バイト先で機ぐるみ姿になったばっかりに

ジャン・幸田

文字の大きさ
4 / 16
(一)バイト先の朝

4.スーツとの一体化

しおりを挟む
 美咲はガイノイドスーツにまたがるように乗った。馬乗りみたいな感じなので少し恥ずかしかった。まわりがみんな女性でよかったけど、大股に開いていたからだ。

 その美咲の股間部に美玖はスーツ内側にあるチューブを体内に入れ始めた。するとチューブは美咲の体内へと入り始めた。

 「うっ、なんですこれって?」

 「いま、あなたの尿管や直腸にチューブがはいりこんでいたす。これであなたはスーツと完全に一体化します。スーツを脱がなくても排泄行為が出来ますよ」

 「そうなのですか?」

 「はじめての人は驚くけど、これもガイノイドになりきってもらうためです。機械のふりをしないといけないですからしかたありませんよ。長い人になるとイベントの開催中、一週間も十日も着たままの方もいますよ」

 「そんなに?」

 「ええ、でも理論上は半年ぐらい着ていても大丈夫ですよ。そこの江藤マネージャーは三ヶ月連続着用試験に参加したことありましたよ」

 「そうだよ津田さん。あなたにはとりあえず三日間その姿でいてもらうけど、三日もすれば本物のエリカは届くはずだから、それまであなたはエリカだからそのつもりで」

 美奈代は話に割り込んできて、スーツの確認をしていた。

 「なんかこれ、普通のデモンストレーション用ではないみたいだね。なんかいろんな装置が全て本格仕様みたい。美玖さんなんかおかしくない?」

 「ええ、でも代わりのスーツはありませんよ。新製品なのであちらこちらの支店のショールームに配備されていますから。とりあえず津田さんが着終わったら聞いてみますね本部技術部に」

 「そうしてちょうだい、ところで津田さん体内プローブの気分どうかな」

 「なんか不思議な気分。なんかスーツと一体化したみたいで。それにしてもわたしヴァージンですよ。こんなものをイヤらしいところに差し込まれてしまって」

 「そうね、誰でも最初は戸惑うようね。でもこれからが本番よ。なんだってスーツ内側にある生命維持装置と人造筋肉に全身覆われていくのだからね。そう全身が締め上げられるような気持ちになるわよ」

 「そうなんですか?」

 「そう! でも気持ちいいから癖になるかもね。本当の事をいうとあなたじゃなくてわたしが着たいぐらいなのよそのスーツを! 最新型だしね。でも責任者がガイノイドだったら都合が悪いけど」

 そういったところで美玖の準備が終わったようで、スーツに美咲の身体を入れ込む準備が終わったようだ。

 「それじゃあ津田さん。あなたをスーツと一体化しますわ。最初は気色悪いかもしれませんけど、すぐに脱ぎたくないほど気持ちよくなりますから」

 そういうとスーツは生き物のように美咲の身体を覆い始めた。それはまるでヘビが獲物に巻きつくかのようだった。

 

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし

かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし 長屋シリーズ一作目。 第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。 十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。 頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。 一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。

入れ替わり夫婦

廣瀬純七
ファンタジー
モニターで送られてきた性別交換クリームで入れ替わった新婚夫婦の話

俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件

こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。 ・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。 ・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。 ・物静かで儚げな美術部員。 ・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。 ・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。 拓海の生活はどうなるのか!?

処理中です...