうやってメグミの機体をスリスリした。
「やめてもらえませんか? なんか、変な気持ちになりますから」
メグミは違和感を感じていた。まるで服の上ではなく素肌に直接触られている感覚だったから。
「合格ね! あなたの外骨格がいまのあなたの皮膚なのよ。外骨格に触られると全て素体に伝わるようになっているからね。
そうそう呼吸だけど液体人工呼吸といってね、肺の中に酸素循環液を入れていてね、背中の酸素交換システムから生体に必要な酸素を供給しているのよ。
それと食事だけど流動食で補給するのよ。簡単に言えばチューブを入れるのよ。で、トイレだけどあなたの体内に排泄ドレーンを挿入しているから、決まった時間に行けば問題ないわよ。でもいづれも特別な装置がないとできないからね」
佳織の説明にメグミいや栗林めぐみはこう思った。
”勝手にしないでよ! 私の身体をいじるなんて”
自分のボディを確認していたら佳織の後ろから、同じような三体のロボットが近づいていた。そのうち一体はアニメ顔のフェイスを持っていた。
「紹介するわ、チーム・シグマのメンバーよ。真ん中のミナがチームキャプテンよ。で、ブルーはアオイでイエローがマキよ」
そのときメグミはもしかしたらとおもった。それで聞いてみた。
「そうですか・・・もしかしてそのロボットも・・・人間?」
すると佳織は悪びれもせずこういった。
「そうよ! だってチーム・シグマは内緒だけど所属するアイドル全員が、ハイペリオンスーツを装着した少女なのよ! まあ中の人はいないという設定だけど」
メグミはあきれていた。なんでそんなことをするのだろうかと。少女を素体としたロボットを生み出すなんてと。
「メグミには悪いけど契約書のなかにハイペリオンスーツの機能の説明があったのよ。文字しかなかったけどね。中の人なったほうが実践的でわかりやすいからね」
佳織はそういってメグミのボディにすりよった。
「どお? 気持ちいいでしょう! わたしもこのスーツを着たことあるけど気持ちよかったわ。もう、一生このままでもいいと思うほどよ」
そうやってメグミの機体をスリスリした。
「やめてもらえませんか? なんか、変な気持ちになりますから」
メグミは違和感を感じていた。まるで服の上ではなく素肌に直接触られている感覚だったから。
「合格ね! あなたの外骨格がいまのあなたの皮膚なのよ。外骨格に触られると全て素体に伝わるようになっているからね。
そうそう呼吸だけど液体人工呼吸といってね、肺の中に酸素循環液を入れていてね、背中の酸素交換システムから生体に必要な酸素を供給しているのよ。
それと食事だけど流動食で補給するのよ。簡単に言えばチューブを入れるのよ。で、トイレだけどあなたの体内に排泄ドレーンを挿入しているから、決まった時間に行けば問題ないわよ。でもいづれも特別な装置がないとできないからね」
佳織の説明にメグミいや栗林めぐみはこう思った。
”勝手にしないでよ! 私の身体をいじるなんて”
自分のボディを確認していたら佳織の後ろから、同じような三体のロボットが近づいていた。そのうち一体はアニメ顔のフェイスを持っていた。
「紹介するわ、チーム・シグマのメンバーよ。真ん中のミナがチームキャプテンよ。で、ブルーはアオイでイエローがマキよ」
そのときメグミはもしかしたらとおもった。それで聞いてみた。
「そうですか・・・もしかしてそのロボットも・・・人間?」
すると佳織は悪びれもせずこういった。
「そうよ! だってチーム・シグマは内緒だけど所属するアイドル全員が、ハイペリオンスーツを装着した少女なのよ! まあ中の人はいないという設定だけど」
メグミはあきれていた。なんでそんなことをするのだろうかと。少女を素体としたロボットを生み出すなんてと。
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