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第肆章:魔導士見習いとしてやることは?
109..ネコ耳娘とサル耳娘
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アサミの前に現れた少女は、わりと美少女でアサミの方が負けていた。しかし彼女の手は毛深く、しかも腰には長い尻尾がゆれていた。
「あなた誰ですか? いきなり負けないだなんて言われても」
「あんたアサミっていうんだろ。噂になっているんだよ、そこの男と同じように。一太刀でギルドの制式剣を粉々にしたんでしょ?」
「そうだけど、いきなり言われても困りますわ。名前ぐらい言ってもいいでしょ」
「あたいはルンファ。あんたと同じ魔導士に登録したばっかりよ。あたいも有名な魔導士になりたくって幼い時から訓練に訓練を積み重ねてきたというのに、あんたはどこか知らねえけど、ほかの世界から召喚されてすぐ有名になっているんだから、やってられないよ! まあ、スタートで差はついてもあたいが最後に有名になって歴史に名を遺すから、覚えておきんさいよ、絶対!」
ルンファと名乗る少女は、そういってアサミの手を強く握っていた。その行為は彼女の所属する部族では強い絆を誓うものだということだった。すなわち、強力なライバルになってやるのだということだった。
「ルンファさん。私に対して競争心をむき出しにされておられますけど、私はこの世界にやってきてまだ日が浅いし同じ年頃の友人もいないのですが。よかったら、あなたにいろいろ教えていただきたいのですが」
「教える? まあ、あたいに利益があるのならしてもいいけどさ。今のところあんまりなさそうだけど・・・まあ、考えておくわ!」
そういうと彼女は背負っていたリュックサックのようなものを下した。そこから出してきたのは洋弓のような武器だった。
「これは、私の部族の象徴である怒龍弓。これで樹海奥深くにある私の村を守ってきたのよ。まあ村の生活も悪くないけど、このまま誰かの求婚を受けて結婚するのも嫌だから、魔導士になるといって出てきたのよ。だから、ちょっとやちょっとの事で村には帰らないから、だからあんたには負けない!」
二人のケモノの耳を持つ娘を目の当たりにしたタクヤは少したじろいでしまっていた。そのとき二人の間に恐ろしい気迫のぶつかり合いを感じてしまったからだ。
一同を乗せた電車、路線の名称は市内横断三号線と面白味のないものであったが、美しい街並みを行っていたが、中では大勢の新人魔導士が乗車していた。
魔導士、といっても猿から進化した人間型のほか、毛むくじゃらの二足歩行をするケモノ型、なんかの甲冑のようなものを纏った昆虫型もいた。この世界では異世界から召喚されてきたものの子孫や、破局戦争以前のいびつな生命操作技術で誕生した部族など、多種多様の高等生命体が社会を作っていた。
「あなた誰ですか? いきなり負けないだなんて言われても」
「あんたアサミっていうんだろ。噂になっているんだよ、そこの男と同じように。一太刀でギルドの制式剣を粉々にしたんでしょ?」
「そうだけど、いきなり言われても困りますわ。名前ぐらい言ってもいいでしょ」
「あたいはルンファ。あんたと同じ魔導士に登録したばっかりよ。あたいも有名な魔導士になりたくって幼い時から訓練に訓練を積み重ねてきたというのに、あんたはどこか知らねえけど、ほかの世界から召喚されてすぐ有名になっているんだから、やってられないよ! まあ、スタートで差はついてもあたいが最後に有名になって歴史に名を遺すから、覚えておきんさいよ、絶対!」
ルンファと名乗る少女は、そういってアサミの手を強く握っていた。その行為は彼女の所属する部族では強い絆を誓うものだということだった。すなわち、強力なライバルになってやるのだということだった。
「ルンファさん。私に対して競争心をむき出しにされておられますけど、私はこの世界にやってきてまだ日が浅いし同じ年頃の友人もいないのですが。よかったら、あなたにいろいろ教えていただきたいのですが」
「教える? まあ、あたいに利益があるのならしてもいいけどさ。今のところあんまりなさそうだけど・・・まあ、考えておくわ!」
そういうと彼女は背負っていたリュックサックのようなものを下した。そこから出してきたのは洋弓のような武器だった。
「これは、私の部族の象徴である怒龍弓。これで樹海奥深くにある私の村を守ってきたのよ。まあ村の生活も悪くないけど、このまま誰かの求婚を受けて結婚するのも嫌だから、魔導士になるといって出てきたのよ。だから、ちょっとやちょっとの事で村には帰らないから、だからあんたには負けない!」
二人のケモノの耳を持つ娘を目の当たりにしたタクヤは少したじろいでしまっていた。そのとき二人の間に恐ろしい気迫のぶつかり合いを感じてしまったからだ。
一同を乗せた電車、路線の名称は市内横断三号線と面白味のないものであったが、美しい街並みを行っていたが、中では大勢の新人魔導士が乗車していた。
魔導士、といっても猿から進化した人間型のほか、毛むくじゃらの二足歩行をするケモノ型、なんかの甲冑のようなものを纏った昆虫型もいた。この世界では異世界から召喚されてきたものの子孫や、破局戦争以前のいびつな生命操作技術で誕生した部族など、多種多様の高等生命体が社会を作っていた。
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