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第二章・エリザベートと甲冑蟲
21.大広間
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そう言った門番に対しシャミーは彼女ではない私だと伝えた。すると門番は二度驚いていた。それってまさかとエリザベートは気づいた。自分とシャミーはよく似ているんだと。
シャミーの館に入ると中は閑散としていた。おそらくブルガルス公爵国の中枢施設のはずなのに意外であった。シャミーに連れられて来られたのは大広間だった。そこには王座のような椅子の前に大きなテーブルが置かれていた。そこが、この国の首脳が集まるところのようだった。既に何人かの閣僚らしき人が着席していた。しかもほとんどが女だった。
「第三王女シャミー殿下のお帰りです」
そう誰かがいうと全員は立ち上がって迎えていた、ちなみのエリザベートはテーブルの後方の椅子に座らされた。エリザベートは大広間を見回していた。そこの大広間はあまりにも装飾がない事に驚いていた。こういった大広間には歴代の公爵の肖像画でもありそうな雰囲気だったし、豪華な壁紙でもありそうだったのにもかかわらずである。
出迎えられたシャミーは王座に座った。なんと、この公爵国の元首格はシャミーだった!
「今日、私が異世界からの客人を迎えにいたが、残念な事に隣国に一人を譲らないといけなかった。もう少し早く行けたらよかったが、残念なことであったが仕方ない」
シャミーはそういったが、ここでも悠亮が問題外になっているのが気になった。
シャミーの館に入ると中は閑散としていた。おそらくブルガルス公爵国の中枢施設のはずなのに意外であった。シャミーに連れられて来られたのは大広間だった。そこには王座のような椅子の前に大きなテーブルが置かれていた。そこが、この国の首脳が集まるところのようだった。既に何人かの閣僚らしき人が着席していた。しかもほとんどが女だった。
「第三王女シャミー殿下のお帰りです」
そう誰かがいうと全員は立ち上がって迎えていた、ちなみのエリザベートはテーブルの後方の椅子に座らされた。エリザベートは大広間を見回していた。そこの大広間はあまりにも装飾がない事に驚いていた。こういった大広間には歴代の公爵の肖像画でもありそうな雰囲気だったし、豪華な壁紙でもありそうだったのにもかかわらずである。
出迎えられたシャミーは王座に座った。なんと、この公爵国の元首格はシャミーだった!
「今日、私が異世界からの客人を迎えにいたが、残念な事に隣国に一人を譲らないといけなかった。もう少し早く行けたらよかったが、残念なことであったが仕方ない」
シャミーはそういったが、ここでも悠亮が問題外になっているのが気になった。
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