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(一)バイト先の朝
3.家庭用メイド対応ガイノイド、エリカG2024
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美咲がこれから着用するのは、「家庭用メイド対応ガイノイド、エリカG2024」であった。
このタイプは人間のような外装を持つものではなく、メタリックな機械的外装を持った機種だった。そのためロボットそのものの外観だった。
もっともそれは外観だけで、中は人間が着用できるようになったパワードスーツになっていた。もっともパワードスーツと言っても軍事用や土木用ではないので、せいぜい介護にしか使えない程度のパワーアップ機能しかなかった。
そのぶん、長期着用能力はアップしていており、そのまま必要な充電さえすれば連続一ヶ月着用可能になっていた。そうする事が出来るのもスーツと生体が一体化する機能があったためだ。
「マネージャー、早くIDをカードリーダーに入れてください、そうしないとエリカちゃんは動かないそうですよ」
美咲は美奈代をせかせていた。この日用意されたデモンストレーション用のパワードスーツ、いや機ぐるみと言ったほうが妥当かもしれないけど、なぜか管理職以上のIDがなければ起動できないようにプロテクトがかけられていた。
「おかしいなあ。たいていの機ぐるみなら現場の班長クラスのIDで起動できるのに・・・まあ本部に問い合わせるのも時間が無いし早くしましょう!」
美奈代は機ぐるみ着装担当社員の野間美玖に自分のIDを渡した。彼女は本社ショールームの機ぐるみ着装担当で、今日は美咲ともうひとりを機ぐるみの中に閉じ込めるために出張してきた。
「おじょう、いえ江藤マネージャー。とりあえずIDをスキャンしました。あとはそこの津田美咲さんに入ってもらうだけです。
現在、スーツが自動的にサイズ調整をしていますので今しばらくお待ちください」
そういっている間にも、スーツは美咲の身体を受け止めるために内部構造が動いていた。美咲はスレンダーな体型だったので、わりと長身でスマートなエリカへと変貌していた。
スーツが自動調節モードに入っている間、美咲のインナーショーツの確認を美玖がしていた。
「あなたってパワードスーツを着用するのって初めてなのよね? 気分はいかが」
「ええ、なんかドキドキしています。目の前にある機ぐるみに入ると思うと。あの中に入ったら気分悪くなったりしないかな?」
「それは大丈夫ですよ。そんなふうに楽しみにしているのなら。拒否反応があったら、そのインナーショーツが警告してますから。これから、あなたをエリカにして差し上げますわ」
そういうと美玖は美咲の手を取ってエリカの機ぐるみに連れて行った。
このタイプは人間のような外装を持つものではなく、メタリックな機械的外装を持った機種だった。そのためロボットそのものの外観だった。
もっともそれは外観だけで、中は人間が着用できるようになったパワードスーツになっていた。もっともパワードスーツと言っても軍事用や土木用ではないので、せいぜい介護にしか使えない程度のパワーアップ機能しかなかった。
そのぶん、長期着用能力はアップしていており、そのまま必要な充電さえすれば連続一ヶ月着用可能になっていた。そうする事が出来るのもスーツと生体が一体化する機能があったためだ。
「マネージャー、早くIDをカードリーダーに入れてください、そうしないとエリカちゃんは動かないそうですよ」
美咲は美奈代をせかせていた。この日用意されたデモンストレーション用のパワードスーツ、いや機ぐるみと言ったほうが妥当かもしれないけど、なぜか管理職以上のIDがなければ起動できないようにプロテクトがかけられていた。
「おかしいなあ。たいていの機ぐるみなら現場の班長クラスのIDで起動できるのに・・・まあ本部に問い合わせるのも時間が無いし早くしましょう!」
美奈代は機ぐるみ着装担当社員の野間美玖に自分のIDを渡した。彼女は本社ショールームの機ぐるみ着装担当で、今日は美咲ともうひとりを機ぐるみの中に閉じ込めるために出張してきた。
「おじょう、いえ江藤マネージャー。とりあえずIDをスキャンしました。あとはそこの津田美咲さんに入ってもらうだけです。
現在、スーツが自動的にサイズ調整をしていますので今しばらくお待ちください」
そういっている間にも、スーツは美咲の身体を受け止めるために内部構造が動いていた。美咲はスレンダーな体型だったので、わりと長身でスマートなエリカへと変貌していた。
スーツが自動調節モードに入っている間、美咲のインナーショーツの確認を美玖がしていた。
「あなたってパワードスーツを着用するのって初めてなのよね? 気分はいかが」
「ええ、なんかドキドキしています。目の前にある機ぐるみに入ると思うと。あの中に入ったら気分悪くなったりしないかな?」
「それは大丈夫ですよ。そんなふうに楽しみにしているのなら。拒否反応があったら、そのインナーショーツが警告してますから。これから、あなたをエリカにして差し上げますわ」
そういうと美玖は美咲の手を取ってエリカの機ぐるみに連れて行った。
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