8 / 10
承
8・恐れ!
しおりを挟む
一同は恐ろしかった。先ほどまでクラスメイトだった優香が赤と黒のゼンタイ姿にされたことに。彼女は右が黒で左が赤で、ふっくらとした胸が女の子だと主張していた。しかし顔や髪の毛といった個性は全て否定され、人間の形をした何かにしか見えなくなっていた。
「あ、熱い! 全身が熱い! それに食い込んでくるし張り付く!」
優香は床を転がりながら苦しんでいるように見えた。彼女に何が起きているというのだろうか? ざわついていた。すると智花先生は平然とこう言い放った。
「これはね、生みの苦しみよ! 生まれ変わる第一歩なんだがら、私も経験したけど気持ち良くなるわよ」
気持ちよくなる? 意味が分からないといえた。あんなに苦しんでいるのに! 優香は背中に腕を回した。背中にファスナーか何かがあって脱げるかもしれないと思っているようだった。しかし先ほどまでの開口部は閉じてしまっていた。丁度、赤と黒の境目にあったはずだけど・・・存在しなくなっていた。
「もう、あきらめなさい! 一度着用したらその洗脳スーツは再改造を受けるまで脱ぐこと出来ないわよ。まあね、洗脳と一緒に身体も改造されるから元の人間体に戻る事なんてありえないけどね」
智花先生はそういうと優香の身体を愛撫し始めた。すると、それまでの暴れぶりがうそみたいに、ご機嫌なネコが甘えるようなしぐさをしはじめた。そして甘美な声をだすようになった。どうやら触られると気持ち良いようだった。でも、そのしぐさは恐ろしいものだとわかった。洗脳されつつあるんだと。
「うーん、気持ちいい! もっとして先生」
優香の聞いたことがない甘い吐息のような声が響いた。それを聞いた男子生徒の顔はだらしなくなり、女子生徒の顔は引きつってしまい怖がっていた。
「いやー! やめてー! 」
「あんな姿にされるのなら死んだ方がマシ!」
その場にへたり込んでしまう女子生徒が何人もではじめたが、そんな彼女らの背後にいつのまにか、漆黒の影のような人型がいた。その人型は泣き叫ぶのもお構いなく次々と着ているものを脱がし始めた。
「協力しないと無理に着せてあげるわ。さあ、見本を見せたのだからさっさと着て頂戴ね」
智花先生の陽気な声色が一同に更なる恐れを生じさせていた。
「あ、熱い! 全身が熱い! それに食い込んでくるし張り付く!」
優香は床を転がりながら苦しんでいるように見えた。彼女に何が起きているというのだろうか? ざわついていた。すると智花先生は平然とこう言い放った。
「これはね、生みの苦しみよ! 生まれ変わる第一歩なんだがら、私も経験したけど気持ち良くなるわよ」
気持ちよくなる? 意味が分からないといえた。あんなに苦しんでいるのに! 優香は背中に腕を回した。背中にファスナーか何かがあって脱げるかもしれないと思っているようだった。しかし先ほどまでの開口部は閉じてしまっていた。丁度、赤と黒の境目にあったはずだけど・・・存在しなくなっていた。
「もう、あきらめなさい! 一度着用したらその洗脳スーツは再改造を受けるまで脱ぐこと出来ないわよ。まあね、洗脳と一緒に身体も改造されるから元の人間体に戻る事なんてありえないけどね」
智花先生はそういうと優香の身体を愛撫し始めた。すると、それまでの暴れぶりがうそみたいに、ご機嫌なネコが甘えるようなしぐさをしはじめた。そして甘美な声をだすようになった。どうやら触られると気持ち良いようだった。でも、そのしぐさは恐ろしいものだとわかった。洗脳されつつあるんだと。
「うーん、気持ちいい! もっとして先生」
優香の聞いたことがない甘い吐息のような声が響いた。それを聞いた男子生徒の顔はだらしなくなり、女子生徒の顔は引きつってしまい怖がっていた。
「いやー! やめてー! 」
「あんな姿にされるのなら死んだ方がマシ!」
その場にへたり込んでしまう女子生徒が何人もではじめたが、そんな彼女らの背後にいつのまにか、漆黒の影のような人型がいた。その人型は泣き叫ぶのもお構いなく次々と着ているものを脱がし始めた。
「協力しないと無理に着せてあげるわ。さあ、見本を見せたのだからさっさと着て頂戴ね」
智花先生の陽気な声色が一同に更なる恐れを生じさせていた。
0
あなたにおすすめの小説
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる