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閑話「AIアイドルのなりかた」
ビキニ
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美菜は佳織が指さした部品が全て自分の身体を覆うことを想像して不安と期待が交差していた。軍事用や土木用のパワードスーツに比べ華奢なボディなので色々と不安な面があった。その反面、試作のハイペリオンスーツに魅せられていたので自分が纏うことを想像するとゾクゾクしていた。
「人間として入浴して感慨深いとおもっていたのかしら? そうそう、ちゃんと着用してくれたビキニを」
佳織はタブレットで工程表をチェックしながらローブを脱ぐように促した。ローブを脱いだ美菜の身体にはメタリックな輝きを放つビキニを纏っていた。
「はいはい着ていますよ。これから排泄ドレーンを挿入するんでしょ。そこに跨げってことでしょ」
「そういうこと。ちょっと痛いけど我慢してね」
美菜が跨いだのは排泄ドレーンを挿入するためのものだった。股を広げると佳織の手で美菜の身体に挿入した。排泄ドレーンは外骨格に覆われた生体の排泄物が問題なく出るようにするものであるが、直腸と尿管といった器官に管を挿入するので激痛が走った。
「い、いたい~」
「我慢しなさい! わかっているでしょ。あなたはリーダーなんですから」
そう美菜はリーダーである。リーダーはメンバーがどのようにしてロボット化するかを体感しなければならなかった。メンバーは全て麻酔された状態なので知ることがないことであるが。
「わかっているわよ、それにしてもまさか何年も着ていなければならないなんてないでしょ」
美菜は不安になっていたことを尋ねた。
「それは大丈夫よ。品質保証は三年だけど、無茶苦茶人気が出たら別だけど多分大丈夫よ。それに、ヴァージョンアップするときに脱いでもらうかもしれないわ」
最後の佳織の言葉に不安を感じる美菜であった。
「人間として入浴して感慨深いとおもっていたのかしら? そうそう、ちゃんと着用してくれたビキニを」
佳織はタブレットで工程表をチェックしながらローブを脱ぐように促した。ローブを脱いだ美菜の身体にはメタリックな輝きを放つビキニを纏っていた。
「はいはい着ていますよ。これから排泄ドレーンを挿入するんでしょ。そこに跨げってことでしょ」
「そういうこと。ちょっと痛いけど我慢してね」
美菜が跨いだのは排泄ドレーンを挿入するためのものだった。股を広げると佳織の手で美菜の身体に挿入した。排泄ドレーンは外骨格に覆われた生体の排泄物が問題なく出るようにするものであるが、直腸と尿管といった器官に管を挿入するので激痛が走った。
「い、いたい~」
「我慢しなさい! わかっているでしょ。あなたはリーダーなんですから」
そう美菜はリーダーである。リーダーはメンバーがどのようにしてロボット化するかを体感しなければならなかった。メンバーは全て麻酔された状態なので知ることがないことであるが。
「わかっているわよ、それにしてもまさか何年も着ていなければならないなんてないでしょ」
美菜は不安になっていたことを尋ねた。
「それは大丈夫よ。品質保証は三年だけど、無茶苦茶人気が出たら別だけど多分大丈夫よ。それに、ヴァージョンアップするときに脱いでもらうかもしれないわ」
最後の佳織の言葉に不安を感じる美菜であった。
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